• 2023年09月27日 お気に入りのバッグといっしょに。美術館に行くときの持ち物リスト【ちょっとしずびへ #3】


    【ちょっとしずびへ】は、静岡市美術館へ行くときに役立つ情報や美術館を楽しむちょっとしたコツをご紹介するブログシリーズです。

    今回は展覧会鑑賞がもっと快適になる持ち物のコツをご紹介します。展覧会を観るときにおすすめのバッグの中身紹介もありますので、ぜひ参考にしてみてください👜and more

  • 2023年09月16日 ブルターニュへのいざない

    フランス・ブルターニュ地方と聞いて、皆様はどのようなイメージをお持ちになるでしょうか。ガレットと呼ばれるクレープや、色とりどりの絵付けが施されたカンペール焼き陶器、味わい深いゲランドの塩を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。


    大西洋と英仏海峡の間につき出たブルターニュ半島には、岩肌が露出した大地やエメラルドグリーンの海、深遠な森といった手つかずの自然が残されています。もともと「ブルターニュ」とは、「ブルトン人の土地」を意味する「ブリタニア」から派生した地名で、5世紀から6世紀にかけてグレートブリテン島からケルト系民族のブルトン人がこの地に移り住んだことに由来します。そのためフランス国内にありながら、イギリスの4地域(スコットランド、ウェールズ、コーンウォール、マン島)やアイルランドとともに、ケルト文化圏に分類されます。これらの地域では、自然崇拝と霊魂不滅を重んじるドルイド教が信仰され、妖精や魔女が登場するケルト神話や民間伝承が数多く残されました。またブルターニュには、太陽信仰との関わりが指摘される、イギリスのストーンヘンジに似た先史時代の巨石遺跡が複数残されています。

    どこか神秘的な雰囲気を帯び、異国情緒が漂うブルターニュは、19世紀以降、パリの画家達を大いに魅了しました。国が主催する絵画展にはブルターニュに取材した絵画作品が並び、印象派のクロード・モネがこの地を旅し、さらにポール・ゴーギャンをリーダーとしてポン=タヴァン派と呼ばれる画派が結成されたのです。本展ではフランス・カンペール美術館の収蔵品を中心に据え、画家達の眼差しとともに、神秘と伝統の地ブルターニュの魅力をひもときます。

    (c.f)

     


    カンペール美術館所蔵 ブルターニュの光と風 フランス 神秘と伝統の地へ
    会期:2023年9月5日(火)〜10月22日(日)

     

  • 2023年08月16日 【ワークショップレポート】しずびチビッこプログラム(「さくらももこ展」)

    8/5(土)にしずびチビッこプログラム(「さくらももこ展」)を開催しました。
    しずびチビッこプログラムは小さな子ども達のためのアート体験プログラム。
    お子さまがプログラムを体験中、保護者の方には展覧会(今回は「さくらももこ展」)をご覧いただきます。

    午前の部と午後の部、計18名の子どもたちが参加してくれました。今回はスクリーントーン(漫画の背景などに使われる、模様が描かれた素材)を貼って作品を制作しました。

    4つのコマに絵を描いたら、背景に自分で選んだスクリーントーンを貼ります。

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  • 2023年08月09日 「さくらももこ展」来場3万人を達成!

    昨日8月8日に、「さくらももこ展」の来場者が3万人を達成しました。
    3万人目のお客様は、浜松市からお越しの親子です。

    さくらももこ作品の中でも、『COJI-COJI』が好きと話してくれた小学5年生の娘さん。
    この日も新幹線の中で『COJI-COJI』を読みながら来てくれたそうです。

    さくらももこの作品のどこが好きですか?という記者からの質問に、
    「静岡のほのぼのとした感じが描かれているところや、おもしろいお話、時々じーんとするところも好き」
    と、しっかりと答えてくれました。

    お二人には、当館副館長より記念品として、さくらももこ展公式図録と美術館オリジナルグッズを贈呈しました。おめでとうございます!


    「さくらももこ展」は、いよいよ8月23日(水)まで!
    『ちびまる子ちゃん』『COJI-COJI』『もものかんづめ』の原稿、愛用品など約300点でさくらももこの全魅力に迫ります。ゆかりの地・静岡でぜひご覧ください。
    閉幕が近付くと混雑が予想されますので、お早めのご来場をおすすめします♪

     

  • 2023年07月05日 「さくらももこ展」来場1万人を達成!

    7月4日に、「さくらももこ展」の来場者が1万人を達成しました。
    1万人目のお客様は、佐賀県からお越しのご夫妻です。
    新婚旅行で静岡県内を巡っていたそうで、清水の三保の松原を訪れた際に、偶然「さくらももこ展」のポスター見かけ、当館に足を運んでくださいました。

     

    お二人には、当館館長より記念品としてさくらももこ展公式図録と美術館オリジナルグッズを贈呈しました。
    おめでとうございます!
    そして、この日はなんと旦那さんの誕生日ということで、「おめでとう」が重なりました!

