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Shizubiシネマアワー vol. 32 『ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる』

『ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる』

「Shizubiシネマアワー」は美術館ならではのセレクトで、さまざまな映画を上映するシリーズです。第32回は「高畑勲展 -日本のアニメーションに遺したもの」にあわせ、高畑氏とも交流のあったロシアを代表するアニメーション作家ユーリー・ノルシュテイン氏についてのドキュメンタリー作品を上映します。

 

[日  時]
2024年3月2日(土)
14:00~(開場13:30)

[会  場]
静岡市美術館 多目的室
※簡易の映像設備での上映になります。

[参 加 料]
500円(チケット制)
※2月9日(金)10:30より静岡市美術館受付にて販売(1人2枚まで。定員になり次第販売終了)
※整理券の番号は入場の順番ではありません

[定  員]
60名(予定)

[企画協力]
㈱サールナートホール

 

『ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる』
(才谷遼監督/2019年/日本/109分)

©ふゅーじょんぷろだくと


苦悩、情熱、そして創造
̶
アニメーションの神様、ノルシュテインの深部に迫るドキュメンタリー
ロシアを代表するアニメーション作家ユーリー・ノルシュテイン。『話の話』『霧の中のハリネズミ』など数々の名作を生み出し、手塚治虫、宮﨑駿、高畑勲監督ら日本の巨匠をはじめ世界中のアニメーション作家たちから敬愛されている。彼は30年以上の歳月をかけて、ロシアの文豪ゴーゴリの名作『外套』のアニメーション作品を制作しているが、未だ完成に至っていない。それどころか、近年は撮影が止まっているという。2016年6月、カメラはモスクワにあるノルシュテイン・スタジオ“アルテ”に向かう。そこにはおびただしい数のスケッチ、キャラクターパーツ、埃をかぶった撮影台が…。世界が待望する『外套』はいつ完成するのか、なぜ『外套』なのか。未完の映像を織り交ぜながら、ノルシュテインが自身の心の内を語る。

◆ユーリー・ノルシュテイン(1941- )
本名ユーリー・ボリソヴィッチ・ノルシュテイン(Yuriy Borisovich Norshteyn)。ロシアのアニメーション作家。『25 日-最初の日』(68)でデビューし、以降『キツネとウサギ』(73)『霧の中のハリネズミ』(75)『話の話』(79)等を制作。切り絵技法による、独特の詩的で繊細な作風が多くの人々を魅了し、映像詩人と評される。日本をはじめ世界中のアニメーション作家たちに多大な影響を与えている。30年以上の歳月をかけゴーゴリの原作による『外套』を制作している。

 

※今後の状況により、開館・イベントの実施状況は急遽変更となる可能性がございます。ご来館の前に、静岡市美術館ホームページにて、最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。