2025年07月17日【ワークショップレポート】しずびチビッこプログラム(パウル・クレー展)
7/13(日)にしずびチビッこプログラム(パウル・クレー展)を開催しました。
しずびチビッこプログラムは、小さな子ども達のためのアート体験プログラム。
お子さまがプログラムを体験中、保護者の方には展覧会(今回は「パウル・クレー展」)をご覧いただきます。
今回は2歳から6歳の子どもたちが、透明水彩による方形画のグラデーション表現と、クレーが独自に編み出した技法である「油彩転写」に挑戦しました。
はじめに展覧会出品作品をモニターで鑑賞。
出品作品のパウル・クレー《蛾の踊り》は、
今回挑戦する方形画のグラデーション表現と油彩転写によって描かれています。

パウル・クレー 《蛾の踊り》 1923年 愛知県美術館

なにが描かれているかな?
作品をじっくり鑑賞したら、制作スタート。
水彩絵の具で、マス目状に分割された画面を塗っていきます。
塗り重ねて、グラデーションをつくります。
背景ができたら、油彩転写に挑戦。
裏に黒い油絵具を塗った紙を作品の上に重ね、ボールペンでなぞって転写します。
実演すると、紙をめくって転写した線が現れた瞬間、子どもたちから歓声が上がりました✨
出品作品を参考にしたオリジナル図案カードから好きなものを選び、転写していきます。
油彩転写で描いた線は、描くときの力加減やスピードによって、
かすれたり太くなったり、独特の味わいのある表情が生まれます。
どんな線ができたかな?と、めくる時のわくわく感も楽しみました。
思い思いにどんどん描いていく子どもたち。
自分でオリジナルの線を描く子も✎
額縁に入れて、完成!

おむかえに来た保護者の方と
「しずびチビッこプログラム」は今後も各展覧会にあわせ開催予定です。
そのほか、今後のイベントの最新情報は当館HP内「これからのイベント」をご覧ください。
(m.o)