2012年09月15日フィンランドの伝統装飾 ヒンメリをつくりました!
「フィンランドのくらしとデザイン―ムーミンが住む森の生活」展がスタートしてから、
ちょうど1週間目の9月8日、展覧会関連イベントとして、
ワークショップ「フィンランドの伝統装飾 ヒンメリをつくろう!」を開催しました。
ヒンメリとは、麦わらにひもを通してつくる、正八面体を基本としたモビールで、
フィンランドの伝統装飾です。
今回、このヒンメリの作り方を教えてくれるのは、
造形作家のおおくぼともこさんです。
おおくぼさんは、麦わら細工に興味を持ち、調べていたとき、
今までに見たこともない、美しいモビール…ヒンメリに出会ったそうです。
制作に入る前に、ヒンメリについてのおはなしを
たっぷり聞かせていただきました。
こちらは、おおくぼさんの著書『ヒンメリ―フィンランドの伝統装飾』。
美しいヒンメリがたくさん載っています!
ヒンメリの基本は正八面体ですが、
大きさやつなぎ方、数を変えることで、
さまざまなバリエーションが生まれます。
子どもたちも興味津々!
次に、ヒンメリの材料、麦わらのおはなし。
なんと、おおくぼさんが育てた麦を持ってきてくださいました!
そして、ヒンメリが生まれた、フィンランドのおはなし。
紙の地球儀で、みんなでフィンランドを探します。
フィンランド、実は日本にいちばん近いヨーロッパなんですよ!
今日使う麦わらがこちら。
ワークショップの始まる少し前に、水に浸しておきました。
こうすることで、麦わらを切るとき、割れにくくなるそう。
これを、同じ長さに切りそろえて…
ひもを通していきます。
みんな真剣…!
完成したら、この小さな正八面体を、おおくぼさんがつなげていきます。
少しずつ…
少しずつ…
大きくなっていきます!!
参加者のみんなは、次に大きな正八面体づくりに挑戦です。
大きな正八面体の中に、小さな正八面体を入れてつなげると…
こんなにすてきなモビールが完成!
こちらは参加者のお持ち帰り用です。
そしてこちらが…
参加者みんなでつくった正八面体を、
おおくぼさんがつなげて完成した、大きなヒンメリ!
この、みんなでつくったヒンメリは、
美術館エントランスホールの「森の家」の中に展示しています!
「森の家」の中に入ると…
きれいなヒンメリが皆さんをお出迎え!
ぜひ近くでご覧ください。
「森の家」はエントランスホールにありますので、
開館時間中であれば、いつでも、どなたでも、無料で、観覧できます!
「もう展覧会は観たよ!」と言う方も、ぜひぜひ足を運んでくださいね。
(m.y)