2011年10月04日「Shizubi Project 1 袴田京太朗」 もうご覧いただけましたか?
当館エントランスホールで開催中の「Shizubi Project 1 人と煙と消えるかたち 袴田京太朗」
みなさまご覧いただけましたでしょうか。
展示初日から約3ヶ月が経ちました。早いものです。
今年は・・・あと2ヶ月で終わるみたいです。早い・・・ものですね。
・・・あ、すみません。話がそれました。
今回は、まだ展示を見ていない方のために、エントランスホールの風景をご紹介させていただきます。
写真は、ホール中ほどで撮った一枚です。様々な作品が並んでいます。
袴田さん近年の作品である、アクリル板を積層した作品が奥に見えますね。
この壁面、天井高は6m程あります。白で統一された、高い天井と外光が入る気持ちの良い空間(手前味噌ですが)に、作品の鮮やかな色彩が映えます。〈Families〉という作品です。
ご来館されるお客様は、たいていはまずこの壁を見上げて、しばらく佇んでおられます。
手前に見える四角い作品は、アクリル積層の作品を作る前の、FRP等の樹脂を素材とした作品です。
写真は〈内臓山脈〉という作品。
変わった名前の由来は、すぐ脇に展示してあるもうひとつの作品と比べることで、明らかに。フフフ・・・。
袴田さんと言えばアクリル積層の作品、と思う方もおられますが、今回の展示は、それ以前の作と対比してみることができます。
ポイントです、ココ。
展示のもうひとつのポイント、それは、「新作が見れる!」という点です。
新作ですので、全体像をここではご紹介しません。野暮ですから。
でも、ちょっとだけ。
あとはお楽しみです。
展示は今月23日(日)まで。気鋭の彫刻家の作品を実際に見れる、またとないチャンスです。
ご来館、お待ちしております。
さて、ふたつお知らせです。今回の展示に合わせ、カタログが発売されます。
発売は今月下旬!ただ今鋭意制作中です!袴田さんのこれまでの全作品、二百数十点を網羅した、非常に見応えのある内容です。価格は、2,700円(税込)。
いまミュージアムショップで予約すると、特典アリですヨ。
もうひとつ。最終日である23日(日)15:00から、「トークイベント「人と煙と消えるかたち」を語る」を実施します。
袴田さんと、カタログに寄稿していただいた沢山遼さん(美術評論家)、当館学芸課長の以倉による、鼎談です。
参加無料。予約も不要です。
コレ、個人的にいまイチオシのイベントですので、ぜひぜひふるってご参加ください!お待ちしてます!
秋の足音が聞こえてくるような季節になりました。
袴田さんの展示で、「芸術の秋」の扉を開けてみること、おススメします。
(R.A)