2015年12月24日「しあわせの色 たのしい模様」ブログ④ 多彩な表現にオドロキ!
展覧会「芹沢銈介生誕120年記念展 しあわせの色 たのしい模様」みどころや耳寄り情報を、ロゴマークくんと担当学芸員の会話形式でお届けします!
その④―多彩な表現にオドロキ!
:静岡市美術館では、のれんや、カレンダー、うちわ、ブックデザイン・・・暮らしに身近なデザイン約500点紹介。もう一つの静岡市立芹沢銈介美術館(芹美)では何が見られるの?
担 当:芹美では、屏風やのれん、着物といった染色作品の代表作約150点を、ベスト・オブ・ザ・芹沢ともいうべきラインナップで紹介しています。
:静美で約500点、芹美で約150点。ふたつあわせると、650点以上の作品!?
担 当:
芹沢はデザイナー、染色家、収集家・・・様々な側面を持っていました。
どのジャンルにおいても、たくさんの作品を残し、世界各国から集めた収集品は制作のアイディアに活かされました。
そうそう、岡山県倉敷市にある大原美術館工芸館・東洋館の設計も担当したんですよ。
:すごいや! いろんな仕事を手がけていたんだね。
担 当:
芹美では、最も知られている作品の一つ「鯉泳ぐ文着物」も登場します。
「鯉泳ぐ文着物」のように、アートのような、自由で独創的な作品も作っています。
芹沢は、「着られない着物」と自称していたんだって。
:着られない着物!?確かに、しあわせの色、たのしい模様~。
担 当:
「非日常的な創造力あふれる作品」と「暮らしに身近な作品」
対照的に思えるけれど、芹沢は、両方の領域で数多くの作品を残しています。
芹美と静美の両館をご覧いただくことで、芹沢の多彩な表現をご体感いただければと思います。
(c.o)
静岡市美術館「芹沢銈介生誕120年記念展 しあわせの色 たのしい模様」
2015年12月5日(土)~2016年1月11日(月・祝)
休館日:毎週月曜日(1月11日はのぞく)、12月28日(月)~1月4日(月)
料金:一般700(500)円 大高生・70歳以上500(400)円 中学生以下無料
※( )は、20名以上の団体料金(団体券は来館当日に限り購入可能)。
※障がい者手帳等をご持参の方および介助に必要な方は無料。