2011年07月26日講演会「後姿の感情-歌川国芳の自画像とその系譜」
前期展示は、早いもので今週いっぱいで終了
残すところ今日を含めて6日です。
7月24日日曜日の午後、岡戸敏幸先生をお招きして講演会を開催しました。
そもそも、岡戸先生が”後姿”に興味をもったのも、1996年に開催された「生誕200年歌川国芳展」を担当され、国芳の後姿の自画像に出会った頃からだとのこと。
そして今回、没後150年を記念した国芳展でのご講演です
現在知られる限り、なぜか後姿でしか自画像を残していない国芳
“後姿”の意味・・・
絵の中の人物になって絵の中に入り込むような後姿・・・
「浮世よしづ久志」(前期展示)を語ると、聴衆はぐっと岡戸先生のお話の世界へ、
国芳の絵の世界へ引き込まれてゆきます
「浮世よしづ久志」(部分/前期展示)
いやはや
国芳は猫を抱いて”よしよし”しているんですねえ
岡戸先生は本当に楽しそうに国芳の作品を語ります
国芳の絵の力は、江戸の人たちだけでなく、時代を超えて私たちに絵の魅力を教えてくれますね
視ることの新たな発見がたくさん!
国芳の絵を見るのがますます面白くなるお話でした
(e.y)