2018年08月31日Shizubiシネマアワー「ベル・エポックのパイオニアたち」(2)『リュミエール!』
「Shizubiシネマアワー」は美術館ならではのセレクトで、さまざまな映画を上映するシリーズです。
第22回は「ヴラマンク展」にあわせて開催。ヴラマンクの生きた19世紀末~第一次世界大戦勃発前までの、様々な芸術が花開いた「ベル・エポック」といわれる時代に焦点を当てます。
■9月9日(日)14:00~
『リュミエール!』
(ティエリー・フレモー監督/2016年/フランス/90分)*日本語字幕版
©2017 – Sorties d’usine productions – Institut Lumiere, Lyon
1895年12月28日パリ。
フランスのリュミエール兄弟が発明した”シネマトグラフ”で撮影された『工場の出口』が、世界で初めて有料上映されました。
1895年から1905年の10年間にリュミエール兄弟により製作されたフィルムはなんと1422本!
本作品は、その中から選んだ108本で構成されています。
当時、撮影されたフィルムは、1本約50秒でした。
近代化する街並みや、人々の暮らし、コミカルな演出、実験的な表現、世界各地の映像・・・
新しい映像表現が次々に生まれていく過程を見ると、なんだかわくわくしてきます。
たった50秒に、今の映画につながる様々な表現がたくさんつまっているのです。
フィルムの映像はモノクロで、セリフや音楽はありませんが、
108本すべてに、本映画の監督であり、リュミエール作品の保存・復元に長年携わっているフランスのリュミエール研究所の所長フレモー氏の解説が入ります。
この解説がとっても贅沢!ギャラリートークを聞きながら、映像を見ているようです。
“映画のはじまり”を、みんなで、観ませんか?
☆静岡市美術館受付にてチケット販売中☆
詳細はこちら→ Shizubiシネマアワーvol.22「ベル・エポックのパイオニアたち」
(c.o)