イベントアーカイブ
Shizubi シネマアワー vol.21
「新しい表現を求めて-ターナーとセザンヌ」
「Shizubiシネマアワー」は美術館ならではのセレクトで、さまざまな映画を上映するシリーズです。
第21回目は、開催中の展覧会「ターナーからモネへ」にあわせて、西洋絵画に革新をもたらしたと言われる2人の巨匠、ターナーとセザンヌをテーマとした作品を上映します。
[日 時]
2018年1月6日(土)、1月7日(日)
いずれも14:00~(開場 13:30)
[会 場]
静岡市美術館 多目的室
※簡易の映像設備での上映になります。
[参 加 料]
参加料:各回500円(チケット制)
※12月1日(金)より静岡市美術館受付にて販売(定員になり次第販売終了)
[定 員]
70名
[企画協力]
㈱サールナートホール
■1月6日(土)14:00~
『ターナー、光に愛を求めて』
(マイク・リー監督/2014年/イギリス・フランス・ドイツ/150分/PG12)
© Channel Four Television Corporation, The British Film Institute, Diaphana, France3 Cinéma, Untitled 13 Commissioning Ltd 2014.
英国・ロマン主義の巨匠J・M・Wターナーの素顔とその創作の秘密に迫る
《解体のため錨泊地に向かう戦艦テメレール号》《雨、蒸気、スピード-グレート・ウェスタン鉄道》など数々の傑作を残したJ・M・Wターナー。 19世紀イギリス、27歳でロイヤル・アカデミーの正会員になるなど、若い頃から画家として成功していたターナーは、新たなインスピレーションを求めていつも旅をしていた。 そんな彼を助手として支えていた父が病で亡くなると、悲しみから逃れるように訪れた港町で、生き方を変える"ある再会"を果たす。 やがて並外れた才能は時代の先を行くようになり、その評価は真っ二つに分かれていくが──。
■1月7日(日)14:00~
『セザンヌと過ごした時間』
(ダニエル・トンプソン監督/2016年/フランス/114分)
© 2016 - G FILMS -PATHE - ORANGE STUDIO - FRANCE 2 CINEMA - UMEDIA - ALTER FILMS
画家セザンヌと小説家ゾラ、名画に隠された深い友情の物語
ピカソに「我々の父」、マティスに「絵の神様」と敬愛された画家ポール・セザンヌ。リンゴを描いた静物画や、《サン・ヴィクトワール山》など彼の生まれ故郷である南仏を描いた風景画は、多くの人に愛され、その作品は今も世界中の美術館に展示されている。 だが、若き日のセザンヌは、現在のような高い評価を得られてはいなかった。 そんな彼を支え、励ましていたのが、少年時代から互いを高め合い、良きライバルでもあった、『居酒屋』『ナナ』で知られる小説家エミール・ゾラ。 しかしある日、画家を主人公にしたゾラの新作小説が、2人の友情にひびを入れる――。 名作に隠された40年近くにわたる2人の激しくも美しい友情の物語。