イベントアーカイブ
Shizubiシネマアワー vol.23
「グラフィティ」
「Shizubiシネマアワー」は美術館ならではのセレクトで、さまざまな映画を上映するシリーズです。
第23回は、「起点としての80年代」にあわせ、80年代のニューヨークから世界中に広がったグラフィティ文化に焦点を当てます。
[日 時]
2019年3月2日(土)、3月3日(日)
いずれも14:00~(開場 13:30)
[会 場]
静岡市美術館 多目的室
※簡易の映像設備での上映になります。
[参 加 料]
参加料:各回500円(チケット制)
※2月1日(金)より静岡市美術館受付にて販売(定員になり次第販売終了)
[定 員]
70名
[企画協力]
㈱サールナートホール
■3月2日(土)14:00~(開場13:30)
『ワイルド・スタイル』
(チャーリー・エーハン監督/1982年/アメリカ/82分)
©New York Beat Films LLC
DJ/ラップ/ブレイクダンス/グラフィティ
ヒップホップが生まれた瞬間を鮮明に伝える1983年公開の伝説の映画!
1982年、ニューヨーク、サウス・ブロンクス。グラフィティライターのレイモンド(リー・ジョージ・キュノネス)は、深夜に地下鉄のガレージへ忍び込み、スプレーでグラフィティを描いていた。レイモンドのグラフィティはその奇抜なデザインで評判を呼んだが、違法行為のため正体を明かせずにいた。もちろん、恋人のローズ(サンドラ・ピンク・ファーブラ)にも秘密だ。ある日、彼は先輩のフェイド(ファブ・ファイブ・フレディ)から新聞記者ヴァージニアを紹介される。これまでに何人ものアーティストを表舞台に送り出してきたバージニアから仕事の依頼が舞い込むが、仕事として描くことと自由に描くことの選択に思い悩む...。 1983年に公開され、ヒップホップ・カルチャーを全世界に広めるきっかけとなった金字塔的作品。物語はフィクションながら、主演のリー・キュノネスをはじめ、実際のグラフィティライターやダンサー、DJ、ラッパーなどのアーティストが多数出演し、当時のニューヨークの空気が感じられる。
■3月3日(日)14:00~
『バスキア、10代最後のとき』
(サラ・ドライバー監督 2017年 アメリカ 79分)
©2017 Hells Kitten Productions, LLC. All rights reserved.
LICENSED by The Match Factory 2018 ALL RIGHTS RESERVED
Licensed to TAMT Co., Ltd. for Japan
Photo by Bobby Grossman
最も刺激的だった時代のニューヨークが生んだアーティスト。
没後30年、バスキアの若き頃に迫る最新ドキュメンタリー
ジャン=ミシェル・バスキア(1960-1988)が実家を飛び出し、夢と野望だけを抱えてニューヨーク、イースト・ヴィレッジへやって来た1970年代末。都市の財政が崩壊し、人々の生活水準は悪化し、裕福な白人たちは郊外へ大移動していった。その結果、ニューヨークは無法地帯と化し、暴力と犯罪が溢れ始めた。しかしそれは、まだ何者でもない若者たちにとって、新しい時代を自らの手で創り出すチャンスでもあった。映画『ワイルド・スタイル』出演のリー・キュノネス、ファブ・5・フレディや映画監督のジム・ジャームッシュ、ファッション・デザイナーのパトリシア・フィールドなど、同時代を生き抜いた友人たちが語るバスキアの姿とは――元恋人が所有していた秘蔵作品や制作中の写真など、まだ名声を得る前のバスキアに迫る最新ドキュメンタリー。 *1月19日(土)―2月1日(金)静岡シネ・ギャラリーにて劇場公開