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2022年03月11日 「平等院鳳凰堂と浄土院」来場1万人を達成!
3月11日、「平等院鳳凰堂と浄土院」展の来場者が1万人を達成しました。
1万人目は、市内からお越しのお客様。当館館長より記念品を贈呈しました。 -
2022年03月01日 「平等院鳳凰堂と浄土院」 作品紹介③《籬に梅図(養林庵書院襖絵)》
宇治市指定文化財《籬に梅図(養林庵書院襖絵)》江戸時代(17世紀) 浄土院蔵
竹垣の背後から覗く幹がうねるように躍動して曲線を描き、長く伸ばした枝先に清楚な白い花を咲かせる梅の老木。幹の中腹には春の到来を待ちわびるかのように、番(つがい)の鳩が羽を休めています。and more -
2022年02月25日 「平等院鳳凰堂と浄土院」 作品紹介②《伝帝釈天立像》
宇治市指定文化財《伝帝釈天立像》 平安時代(11世紀) 浄土院蔵
ふくよかな顔立ちにどっしりと重厚なプロポーションが印象的な古像。厚い唇に短い眉、吊り目がちの表情には、どこか少年のような瑞々しさも感じられます。and more -
2022年02月22日 「平等院鳳凰堂と浄土院」 作品紹介①《雲中供養菩薩像》
鳳凰堂本尊の阿弥陀如来坐像(国宝)を囲むように、長押上の小壁に懸け並べられた52軀の可憐な菩薩たち。尾を靡かせた雲に乗って飛翔しながら、楽器を奏で、香炉や天蓋を捧げ持ち、またリズミカルに舞い踊り、あるいは合掌しています。いずれも極楽浄土の主である阿弥陀如来を讃嘆供養する姿を表現しています。and more
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2022年01月08日 平等院鳳凰堂と浄土への憧憬
徳川家康が戦場の旗印に用いたことで知られる「厭離(え(お)んり)穢(え)土(ど) 欣(ごん)求(ぐ)浄(じょう)土(ど)」。これは元来、「穢れた現世を厭い離れ、極楽浄土に往生することを心から願う」という浄土信仰を象徴的に表した言葉です。平安時代中期に比叡山の僧・源信が著書『往生要集』で説いたこの思想は、疫病の流行や相次ぐ自然災害等に不安と恐怖を抱いた当時の人々に受容されました。そして祈りを捧げるすべての人を遍く救済し、浄土に導くと信じられた阿弥陀如来は多くの信仰を集め、極楽往生を願う貴族たちによって各地に阿弥陀堂が建立されたのです。and more
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