イベントアーカイブ
静岡音楽館AOI×静岡科学館る・く・る×静岡市美術館 共同事業
ミュージアム カフェ トーク 第3回 「新しい音楽の創造とエレクトロニクス」
テーマ 新しい音楽の創造とエレクトロニクス
開催日時 8月28日(日)15:00~16:30
受付時間 14:30
定員 30名
申込方法 当日会場で受付(先着順、見学可)
ゲスト 野平一郎(作曲家、ピアニスト、静岡音楽館AOI芸術監督)
ファシリテーター 小林旬(静岡音楽館AOI学芸員)
静岡音楽館AOI、静岡科学館る・く・る、静岡市美術館――JR静岡駅前の3つの館が、音楽・科学・美術の境界を超えた総合的な文化空間の創造を目指して「ミュージアム カフェ トーク」を行います。
スペシャリストをゲストに迎え、各館のスタッフがコーディネーターとなり、ゲストと市民が対話し交流する場を作ります。
静岡市美術館の交流ゾーンを会場に、ゆったりとした雰囲気の中で静岡の作り出す「文化」に触れてみませんか。
◆野平一郎 プロフィール
野平一郎(作曲家、ピアニスト、静岡音楽館AOI芸術監督)
東京藝術大学卒、同大学院修了後、パリ国立高等音楽院に学ぶ。卒業後も、各講習会やアンサンブル・イティネレール、IRCAMにおいて、電子音響音楽やコンピュータ音楽を学ぶ。ピアニストとして、内外の主要オーケストラにソリストとして数多くの初演に携わる一方、伴奏、室内楽奏者としても活躍。作曲家としては、4曲のフランス文化庁委嘱作品をはじめ数多くの委嘱作品があり、著名なアンサンブルやソリストたちにより演奏、放送され、主要作品はアンリ・ルモワンヌ社(パリ)より出版されている。その多彩な活動により各方面から多大な評価を受けている。第55回芸術選奨文部科学大臣賞(2005年)ほか受賞。2005年より静岡音楽館AOI芸術監督。2010年より東京藝術大学教授。
写真:相田憲克
◆事業内容
エレクトロニクスの進化は、産業はいうまでもなく、芸術においても美術のみならず音楽の創造にも大きな影響を与えています。現代美術の世界的拠点パリ・ポンピドゥー・センターに、1970年に組織されたIRCAM(フランス国立音響音楽研究所)は、音楽芸術とエレクトロニクスを結ぶパイオニアであり、いまなおその領域をリードし続けています。日本を代表する作曲家で静岡音楽館AOIの野平一郎はIRCAMで電子音響音楽やコンピュータ音楽を学び、また創作もしてきましたが、彼の作品や、この秋に初来日するアンサンブル・イティネレールの活動などもまじえながら、現代の音楽とエレクトロニクスのかかわりについて考えます。
このイベントに関するお問合せは、静岡音楽館AOI(054-251-2200)まで。