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シズオカ×カンヌウィーク2019連動企画 Shizubiシネマアワー vol.24
『天心』

「Shizubiシネマアワー」は美術館ならではのセレクトで、さまざまな映画を上映するシリーズです。

第24回は「小倉遊亀と院展の画家たち展」にあわせ、日本美術院の設立者、岡倉天心と弟子たちの師弟愛と葛藤を描いた映画を上映します。

 

[日  時]

2019年5月3日(金・祝)

14:00~(開場 13:30)

 

[会  場]

静岡市美術館 多目的室

※簡易の映像設備での上映になります。

 

[参 加 料]

参加料:500円(チケット制)

※4月6日(土)より静岡市美術館受付にて販売(定員になり次第販売終了)

 

[定  員]

70名

 

[企画協力]

㈱サールナートホール

 

 

『天心』

(松村克弥監督/2013年/日本/122分)

 

天心メイン.jpg
©2013映画「天心」製作委員会

 

失われゆく「日本の美」を救った男がいた―
岡倉天心 生誕150周年、没後100周年記念で制作された師弟愛と葛藤の物語。

明治初期。廃仏毀釈が吹き荒れ、仏教寺院や伝統美術が失われようとするなか、日本独自の美を守るため岡倉天心(1863-1913)はアーネスト・フェノロサとともに奔走。その後、東京美術学校(現・東京藝術大学)の校長に就任し、横山大観や下村観山、菱田春草ら若き才能を見出していく。1898年に天心は校長の座を追われ、東京・谷中に日本美術院を設立する。しかし天心が提唱し、大観、春草らが編み出した新画法が「朦朧体」と揶揄され、次第に苦境へと追い込まれる。1905年、新天地を求め、茨城県五浦に「六角堂」を建設し、翌年日本美術院も移転。志を共にした大観、春草、観山に木村武山も加わり、創作に打ち込んでいく。

天心を竹中直人、横山大観を中村獅童、狩野芳崖を温水洋一が演じるなど、豪華俳優陣をむかえ、急速に進む西洋化のなかで新たな日本画の創造をめざした男たちの、葛藤と師弟愛を描く。