• 2024年12月26日 【ワークショップレポート】しずびチビッこプログラム(キース・へリング展)

    12/21(土)にしずびチビッこプログラム(キース・へリング展)を開催しました。
    しずびチビッこプログラムは小さな子ども達のためのアート体験プログラム。
    お子さまがプログラムを体験中、保護者の方には展覧会(今回は「キース・へリング展」)をご覧いただきます。

    今回は2歳から6歳の子どもたちが、キース・へリングが用いた技法や表現を参考に、シルクスクリーンでエコバックをつくりました。

    はじめに展覧会出品作品をモニターで鑑賞したら、制作スタート!
    キース・へリングの表現を参考に、静岡市美術館のロゴマークと、動きを表すアクションラインを配置します。


    黒と蛍光色のインクを使って刷っていきます。


    鮮やかな色と動きが楽しいエコバッグが完成しました!

    おむかえにきた保護者の方と


    「キース・へリング展」には小さなお子さまから大人の方まで、幅広い世代の方にご来場いただいています。

    キース・へリングは「アートはみんなのために」という信念のもと、1980年代のニューヨークを中心に地下鉄駅構内やストリートなど日常にアートを拡散させ、混沌とする社会に対し強くメッセージを発信し続けました。
    ヘリングが駆け抜けた31年の生涯のうち創作活動期間はわずか10年ほどですが、残された作品に込められたメッセージは今なお多くの人々の共感を呼んでいます。
    ぜひこの機会に、へリングのアートをご体感ください。


     

    また、「しずびチビッこプログラム」は今後も各展覧会にあわせ開催予定です。
    そのほか、今後のイベントの最新情報は当館HP内「これからのイベント」をご覧ください。

    (m.o)

  • 2024年12月18日 【ワークショップレポート】銅版画でクリスマスカードをつくろう

    12/1(日)、12/8(日)に、プレゼントワークショップ vol.42「銅版画でクリスマスカードをつくろう」(子ども編・大人編)を開催しました。

    今回はクリスマスにあわせ、銅版画家の武田あずみさんを講師に招き、エッチング*の技法を用いてクリスマスカードを制作しました。

    *銅板等を酸で腐蝕する凹版技法の一種。表面に耐酸性の防蝕膜をつくり、その上からニードル等で膜を除きながら線を描く。腐蝕液にひたすと、膜がついていない部分が腐蝕されて凹版ができる仕組み。今回は油性ペンで描いた部分を防蝕膜とし、表面に凹みをつけるディープエッチングも行いました。

    まずは下絵を描き、銅板に転写します。


    雪だるま、トナカイ、サンタクロース、クリスマスツリーなど
    クリスマスを思わせるモチーフを描いたら、模様をつけて装飾します。


    紙に刷った時ににどんな画面になるかを考えながら、描いていきます。


    今回は油性ペンで描いた部分を防蝕膜とし、
    油性ペンで塗りつぶした上からニードルで線を描くエッチングの技法と、
    油性ペンで描いた部分の周辺にインクがたまり濃淡が出るディープエッチングの技法を体験しました。


    版が完成したら、腐蝕液につけて腐蝕スタート。


    15分間待ったら、腐蝕液を洗い流します。使用するのはなんと醤油!銅板に残った腐蝕液を中和する効果があります。


    油性ペンをアルコールで拭き取り、版が完成しました。


    版の上にインクを伸ばし、余分なインクは新聞紙で拭き取ります。


    いよいよプレス機での刷り作業です。


    ドキドキ…


    きれいに刷れました!

    「こんな風になるんだ!」
    「思っていたよりも、良い感じ!」と、作品が刷り上がるたび歓声が上がります。


    インクの色を変え複数枚制作しました。

    版と作品を額に入れたら、完成!


