• 2024年03月03日 「高畑勲展」来場者が2万人を達成!

    3月1日(金)に「高畑勲展 ―日本のアニメーションに遺したもの」の来場者が2万人を達成しました。
    2万人目は、市内ご出身の大学生のお三方です。

    長期休暇で久しぶりに集まる機会に、美術館めぐりをしようということで
    高畑勲展に来てくださいました。

    高畑監督の作品は今まで意識したことがなかったけれど、
    「アルプスの少女ハイジ」や「ドラえもん」、「ルパン三世」などのテレビシリーズにも関わっていたと初めて知り、
    多くの作品を生み出していることに驚いたとお話しいただきました。

    お三方には当館館長より記念品を贈呈しました。おめでとうございます!

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  • 2024年02月03日 「高畑勲展」来場者が1万人を達成!

    2月2日(金)に「高畑勲展 ―日本のアニメーションに遺したもの」の来場者が1万人を達成しました。
    1万人目は、富士市からお越しの親子です。

    小学2年生の娘さんは絵を描くのが大好きで、将来の夢は漫画家とのこと!🎨
    高畑勲展でアニメーション作品のことを勉強したい、とお話しいただきました。

    お二人には当館館長より記念品を贈呈しました。おめでとうございます!


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  • 2024年01月05日 手描きの線のもつ力

    『かぐや姫の物語』は、8年の歳月をかけ2013年に公開となった高畑勲監督の遺作です。この作品で高畑氏が目指したのは「スケッチのように描いた絵がそのまま動く」アニメーションでした。デジタル化が進み3DCG作品が注目を集める中、なぜ高畑氏の関心は真逆の方向へと向かっていったのでしょうか。

    これまで主流だったセルアニメーションは、キャラクターを描いた下絵を元にセル画(透明なシートに輪郭線を写し、裏から彩色する)が用意され、それを背景画の上に重ねて制作します。その過程で、下絵がどれほど素晴らしくてもトレースすることで線の勢いは失われ、色味も塗り絵のようにフラットな表現にならざるを得ません。

    このような表現上の制約と違和感を払拭すべく高畑氏が参考にしたものが、60代から研究を始めた平安時代の絵巻物でした。and more