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Shizubiシネマアワー vol. 31 『種子(たね)を守る人々』

『種子(たね)を守る人々』

「Shizubiシネマアワー」は美術館ならではのセレクトで、さまざまな映画を上映するシリーズです。
第31回は「英国キュー王立植物園 おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり」展にあわせ、植物の種子を守り続けてきた人々を追ったドキュメンタリー作品を2本上映します。
※「シズオカ×カンヌウィーク2023」連動企画
※今後の状況により、開館・イベントの実施状況は急遽変更となる可能性がございます。ご来館の前に、静岡市美術館ホームページにて、最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

 

[日  時]
2023年5月3日(水・祝)、5月4日(木・祝)
いずれも14:00~(開場13:30)

[会  場]
静岡市美術館 多目的室
※簡易の映像設備での上映になります。

[参 加 料]
各回500円(チケット制)
※4月4日(火)10:30より静岡市美術館受付にて販売(各回1人2枚まで。定員になり次第販売終了)
※整理券の番号は入場の順番ではありません

[定  員]
各回60名

[企画協力]
㈱サールナートホール

 

5月3日(水・祝)14:00~(開場13:30)
『シード~生命の糧~』
(タガート・シーゲル、ジョン・ベッツ監督/2016年/アメリカ/94分)

©Collective Eye Films


種は人類の命そのもの。種子の多様性を守るために私たちのすべき選択とは?
私たちの命そのものとも言うべき種は、世界中の人々によって大切に受け継がれてきた。しかし古くからの農業の伝統が途絶え、20世紀中に消滅した野菜の種子は94%とも言われている。そのような中、世界中の種の守り人・シードキーパーたちが挑戦を続けている。「種子は私たちの子孫」とトウモロコシの種を守り続けているアメリカの先住民たち。北極圏にあるスヴァールバル諸島で人類の終末に備えて最大300万種の貯蔵が可能なシードバンクで保存活動にあたる人々。世界中を駆け巡り種子を収集する植物探究者や活動家たちを追いながら、種子の多様性を守る方法を探っていく。

 

5月4日(木・祝)14:00~(開場13:30)
『よみがえりのレシピ
(渡辺智史監督/2011年/日本/95分)

在来作物と種を守り継ぐ人々の物語。名店「アル・ケッチャーノ」の奥田政行シェフも登場!
地域の豊かな風土や歴史を今に伝える在来作物は、大量生産、大量消費に適さず、いつしか忘れ去られ失われつつある。山形県内各地に伝わる在来作物の種を受け継ぎ守り続けてきた生産者や、独自の料理法で在来作物に光を当てた有名イタリアン「アル・ケッチャーノ」の奥田政行シェフ、「山形在来作物研究会」を立ち上げた山形大学農学部・江頭宏昌准教授らの姿を通して、食と農業の豊かな関係を見つめていく。