2012年11月16日プレゼントワークショップvol.7「新年だ!うるし塗りの竹スプーンをつくろう」を開催します!
気が付けば街並みはクリスマス飾りで彩られ、寒さも深まってきた今日この頃。
美術館館内は暖かく、ほっと落ち着きます。
ただ今開催中の展覧会「ストラスブール美術館展」をはじめ、様々なイベントの開催を予定しております。
今日はその中でも、おすすめワークショップを、開催に先駆けてちょっとご紹介させていただきます。
皆さんご存知のとおり、静岡には竹細工や漆工芸などの伝統工芸が今も伝わります。
その伝統工芸を取り入れ、また地域の竹林整備も兼ねた「うるし塗りの竹カトラリー」制作の授業に取り組まれている
特別支援学校の先生との出会いから、このワークショップが生まれました。
そう、今回は当館恒例のプレゼントワークショップ第7弾として、うるし塗りの竹スプーンをつくります。
新年の準備に、手作りのスプーンを2本つくって、自分と大切な人への贈り物にしよう、というものです。
日時:12月15日(土)、1月6日(日) 両日とも13:00~16:30 【全2回】
参加費:1,000円(材料費含む)
対象:小学生4年生以上 20名
技術指導/協力:静岡県立静岡北特別支援学校南の丘分校 教諭・生徒
制作は一枚の竹板を削りだすところから始まります。
また、安全面がしっかりと配慮された、本物のうるしを使う本格的な内容です。
それでは、ワークショップ2日間の工程をご紹介していきます。
●1日目●
スプーン型を写し取った竹板をクランプで固定した後、専用の彫刻刀とノミを持って丸く円を描く様に削っていきます。
粗方けずれたら、微調整をかけます。
やすりをかけたら、スプーンのくぼみの完成です!
次は糸のこを使って、スプーン型に削り出します。ギコギコギコ…
削り出せました!
1日目の工程はここまで!
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ワークショップ本番では、参加者の皆さんのスプーンをいったんお預かりし、学校にてベルトサンダーを使った削り作業を行います。
作業に習熟した生徒さんが、参加者の皆さんのスプーンを1本1本大切に削りだします。
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●2日目●
紙やすりでやすりがけを行ったあと、本物のうるしを使った塗り作業に入ります。
これがうるしです。NOA漆という、かぶれにくいうるしを使用します。
直接うるしに触れることのないよう、二重に手袋を装着。
通常、うるしは直接肌に触れることがなければかぶれませんが、空気中の成分による刺激を避けるため、この装置を用いて万全の対策をとります。
筆を使って、丁寧に塗っていきます。
すくう部分を二度塗りして…
完成です!竹の素朴な質感と、うるしの光沢がとても美しく、上品な仕上がりです。
ワークショップでは、スプーンを包むための「折形」も体験していただきます。
申込締切は今月末、11月30日(金)まで。
小学校4年生以上の方であれば、どなたでも参加できます。
特別支援学校の先生、生徒さんが丁寧に教えてくれますよ。
お申込みはこちらから↓
https://shizubi.jp/event/vol7.php
皆さんのご参加をお待ちしております。 (s.m)