2016年06月24日【伊豆市展】1点だけですが、、、展示替えをしました。
梅雨のうっとおしい季節ですが、連日ご来館ありがとうございます。
新井旅館の沐芳と若い画家たちの温かな交流によって育まれた、爽やかで清々とした作品が皆様をお待ちしております。
昨日までは、第二室で、安田靫彦(ゆきひこ)の沼津時代、つまり、新井旅館で最初に静養した直後の作品をご紹介するコーナーでは
「拈華微笑」(ねんげみしょう)のお隣には、「達磨」が飾ってありました。
6/12(日)の久野幸子先生によるご講演で、この「拈華微笑」については菱田春草(ひしだしゅんそう)作品との画題の共通点、そして達磨と拈華微笑の背景の樹木の表現について、横山大観作品との共通性についてご指摘がありました。
展覧会担当としても、二つの作品の共通性を考えてこのような配列にしたのですが、この作品は保存の観点から展示替えが必要です。
今日からは、達磨の代わりに「十六羅漢」が展示されています。
これも同じ頃、沼津時代の作品です。
左隣の六歌仙と、群像表現において通じ合うところがあるかしら、と思いながら。
この展覧会もあと15日で終了です。
まだご覧になっていない方、JR静岡駅から雨にぬれずに来られる静岡市美術館です。
また今展では静鉄バスまたは静岡鉄道をご利用の方にルルカポイントも付与されますよ。
皆様のご来館お待ちしております。
(e.y.)