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Shizubiシネマアワー vol. 35 『映画はアリスから始まった』

「Shizubiシネマアワー」は美術館ならではのセレクトで、さまざまな映画を上映するシリーズです。第35回は映画草創期に先駆的な活動をしたフランス出身の女性監督アリス・ギイ(1873-1968)についてのドキュメンタリーを上映します。
※「シズオカ×カンヌウィーク2025」連動企画

 

[日  時]
2025年5月6日(火・祝)
14:00~(開場13:30)

[会  場]
静岡市美術館 多目的室
※簡易の映像設備での上映になります。

[参 加 料]
500円(チケット制)
※4月4日(金)10:30より静岡市美術館受付にて販売(1人2枚まで。定員になり次第販売終了)
※チケットの番号は入場の順番ではありません

[定  員]
60名

[企画協力]
㈱サールナートホール

 

『映画はアリスから始まった』
(パメラ・B・グリーン監督/2018年/アメリカ/103分)

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リュミエール兄弟がシネマトグラフを発明した<映画誕生の年>、1895年。その時、すでにアリス・ギイは映画の“物語る力”に可能性を見出していた—!
「記録するだけの映像は退屈。映画で物語をつくったらどうかしら―」

クローズアップ、特殊効果、カラー、音の同期…現在の標準的な映画製作技法を次々と生み出し、世界初の物語絵画『キャベツ畑の妖精』(1896年または1900年)や、超大作『キリストの生涯』(1906年)など、1,000本以上を監督した映画監督・製作・脚本家、アリス・ギイ。リュミエール兄弟やジョルジュ・メリエスと並ぶ映画のパイオニアであり、ハリウッドの映画製作システムの原型をつくった世界初の物語映画監督は、なぜ映画史から忘れ去られていたのか?ベン・キングズレーや、アニエス・ヴァルダ、マーティン・スコセッシら映画界の錚々たる人々や、アリス自身と彼女の親族らへの膨大なインタビューと緻密なリサーチ、実際のアリス作品からの映像カットなどにより、アリス・ギイの功績とその生涯をめぐる謎が今、明らかになる。