2026年06月23日陶磁器の町が紡ぐ、北欧の美しい日々。
スウェーデンの首都ストックホルムから東へ約20㎞離れたヴァルムドゥウー市に位置する港町グスタフスベリ。同じ名を持つ陶磁器メーカー「グスタフスベリ」は、1825年に設立され、数多くのテーブルウェアを生み出してきたスウェーデンを代表する存在です。最盛期にはトイレやバスタブといった衛生陶器も手がけるなど、グスタフスベリはスウェーデンの暮らしに深く根差してきました。
グスタフスベリのものづくりを支えてきたのはデザイナーたちでした。本展は、グスタフスベリを代表する4人のデザイナー、ヴィルヘルム・コーゲ(1889-1960)、スティグ・リンドベリ(1916-1982)、リサ・ラーソン(1931-2024)、カーリン・ビョルクヴィスト(1927-2018)に焦点をあて、今なお愛されるグスタフスベリの歴史と魅力をひもとく、日本初の展覧会となります。
日本でも人気の高いラーソンの愛らしい動物のフィギュリンをはじめ、グスタフスベリの代名詞とも言えるリンドベリによる葉っぱ模様の「べショー」シリーズ、日本の民藝運動の作家たちとも交流があったコーゲによる機能性と工芸的な美しさを兼ね備えた食器類、そしてノーベル賞の晩餐会で供されるビョルクヴィストによる食器セットなど、グスタフスベリを代表する約300点が一堂に会します。
数々の名作が生み出されてきた背景には、“すべての人により美しい日用品を届ける”というグスタフスベリの理念がありました。大量生産と芸術性を上手く結びつけることで人々の生活が豊かに彩られ、ひいては社会全体の豊かさへとつなげてゆく―心躍るデザインの数々を楽しんで頂くのはもちろんのこと、本展はデザインが社会にもたらす良い循環についても考える機会となるでしょう。
(a.i)
展覧会「グスタフスベリのある暮らし」
2026年6月27日(土)~9月6日(日)
◎お得な前売券は6月26日(金)まで静岡市美術館、プレイガイド等で販売
