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ShizubiシネマアワーVol.7 ダンス・ドキュメンタリー

 

静岡市美術館にてさまざまな映画を上映する「Shizubiシネマアワー」。

第7弾は、ダンス・ドキュメンタリーをお届けします。

 

日  時 : 3月23日(土)、24日(日) ともに15:00~ (開場 14:30~)

 

会  場 : 静岡市美術館 多目的室

 

参 加 料 : 各回500円 (チケット制)

 

定  員 : 各回70名

 

チケット販売 : 2月26日(火) 10:00より静岡市美術館受付にて販売(定員になり次第販売終了)

 

企画協力 : ㈱サールナートホール

 

 

 

3月23日(土)15:00~

 「ピナ・バウシュ 夢の教室」

 

2.jpg世界的な舞踊家、ピナ・バウシュのもとに、40 人のティーンエイジャーが集まった。演劇好きの少年、ロマの子、不慮の事故で父を亡くした少女やヒップホッパー...。性格も家庭環境もバラバラで、ピナの名前すら知らない彼らに共通するのは、誰一人として、ダンスを習った経験がないこと。そして、たった10 ヶ月後に、ピナ・バウシュの代表的作品「コンタクトホーフ」の舞台に立つこと。ピナ自身が企画した、この無謀とも言える挑戦を実現するため、ヴッパタール舞踊団で活躍したダンサー、ベネディクトとジョーによる、毎週土曜の猛特訓が始まった。ピナも何度も稽古場に足を運び、子供たちと語り合う。慣れないダンスに恥じらったり、弱音を吐いてばかりの少年たちは、本当に大勢の観客が見つめる舞台で自分を表現できるようになるのだろうか...。

(アン・リンセル監督 2010年 ドイツ 89分 ©TAG/TRAUM 2010)

 

3月24日(日)15:00~

 「ベジャール、そしてバレエはつづく」

 

ベジャール サブ2.JPG20 世紀最高の振付家と称えられるモーリス・ベジャールが亡くなり、彼に代わる芸術監督としてジル・ロマンがバレエ団を率いて1 年余。彼は今、自身の振付作品「アリア」のローザンンヌでのワールド・プレミアを1 ヵ月後に控えていた。

初めてベジャール以外の振り付け作品を披露するもので、今後のバレエ団の未来を占う重要な公演なのだ。彼だけでなく、ダンサーたちも初演の意味の大きさを痛感していた。しかし、初日まであと2 日と迫っても問題は山積みだった。主要キャストの故障、決まらない衣装や舞台装置、振り付け...。追い詰められる中、彼らが思い出すのは師の言葉だった。そして遂にその日がやってきた。ロマンはダンサーたちに語りかける。「君たちなしでバレエは存在しない。」幕が上がり、光の中へ飛び出すダンサーたち。袖から熱い視線を送るロマン。そして今日も、明日も、バレエはつづく―。

 (アランチャ・アギーレ監督 2009年 スペイン 80分  ©Lopez-Li Films 2009)