過去の展覧会

さくらももこ展

約300点の大ボリュームで
さくらももこの全仕事にせまる!!

まんが家、エッセイスト、作詞家、脚本家といくつもの顔を持つさくらももこ。本展では、大人気作品『ちびまる子ちゃん』『COJI-COJI』だけでなく、まんが家デビュー作『教えてやるんだありがたく思え!』など多数のまんが原画を紹介。さらに大ベストセラーとなったエッセイ『もものかんづめ』の自筆原稿や初展示となる関連原画や愛用品など約300点でさくらももこの全仕事に迫ります。

『ちびまる子ちゃん』 1巻 表紙絵
「 りぼんマスコットコミックス」 1987年 集英社
©さくらプロダクション


まんが家 デビュー作

さくらももこは1984年、19歳の時に『 教えてやるんだありがたく思え!』でまんが家デビューを果たします。本展では貴重なデビュー作の原画のほか、子ども時代の私物や静岡在住時のエピソードから、さくらももこができるまでを辿ります。

『教えてやるんだありがたく思え!』
「りぼんオリジナル」 1984年冬の号 集英社
©さくらももこ


国民的まんが『ちびまる子ちゃん』

昭和40年代末の清水市(現静岡市清水区)を舞台に、ぐうたらでお調子者だけど心優しい小学3年生の主人公まる子が、家族やクラスメートなど、ゆかいな仲間と過ごす日常。1986年に少女まんが誌「りぼん」で連載が開始され、コミック、テレビアニメ、映画、新聞の4コマ連載など、その世界は大きく広がっていき国民的まんがとなりました。

個性的なクラスメートたちも登場
『ちびまる子ちゃん』 その1 おっちゃんの まほうカード の巻
「りぼん」 1986年8月号 集英社
©さくらプロダクション
『ちびまる子ちゃん』 その111 藤木のひきょうを直す会 の巻
「りぼん」 1996年3月号 集英社
©さくらプロダクション


正体不明の宇宙の子 コジコジ

1991年にふとした落書きから生まれたコジコジは、メルヘンストーリーや絵本をへて、94年にまんが化されました。コジコジが何気なく発する言葉はどこか本質をつき、大人たちもハッとさせられます。

『COJI-COJI』 第32話 クールのひけつ の巻
「富士山」第4号 2000年 新潮社
©さくらももこ
『COJI-COJI』 第1話 コジコジはコジコジ の巻
「きみとぼく」 1994年12月号 ソニー・マガジンズ
©さくらももこ


大ベストセラーエッセイ
『もものかんづめ』

日常の出来事を軽妙なことば で綴ったエッセイは、さくらももこの才能が存分に発揮され、世代を超えて愛されています。大ベストセラーの『もものかんづめ』『さるのこしかけ』『たいのおかしら』3部作の自筆原稿を、大きく引き伸ばした空間のなかで紹介します。

『もものかんづめ』 表紙絵 1991年 集英社
©さくらプロダクション
『もものかんづめ』 奇跡の水虫治療
「青春と読書」1989年8月号 集英社
©さくらプロダクション


ももこのまいにち

季節のうつろいや小さな日常をこよなく愛したさくらももこ。妊娠、子育て、仕事に追われながらも大切にしていた日々から生まれた作品やコレクションしていた愛用品の数々を展示します。

『スーパーOくん』 おばけやしきへ行く のまき
扉絵 「小学一年生」 2001年 9月号 小学館
©さくらももこ
さくらももこが妊娠中に作った箱 1994年
©さくらももこ
『ももこのまんねん日記』 イラスト 2010年 集英社
©さくらももこ


ナンセンス・ワールド

読み手を混乱のるつぼに突き落とすような、さくらももこのディープでカオスな世界。

『神のちから』 ナゾの転入生 の巻
扉絵 「月刊IKKI」 2003年 第2号 小学館
©さくらプロダクション
『神のちからっ子新聞』 第12回
「週刊ビッグコミックスピリッツ」 2004年 49号 小学館
©さくらプロダクション


さくらももこの出身地 静岡ゆかりの作品も!

さくらももこが生まれてから上京するまでの21年間を過ごした静岡市清水区(旧清水市)。『ちびまる子ちゃん』でも静岡の風景や名所、名物が数多く登場します。静岡を描いた関連作品を紹介し、さくらももこと静岡のつながりを紹介します。

©さくらももこ
『映画原作特別描き下ろし ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』 1992年 集英社
©さくらプロダクション
『4コマちびまる子ちゃん』
2010年11月26日 全国11紙
©さくらプロダクション

★プレゼント企画も!詳細はこちら