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Shizubi Project1
人と煙と消えるかたち 袴田京太朗


 
静岡市美術館は、JR静岡駅から徒歩3分という立地を活かし、father.jpg
誰もが気軽に立ち寄れる"街のなかの広場"のような美術館を目指しています。
天井の高いエントランスホールは、ミュージアムショップ&カフェもあり、待ち合わせ場所としても親しまれています。  
Shizubi Projectでは、多くの人が行きかうこの開放的な空間を活かして、現代の多様な美術の姿を紹介します。

第一回は、「人と煙と消えるかたち」をテーマに、静岡県出身の彫刻家・袴田京太朗(1963−)を取り上げます。
袴田は、1980年代後半から東京を拠点に活動を始め、一貫して"彫刻とは何か"を問い続けてきました。
ベニヤ板や金属板、FRP(繊維強化プラスチック)、電気コードから家具に至るまで、毎回、およそ彫刻らしからぬ素材を使って制作された作品は、時に鋭く、時に軽やかに、私たちが抱く彫刻のイメージを揺さぶり、様々な"問い"を見る者に残してきました。
そして近年は、色とりどりのアクリル板を積み重ねカタチを生み出すシリーズを展開し、注目を集めています。
今回は、近年のアクリル板積層による作品の端緒となった、作家自身の家族をモチーフにした作品「Families」(2007)を中心に、今回のために制作された新作を加え展示します。また、樹脂や石膏による作品など、以前の作品もあわせて展示し、一見全く違って見える作品に通底する、作家の世界に迫ります。
白を基調とした、外光の入る明るいエントランスホールの空間に、カラフルな彩りと不思議な浮遊感を湛えたカタチの世界が広がります。
 
掲載画像 「Three Fathers」  2007  アクリル板 佐久市立美術館蔵
 
 

 
★入場無料

会 期:2011年7月12日(火)~10月23日(日) 10:00~19:00

休館日:毎週月曜日 ただし祝日の場合は開館、翌平日休館、9月2日(金)は臨時休館

会 場:静岡市美術館 エントランスホール

主 催:静岡市美術館 指定管理者(財)静岡市文化振興財団

協 賛:shiseido_logo.gif

協 力:住友化学株式会社、住化アクリル販売株式会社