2012年06月23日6/10 『父の日だ!2世代で贈るプレゼントづくり』を開催しました!

 

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父の日より1週間早い6月10日(日)に、
プレゼントワークショップvol.4
『父の日だ!2世代で贈るプレゼントづくり』を開催しました。

参加してくれたのは、小学生とそのお父さん9組18名。

タイトルにもあるように、子どもからお父さんへ、お父さんからおじいちゃんへ、
2世代でプレゼントを贈り感謝の気持ちを伝えよう、
というのがこのワークショップのコンセプトです。

お父さんにも参加してもらうワークショップは当館初の試みで、申込が心配されましたが、
当日はちょっと照れながらも輝くような笑顔で、親子そろって参加してくれました!

さっそく、ワークショップの様子をご紹介します。

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まずはじめに、子どもとお父さんは別々の席にすわって、
“お父さんチェックシート”に挑戦。

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もちろん、お父さんもおじいちゃんのチェックシートに挑戦します。

「お父さんの趣味は?」
「お休みの日は何してる?」
「お父さんとのいちばんの思い出は?」

ちょっと苦戦ぎみな子ども達も、お父さんのことを考えている様子はうれしそうです。

 
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チェックシートの次は、カンディンスキー、クレーら著名な美術家の抽象絵画を鑑賞します。

「どんなかたちが見えるかな?」の問いかけに、
こちらが狙っていた通りの答えが。

「まるとか、さんかくとか、しかくとか!」

「あ、森の中にねこがいる!」

その後、今回のワークショップの原案にもなった、
開催中の展覧会「森村泰昌モリエンナーレ学ぶ美術史」出品作である、
森村さんが描いた絵をじっくり鑑賞します。

子ども達は●▲■を基調とした抽象的な作品を自由に何かに見立て、
どんどんと声に出していきます。

お父さん達も、なるほど~と感心した様子。
 

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ここで初めて、今回制作するものについての説明を。

「●▲■でお父さんとの思い出をTシャツに描きます!」

そう、今回は「お父さんとの思い出」という、
絵で表現しようとするとちょっと難しいテーマを、
●▲■という形を使って、子どもたちでも簡単に、
照れてしまいがちなお父さんも気軽に取り組んでもらおうというものです。
 

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ここから、子どもとお父さんは隣同士で座って、制作開始。

Tシャツに描く前に、●▲■の様々なパズルをつかって
「お父さんとの思い出」の下図を作っていきます。

「お父さんと川に魚釣りにいった時のようすだよ!」

「お父さんと工作して遊んだ思い出にしたいんだけど…」

お父さんの下図を覗き込んだり、相談に乗ってもらったり。お父さんも子ども達もとても楽しそう。
 
 

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いよいよ、本番です。

●▲■に切り抜いた型枠をTシャツに当て、
その上から布用インクをしみこませたスポンジで、
ポンポンと押していきます。

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用意した色は7色ですが、
色と色を重ね合わせればとても面白い表現ができあがります!

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お父さん達は真剣そのもの、お一人お一人、
こだわって作っていらっしゃいました。

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仕上げはドライヤーを20秒ほど当てて、色を定着させます。
 

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終わった人から、おじいちゃんが来るまでの時間を利用して、
子どももお父さんも、お父さんに向けてお手紙を書きます。

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おじいちゃんが到着されたところで、みんなで一斉にTシャツを手渡し。

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せっかくなので、お父さん、おじいちゃんにTシャツを着てもらいました!
 
 

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そして、一列にならんで記念撮影。

お父さんも子どもも、みんないい表情をしていますね。

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普段はお仕事などで忙しいお父さんと、
ワイワイいいながら、時にはケンカしながら?
半日がかりでTシャツを制作。

お父さんについて、お父さんと自分との関係について
じっくり考える機会にもなりました。

こうやって、お父さんと一緒に、Tシャツづくりをしたという思い出自体が、
父の日の思い出として、ずっと子ども達の心の中に残ってくれればいいなと感じた、
スタッフたちもとても幸せな気持ちになれた一日でした。

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お父さんとの工作の思い出 ハサミが効いてます!

(s.m)