Shizubiシネマアワー vol. 26
【中止】 チェコのアニメーション
「Shizubiシネマアワー」は美術館ならではのセレクトで、さまざまな映画を上映するシリーズです。
第26回は、日・チェコ交流100周年「ミュシャと日本、日本とオルリク めぐるジャポニスム」展にあわせ、チェコのアニメーションを2日間にわたりオムニバス上映します。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、本イベントを中止することに決定いたしました。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
なお、今後の状況により、開館・イベントの実施状況は急遽変更となる可能性がございます。ご来館の前に、静岡市美術館ホームページにて、最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。
[日 時]
2020年5月2日(土)、5月3日(日)
いずれも14:00~(開場 13:30)
[会 場]
静岡市美術館 多目的室
※簡易の映像設備での上映になります。
[参 加 料]
参加料:各回500円(チケット制)
※4月11日(土)より静岡市美術館受付にて整理券を配布します(定員になり次第、配布終了)
※参加料はイベント当日にお支払いください(当日、整理券をご持参ください)
※整理券の番号は入場の順番ではありません
(2020年3月26日更新)
[定 員]
70名
[配 給]
アットアームズ
[企画協力]
㈱サールナートホール
■5月2日(土)14:00~(開場13:30)
「極上の人形アニメの世界」
『りんごのお姫様』© Krátký Film Praha, a.s.
芸術品と称される詩的でファンタジックな人形アニメのベストプログラム!
チェコのアニメーションは、第二次世界大戦後にアニメーションスタジオが国営化され発展しました。子ども向けのアニメーションは、共産主義政権へと向かう状況下でも表現の規制から距離を取ることができた分野で、人形アニメを築きあげたイジー・トルンカをはじめ、優れた作家たちがその制作に情熱を注ぎました。トルンカの元で働き、チェコアニメの世界的な評価を高めたブジェチスラフ・ポヤル(1923-2012)の、詩的でファンタジー溢れる作品計4本を上映します。ユネスコ無形文化遺産にも登録されている人形劇は、ドイツ語が公用化されていた歴史においてもチェコ語での表現を続けてきたチェコの人々にとって大切な存在です。この人形劇の伝統とアニメーションが結びついた人形アニメは、チェコの表現の歴史を知る上でも欠かせないでしょう。
<上映作品> (計61分)
『真夜中の大冒険』(監督 ブジェチスラフ・ポヤル/美術 イジー・トルンカ/1960年/13分)
『小さな道化師ファンファロン』(監督 ブジェチスラフ・ポヤル/美術 K・クレイチー/1968年/16分)
『リトルアンブレラ』(監督 ブジェチスラフ・ポヤル/美術/イジー・トルンカ/1957年/18分)
『りんごのお姫様』( 監督 ブジェチスラフ・ポヤル/美術 ミロスラフ・シュチェパーネク/1973年/14分)
■5月3日(日)14:00~(開場13:30)
「かわいいチェコアニメの世界」
『アマールカ~冬を迎えた日~』© Krátký Film Praha, a.s. © V.Bedrich, B.Siska, Licence by Czech TV
チェコアニメを代表するかわいい作品ばかり集めたプログラム!
カンヌ国際映画祭などで国際的に注目されたチェコのアニメーションは、60年代から80年代にかけて黄金期を迎え、イラストレーターや絵本作家など、多彩な才能が制作に関わるようになります。1965年には、「ヴェチェルニーチェク(おやすみアニメ)」というテレビ番組が始まりました。現在も続く番組で大人気となったヴァーツラフ・ベドジフの「アマールカ」や、「もぐらのクルテク」を手がけたズデニェック・ミレルの作品など、計8本上映します。
<上映作品> (計74分)
『ちびとらちゃん』(美術 ヨゼフ・パレチェク/1976年/12分)
『けしのみ太郎~ハチミツとりの名人はだれ?~』(美術 ヨゼフ・パレチェク/1982年/7分)
『けしのみ太郎~キノコとりの名人はだれ?~』(美術 ヨゼフ・パレチェク/1982年/7分)
『ネコの学校』(監督 ブジェチスラフ・ポヤル/美術 ミロスラフ・シュチェパーネク/1961年/15分)
『知りたがりワンちゃんと水』(監督・美術 ズデニェック・ミレル/1960年/9分)
『アオネコとともだち』(監督・美術 ズデニェック・ミレル/1959年/14分)
『コオロギくんとバイオリン』(監督・美術 ズデニェック・ミレル/1978年/5分)
『アマールカ~冬を迎えた日~』(監督・美術 ヴァーツラフ・ベドジフ/1973年/7分)