静岡市美術館について

静岡市美術館、2010年5月1日開館

静岡市美術館は、JR静岡駅北口の「葵タワー」3階に、2010年に開館しました。「人・地域が躍動する芸術文化の創造・発信」を基本理念としています。展覧会事業と交流事業を柱に“街の中の広場”のような美術館を目指しています。

基本方針
  • しずおかの歴史や風土、伝統的文化を継承しながら、新しい「しずおか文化」を創造し、発信します。
  • 美術を主軸にデザインや工芸等、幅広いジャンルの展覧会をバランスよく実施します。
  • 広く市民に向けて多様な事業を展開し、まちにひらかれた「芸術文化の交流拠点」を目指します。
  • 子どもからお年寄りまで、みんなが集う“いきいきとした美術館”を目指します。

活動の柱は、年間を通じた企画展事業です。展示室は広さ約1,100m²、天井高4.1〜4.5mと十分な広さをもち、国宝や重要文化財等、国指定文化財も展示できるよう設計されています。美術を主軸にデザインや工芸等、幅広いジャンルの展覧会をバランスよく実施します。
また、エントランスホールや多目的室、ワークショップ室を「交流ゾーン」と位置づけ、同時代のアートシーンの紹介や、コンサート、講演会、ワークショップ等、様々な交流ゾーン事業を実施します。初めて美術館に訪れる方から熱心な美術ファンまで、また美術館の将来を担う子ども達からお年寄りまで、誰もが気軽に立ち寄れる“ちょっと面白い、街の中の広場”としての都市型美術館をめざします。開館時間は午前10時から午後7時までです。仕事帰りや買い物ついでにもご覧頂けます。


東海道五十三次ひとめ図

2012年1月、東海道を“ひとめ”で見渡せる漆工芸作品がエントランスホールに誕生しました。静岡の伝統工芸を今に伝える、蒔絵師、塗師、指物師の皆さんによる2×3mの大きな作品です。

東海道五十三次ひとめ図
東海道五十三次ひとめ図
《東海道五十三次ひとめ図》
200.0×320.0㎝ 漆工芸 2012年
図案:柿木原政広(アートディレクター)
制作:静岡漆器工業協同組合・静岡県蒔絵工業協同組合・(有)鈴木クラフト工業

東海道五十三次ひとめ図
2020年、静岡市美術館は開館10周年をむかえました

開館10周年を記念し、映画監督の岩井俊二氏監修・尾野慎太郎氏監督による「しずびショートムービー」を公開しました。また、岩井氏率いるアコースティックユニットikire(イキレ)による開館10周年記念ソング「aoi」(あおい)は、ショートムービーに先がけ制作され、映像内でも使用されています。
美術に限らず、様々な表現を紹介しながら、“ちょっと面白い街のなかの広場” を目指して歩んできた当館の想いが、この記念ソングやショートムービーとともに広がっていくことを願っています。

10周年記念特設サイトはこちら


■静岡市美術館開館10周年記念「しずびショートムービー」

■静岡市美術館開館10周年記念ソング ikire「aoi」