    静岡市美術館では年間を通して様々なワークショップを開催しています。

    今後のイベントの最新情報は当館HP内「これからのイベント」をご覧ください。

     

    (m.o)

  • 2024年11月09日 【ワークショップレポート】しずびチビッこプログラム(「写真をめぐる100年のものがたり」展)

    11/4(月・祝)にしずびチビッこプログラム(「写真をめぐる100年のものがたり」展)を開催しました。
    しずびチビッこプログラムは小さな子ども達のためのアート体験プログラム。
    お子さまがプログラムを体験中、保護者の方には展覧会(今回は「写真をめぐる100年のものがたり」展)をご覧いただきます。

    今回は2歳から6歳の子どもたちが、箱形のカメラづくりに挑戦。
    感光紙を用い、撮影、現像までを行いました。


    まずは厚紙で箱形カメラを組み立てます。


    隙間から光が漏れていないかチェック!


    完成したカメラをワークショップ室の窓際に並べ、内側の箱を前後させてピントを合わせます。


    カメラをのぞくと、像がさかさまに写っています。


    位置が決まったら、感光紙を貼って撮影スタート。

    撮影を待つ間は、展覧会出品作品をスライドで鑑賞したり
    写真にまつわる絵本を読んで過ごしました。


    ちょうどいい感光時間はお天気によって大きく変わります。
    この日の午前中は快晴!
    あっというまに感光していくので、時間がきたらスタッフが急いでカメラを回収。
    (スタッフが頑張る場面は子どもたちが「がんばれー!」と応援してくれました)


    暗室で感光紙に現像液を塗ると…像が現れました!


    ラミネートしたら、完成!

    お迎えにきた保護者の方と

     


    静岡市美術館では年間を通して様々なワークショップを開催しています。
    「しずびチビッこプログラム」は今後も各展覧会にあわせ開催予定です。
    そのほか、今後のイベントの最新情報は当館HP内「これからのイベント」をご覧ください。

    (m.o)

  • 2024年09月08日 【ワークショップレポート】しずびチビッこプログラム(「西洋絵画の400年」展)

    8/31(土)にしずびチビッこプログラム(「西洋絵画の400年」展)を開催しました。
    しずびチビッこプログラムは小さな子ども達のためのアート体験プログラム。
    お子さまがプログラムを体験中、保護者の方には展覧会(今回は「西洋絵画の400年」展)をご覧いただきます。

    今回は2歳から6歳の子どもたちが、展覧会の出品作品を立体的に表した紙のジオラマ「立版古(たてばんこ)」づくりに挑戦しました。

    はじめに出品作品をモニターで鑑賞。


    今回立版古にする作品《サン゠ベルナール峠を越えるボナパルト》を鑑賞すると
    「海賊かな?」
    「さあいくぞ!って言ってるみたい」
    「きっとお宝をさがしにいくんじゃない?」
    …などなど、勇ましく描かれたナポレオンの姿に、子どもたちの想像もふくらみます。

     


    作品をよーく見たら、立版古づくりスタート!

    作品を前景・中景・後景にわけて、はさみで切って組み立てていきます。


    難しい部分は、スタッフといっしょに進めます。


    完成!


     

    静岡市美術館では年間を通して様々なワークショップを開催しています。
    「しずびチビッこプログラム」は今後も各展覧会にあわせ開催予定です。
    そのほか、今後のイベントの最新情報は当館HP内「これからのイベント」をご覧ください。

     

    (m.o)

     

  • 2024年04月30日 【ワークショップレポート】しずびチビッこプログラム(「細見美術館の名品」展)

    4/28(土)にしずびチビッこプログラム(「細見美術館の名品」展)を開催しました。
    しずびチビッこプログラムは小さな子ども達のためのアート体験プログラム。
    お子さまがプログラムを体験中、保護者の方には展覧会(今回は「細見美術館の名品」展)をご覧いただきます。

    今回は2歳から5歳の子どもたちが、出品作品を参考に螺鈿*(らでん)や蒔絵*(まきえ)の技法に挑戦しました。

    *螺鈿(らでん)…夜光貝や鮑貝などの貝殻の真珠層を切り抜き貼りつける技法。
    *蒔絵(まきえ)…漆で模様を描き、その漆が乾かないうちに金粉、銀粉などを蒔き付ける技法。

    はじめに出品作品をモニターで鑑賞。


    虫や鳥の絵に興味津々です👀

     


    まずは金色の筆で練習してから、本番用のお皿に松や梅などを描いていきます。


    今回は真鍮製の粉を使用し、蒔絵の表現に挑戦しました。


    好きな場所に貝殻を貼り付け装飾したら、完成!


