2013年04月04日フジタ展 素敵なカードができました

新見南吉展も好評のうちに閉幕しました。ご観覧くださった皆様、展覧会にご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。

さて美術館では、4月20日から始まる次の展覧会
「藤田嗣治 渡仏100周年記念 レオナール・フジタとパリ1913-1931」
の準備が進んでいます。

前売券やチラシに続いて告知用カードも出来てきました。

 

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裸婦と猫の画家と呼ばれた藤田嗣治にちなみ、藤田が描いた猫がレイアウトされています。とてもかわいいものになりました。静岡市内と近隣を中心に店舗や美術館に置いてもらう予定ですので、見かけたらぜひ手に取ってご覧ください。

 

藤田が猫を本格的に描くようになったのは1920年代に入ってからです。パリの路上で拾った猫を飼い始め、モデルのいない時に眺めては描いたのがきっかけだったとか。

 

本展出品予定作のうち、猫が描かれたものは多くはありませんが、静かにくつろぐ姿、眠っているところ、首を伸ばして何かを見つめるしぐさ…とそれぞれ違った表情が捉えられています。彼(女)らの自然な姿は、身近に猫を飼っていた画家ならではの観察眼を感じさせます。また、猫の毛並やひげなどを描写する細い線もまた、藤田だからこそ描けたものといえましょう。

 

ぜひ、展示室で実物の作品を見て、藤田の手わざのすごさを確認してください。
展覧会の開幕まであと2週間あまり、もう少しだけお待ちください。

 

なお、会期中に行われるShizubiシネマアワーvol.8でも「猫」を特集いたします。チケットは4月10日(水)から当館インフォメーションにて発売されますので、こちらもあわせてお楽しみください。

 

詳細はこちら
https://shizubi.jp/event/shizubivol8.php

(k.y.)