これからのイベント

資料展示「萠木会と静岡の染色家」

萠木会は、芹沢銈介門下の染色家の団体です。戦後まもなく、材料の入手や、個人では難しい販売の交渉などを共同で行う相互扶助的な団体として出発し、1946年に東京・日本橋の三越で第1回展を開催しました。研究会としての側面もあり、芹沢の指導のもと、創作と商業性の両立をめざし、会員それぞれの個性に従って創作に励んだといいます。1957年には東京都に染色共同組合として登録し、都内にショールーム兼事務所を構えました。芹沢の後を受け、組合の二代目理事長には柚木沙弥郎が就任、1980年代には静岡市在住の染色家、大橋豊久が理事長に就任し、1998年12月に解散しました。

萠木会の活動の拠点は東京でしたが、会員には地方在住者も含まれ、静岡市の増田邦太郎、秋山浩薫や大橋豊久、大橋隼雄、大橋秀雄の三兄弟、浜松市の山内武志ら静岡県内の染色家たちが活躍しました。本小企画では「柚木沙弥郎 永遠のいま」開催にちなみ、資料で萠木会の歩みをたどります。

 

[会  期]
2025年9月9日(火)-11月3日(月・祝)
※月曜休館(祝日の場合は開館し翌平日休館)
※9/20(土)、10/7(火)、10/24(金)、10/25(土)、10/26(日)、11/1(土)ほか、他イベント実施時は閉室します

[会  場]
静岡市美術館 多目的室

[観覧料]
無料

[主 催]
静岡市美術館 指定管理者(公財)静岡市文化振興財団

 

■トークイベント「山内武志さんに聞く、萠木会の頃」
日時:2025年10月26日(日)14:00~15:30
会場:多目的室
参加料:無料
申込締切:10月9日(木)、定員40人、応募多数の場合は抽選
【9月上旬にホームページに情報掲載します】