2016年05月18日「没後20年 ルーシー・リー展」関連イベントのご報告
4月16日(土)に本展監修者の金子賢治氏による
記念講演会「ルーシー・リーの造形美 現代陶芸のパイオニア」を、
4月30日(土)に陶芸家の小山耕一氏による
実演&レクチャー「ルーシー・リーの制作技法について」を開催しました。
金子氏の講演会では、ルーシー・リーの優美で繊細な形の出自を、
古代ギリシャや東洋の陶芸との比較、また同時代の潮流も交えてお話頂きました。
深い考察ながらも軽妙な語りで参加者を飽きさせない、
長年ルーシー・リー作品を研究されてきた金子氏ならではの講演会となりました。
小山氏のレクチャーでは、掻き落とし、象嵌、スパイラル(練り込み)など、
ルーシー・リーに特徴的な技法について実演を交えてお話頂きました。
目の前で轆轤を挽き、加飾していく姿に惹きこまれ、あっという間の2時間でした。
「没後20年 ルーシー・リー展」は5月29日(日)までの開催です。
白を基調としたニュートラルな空間でルーシー・リー作品をお楽しみ頂けます。
どうぞお見逃しなく。
(a.i)