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2024年05月03日 「京都 細見美術館の名品」来場者が1万人を達成!
5月3日(祝)に「京都 細見美術館の名品―琳派、若冲、ときめきの日本美術―」の来場者が1万人を達成しました。
1万人目は、沼津市からお越しのご友人お二人です。新聞で本展覧会の情報を知り来館したとのこと。
若冲が好きで、写真や画像ではわからない若冲の色彩を間近で見るのが楽しみ、とお話しくださいました。 -
2024年03月10日 コレクターを魅了した日本美術の名品
京都・岡崎に位置する細見美術館には、1000点に及ぶ日本美術の名品が所蔵されている。本コレクションは昭和の実業家・細見良(初代古香庵)、實氏(二代目)、良行氏(三代目・同館館長)が80年余りを費やし蒐集したもので、幅広い年代と分野で日本美術史を総覧し、国内外から高い評価を受けている。
細見良氏は基本的に日本美術を幅広く蒐集したが、とりわけ仏教・神道美術の造形に美を見出した。重要文化財《金銅春日神鹿御正体》(4/27~5/26展示)をはじめ、優美な意匠の和鏡、鮮やかな彩色の仏画などが確かな鑑識眼で選び抜かれ、また茶の湯釜や根来塗の蒐集・研究にも情熱を注いだ。二代目の實氏は驚くべき先見性を持ち、琳派や伊藤若冲など、当時国内ではまだ評価がさほど高くなかった江戸絵画を好んで蒐集した。伊藤若冲の初期作《雪中雄鶏図》(通期)や琳派の創始・俵屋宗達から江戸中期の尾形光琳、江戸琳派の酒井抱一や鈴木其一、そして近代の神坂雪佳と、琳派350年の系譜を網羅する作品は必見である。三代目の良行氏もまた現代美術を含めた日本美術を蒐集する一方、この良質なコレクションを次世代に継承するため細見美術館の設立を主導した。and more
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