2014年04月09日もうすぐ開幕!「巨匠の眼 川端康成と東山魁夷」展 特製しおり配布中です!
静岡市美術館では、今週末4/12(土)から「巨匠の眼 川端康成と東山魁夷」展を開催します。
日本人初のノーベル賞受賞作家の川端康成と、戦後を代表する日本人画家・東山魁夷。それぞれの分野で美を追求した二人は、東山が川端の本を装丁したことをきっかけに親交を結びました。
展覧会では、ふたりの交流に注目し、川端と東山が収集した美術コレクションと、両家所蔵の東山魁夷作品をあわせた200点あまりを一堂に展覧します。
また、ふたりの言葉もあわせて紹介し、「ことば」と「かたち」の両面から、巨匠たちの美の世界をさぐります。
現在、美術館近隣の各店舗様、ならびに、市内各施設において、川端展特製しおりを配布しています。
しおりは5種類。
東山魁夷の作品や、川端康成のコレクションから優品をセレクトして制作しました。各しおりには、それぞれに川端康成の言葉を配しています。
個人的なオススメは、写真左側中央の埴輪です。ここに記載された川端康成の言葉がとても印象的なので、紹介してみます。
ほのぼのとまどかに愛らしい。
均整、優美の愛らしさでは、埴輪のなかでも出色である。(中略)
とにかく、日本の女の魂の原初の姿である。
知識も理屈もなく、私はただ見てゐる。
川端康成「女の首」1970(昭和45)年より抜粋
最後の言葉は、展覧会のキャッチコピーにもなっています。
実はこのしおり、ちょっとした仕掛けが。
展覧会をご観覧され、受付にてしおりを提示された方には、美術館オリジナルグッズを進呈させていただきます!(但し、川端展会期中に限ります)
そもそもこのしおり、書籍用として制作したのですが、どれもとてもキレイで、川端の印象的な言葉が配されているため、しおりに使うのは何となくもったいなく、ワタクシ、大事に取っておいてしまっています(笑)皆さんもぜひ集めてみてください。
展覧会は今週末から!「巨匠の眼 川端康成と東山魁夷」に、ぜひお越しください。
(R.A)