明治末期から昭和初期にかけて活躍した画家・竹久夢二（1884－1934）。その抒情的で独創的な美人画は「夢二式美人」として一世を風靡しました。
また楽譜の表紙絵や書籍の装幀なども手掛け、デザイナーとしての才能も発揮しました。このほか夢二はイギリスの「マザー・グース」の翻訳にも取り組むなど、その活動は多岐にわたっています。

静岡市美術館が収蔵する夢二作品ならびに関連資料約300点は、旧庵原郡蒲原町(現･清水区蒲原) 出身の郷土史家で、熱心な夢二愛好家でもあった故･志田喜代江氏が長年にわたり蒐集した作品群であり、肉筆画、楽譜表紙絵、装丁著作、自筆書簡・日記等で構成される個人コレクションです。
本展では、志田コレクションの中から肉筆画や楽譜表紙絵、自筆書簡、装丁著作などを含む約40点を展観します。瑞々しい感性で紡ぎ出された多彩な竹久夢二の世界をお楽しみください。

[会　 期]
2023年10月3日（火）～10月9日（月・祝）
10:00～19:00
※会期中無休

[会　 場]
静岡市美術館　多目的室

[観覧料]
無料

主催：静岡市
企画・制作：（公財）静岡市文化振興財団、静岡市美術館
協力：蒲原夢二研究会

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