     

    さくらももこの代表作『ちびまる子ちゃん』は、まんがやアニメで馴染みがあったというお二人。
    大人になって読むと懐かしい気持ちがするところが多くの人に受け入れられるのだと思う、と話してくれました。


    「さくらももこ展」は8月23日(水)まで開催します。
    まんが家、エッセイスト、作詞家、脚本家と多彩な活動を展開した、さくらももこ。
    代表作の数々を直筆原稿やカラー原画とともにこれまでにないボリュームで紹介します。
    ゆかりの地・静岡でぜひご覧ください。
    閉幕が近付くと混雑が予想されますので、お早めのご来場をおすすめします♪

     

  • 2023年06月28日 さくらももこ展 静岡展開催記念 スペシャルトークショーを開催しました!

    6月24日(土)にさくらももこ展の関連イベントとして、静岡展開催記念 スペシャルトークショーを開催しました!
    さくらももこ先生と同時期に「りぼん」で活躍し、交友のあったまんが家の水沢めぐみ先生と、元「りぼん」担当編集者の後藤さんをゲストに迎え、当時の思い出やさくらももこ先生の作品をお話しいただきました。

     

    まずは、展覧会「さくらももこ展」を観た感想からトークが始まりました。

    水沢先生「小さい絵が本当に可愛く、ももこらしい「青」も綺麗で、原画を見ると気づく事が沢山ありました。」

    後藤さん「人間さくらももこと、その才能が詰まった展覧会です。」

     

    また、トークイベントの前日に、さくら先生の出身地であり、『ちびまる子ちゃん』の舞台でもある清水のまちを歩いてくださったお二人。
    清水駅から商店街、『ちびまる子ちゃん』にも登場する白髭神社、母校の入江小学校付近、さくら先生が好きだった和菓子店などを巡ったとのこと。
    清水の皆さんの明るくてフランクな話し方が、さくら先生の空気感と似ていた、とお話しいただきました。

     

    イベントの最後には、「さくらももこ」の魅力をお伺いしました。

    水沢先生「ふざけているけど、まじめ。大人だけど、子ども。いろんな顔を持っているところが、様々な人を惹きつける理由だと思います。」

     

    静岡ならではの話題もあり、さくら作品を一層身近に感じることができたのではないでしょうか。
    今回、500人を超えるたくさんの方にご応募いただきました。
    応募者からの熱いメッセージからは、さくら作品が沢山の方に愛されていることが改めて感じられました。

     

    「さくらももこ展」は8月23日(水)まで開催します。
    代表作『ちびまる子ちゃん』『COJI-COJI』はもちろん、エッセイ『もものかんづめ』の原稿、愛用品など約300点でさくらももこの全仕事に迫ります。ゆかりの地・静岡でぜひご覧ください。
    閉幕が近付くと混雑が予想されますので、お早めのご来場をおすすめします♪

     

     


    「さくらももこ展」
    会 期:2023年6月17日(土)〜8月23日(水)
    時 間:10:00〜19:00(展示室への入場は閉館の30分前まで)
    休館日:毎週月曜日(ただし7月17日(月・祝)、8月14日(月)は開館)、7月18日(火)

  • 2023年05月23日 「おいしいボタニカル・アート」展来場1万人を達成!

    5月23日に、「英国キュー王立植物園 おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり」の来場者が1万人を達成しました。
    1万人目は、千葉県からお越しのお客様。and more

  • 2023年05月19日 【ワークショップレポート】「親子でつくる七宝焼の贈り物」

    5/13(土)にプレゼントワークショップ vol.39「親子でつくる七宝焼の贈り物」を開催しました。

    家族や大切な人への想いをかたちにしたり、日々の暮らしを彩る作品を制作する「プレゼントワークショップ」シリーズの第39弾。
    今回は七宝焼*でブローチを制作しました。
    *七宝焼(しっぽうやき)とは、金属の表面に色とりどりのガラス質の釉薬をのせて焼き付けたもの。仏教の経典にある七種類の宝をちりばめたような美しさである、という意味で「七宝」の名がついたという。

    完成見本


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  • 2023年05月09日 Shizubiオリジナルカップの販売がスタートしました!

    しばらく販売をお休みしていた、静岡市美術館オリジナルグッズ「Shizubiオリジナルカップ」がこのたびプチリニューアルして販売スタートしました。

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  • 2023年03月23日 おいしいボタニカル・アートの世界

    本展は、英国キュー王立植物園の協力のもと、英国の食を彩った野菜や果物、ハーブやスパイス、お茶などの「おいしい」植物画のほか、食卓を飾るティー・セットや当時のレシピ帖などを紹介するものです。

    そもそもボタニカル・アート(植物画)は、写真が誕生する以前の記録媒体として植物が写実的に描かれたことに端を発します。起源は古代ギリシア時代とされており、数ある植物の中から有用な薬用植物を識別する目的で描かれました。つまり、食用となる植物を描いた植物画は、ボタニカル・アートの原点ともいえるのです。

    ジョゼフ・ヤコブ・リッター・フォン・プレンク《キャベツ》1788~1803年頃 エングレーヴィング、手彩色/紙 キュー王立植物園 ©The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

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