    琳派の絵師たちもびっくり!?な華やかな作品ができあがりました✨

     

    静岡市美術館では年間を通して様々なワークショップを開催しています。
    「しずびチビッこプログラム」は今年度も各展覧会にあわせ開催を予定してします。
    そのほか、今後のイベントの最新情報は当館HP内「これからのイベント」をご覧ください。

     

    (m.o)

     

  • 2023年08月16日 【ワークショップレポート】しずびチビッこプログラム(「さくらももこ展」)

    8/5(土)にしずびチビッこプログラム(「さくらももこ展」)を開催しました。
    しずびチビッこプログラムは小さな子ども達のためのアート体験プログラム。
    お子さまがプログラムを体験中、保護者の方には展覧会(今回は「さくらももこ展」)をご覧いただきます。

    午前の部と午後の部、計18名の子どもたちが参加してくれました。今回はスクリーントーン(漫画の背景などに使われる、模様が描かれた素材)を貼って作品を制作しました。

    4つのコマに絵を描いたら、背景に自分で選んだスクリーントーンを貼ります。

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  • 2023年05月19日 【ワークショップレポート】「親子でつくる七宝焼の贈り物」

    5/13(土)にプレゼントワークショップ vol.39「親子でつくる七宝焼の贈り物」を開催しました。

    家族や大切な人への想いをかたちにしたり、日々の暮らしを彩る作品を制作する「プレゼントワークショップ」シリーズの第39弾。
    今回は七宝焼*でブローチを制作しました。
    *七宝焼(しっぽうやき)とは、金属の表面に色とりどりのガラス質の釉薬をのせて焼き付けたもの。仏教の経典にある七種類の宝をちりばめたような美しさである、という意味で「七宝」の名がついたという。

    完成見本


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  • 2023年02月24日 【ワークショップレポート】ひな祭りの準備をしよう!

    2/18(土)に「暦とあそぶワークショップvol.24 ひな祭りの準備をしよう!」を開催しました。

    祭事や年中行事をとおして季節を感じ、それをかたちにする、暦とあそぶワークショップシリーズの第24弾。
    今回はひな人形の最初の形である立雛(たちびな)の例を参考にオリジナル” 立雛” をつくりました。

    はじめにひな祭りの歴史、様々な立雛の例をスライドで鑑賞し、それを参考に着物、襟、袴、顔などのパーツを制作しました。

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  • 2023年01月25日 【ワークショップレポート】節分の準備をしよう!

    1/21(土)に「暦とあそぶワークショップ vol.23 節分の準備をしよう!」を開催しました。

    祭事や年中行事をとおして季節を感じ、それをかたちにする、暦とあそぶワークショップシリーズの第23弾。
    今回は節分の由来を学びながら、江戸時代より静岡市に伝わる鬼福(おにふく)を参考に、オリジナル鬼福*を制作しました。
    *鬼福…賎機焼の特徴的な造形のひとつで、外側は鬼の形をし、内側にお多福が描かれた器のこと。
    ※材料は賎機焼で使用する粘土とは異なります。

    まずはさまざまな鬼の絵を見くらべ鬼の特徴について考えたあと、2色のオーブン陶土をのばしておわん型にし、それぞれのイメージで鬼の顔を形作りました。

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  • 2022年12月14日 【ワークショップレポート】クリスマスの小さな妖精“トムテ”をつくろう!

    プレゼントワークショップ vol.38「クリスマスの小さな妖精“トムテ”をつくろう!」
    12/10(土)に子ども編、12/11(日)に大人編を開催しました。

    記念日にあわせて、家族や大切な人へのプレゼントをつくる「プレゼントワークショップ」。
    今回はクリスマスに向け、北欧に伝わる小さな妖精トムテを制作しました。

    参加者はトムテの登場する絵本を鑑賞した後、好きな色の羊毛を選んでフェルト化させ、トムテのトレードマークであるとんがり帽子などを形作りました。


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