これからの展覧会
みどころ
- 静岡市美術館だけの単独開催！静岡ゆかりの彩色木彫家、平野富山の仕事の全容を紹介する初の回顧展。
- しずび初、日本近代のオール彫刻展！平櫛󠄁田中をはじめとする日本近代の彩色木彫の名品が登場。
第１章 彩色木彫を志す—「銕国 」時代
池野哲仙のもとでの修行期から人形研究団体で活動した時代の作品を紹介。能楽や歌舞伎などの伝統的な主題から詩情ただよう少女像まで、幅広いテーマに取り組んだ富山初期の「銕国」銘による作品を展観します。
故郷清水にゆかりある
能楽の演目
能楽の演目
昭和時代初期～昭和30年代後半
木,彩色 静岡市
日本人形社展出品作と同型
（または出品作）
（または出品作）
昭和13年(1938)頃～昭和30年代後半
木,彩色 静岡市
平野富山《こだま》
昭和時代初期～昭和30年代後半
木,彩色 個人蔵
昭和時代初期～昭和30年代後半
木,彩色 個人蔵
彩色木彫の先達
森川杜園《雄鹿》制作年不詳
木,彩色 小平市平櫛󠄁田中彫刻美術館
木,彩色 小平市平櫛󠄁田中彫刻美術館
大正3年(1914)
木,彩色 岐阜市歴史博物館寄託
大正時代初期～昭和8年(1933)頃
木,彩色 静岡市
第２章 西洋彫刻の仕事と平櫛󠄁田中との歩み―「敬吉 」時代
「敬吉」と名乗った時代の三つの仕事を紹介。齋藤素巖に学んだ西洋彫刻の仕事、彫刻を意識することになった彩色木彫の展開、そして約半世紀にわたった平櫛󠄁田中の彩色担当者としての仕事を、田中後半期の代表作の数々をとおして展観します。
西洋彫刻の仕事
齋藤素巖《老人》昭和39年(1964)
石膏,着色 小平市
石膏,着色 小平市
昭和31年(1956)
石膏 個人蔵
石膏 静岡市
彩色木彫の展開
昭和40年代前半～昭和51年(1976)頃
木,彩色 静岡市
昭和40年代前半～昭和51年(1976)頃
木,彩色 静岡市
昭和40年代前半～51年(1976)頃
木,彩色 静岡市
昭和40年代前半～51年(1976)頃
木,彩色 静岡市
平櫛󠄁田中の彩色担当者として
2mを超える大作
平櫛󠄁田中《霊亀随》
昭和11年(1936)※彩色は後年
木,彩色 日本芸術院
※文化庁許可済
昭和11年(1936)※彩色は後年
木,彩色 日本芸術院
※文化庁許可済
敬愛する森川杜園の模刻作
木,彩色 小平市平櫛󠄁田中彫刻美術館
昭和12年(1937)
木,彩色 井原市立平櫛󠄁田中美術館
《鏡獅子》への道
木,彩色 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
木,彩色 株式会社歌舞伎座
平櫛󠄁田中(左)と平野富山(右)
小平市平櫛󠄁田中彫刻美術館より提供
小平市平櫛󠄁田中彫刻美術館より提供
第３章 彩色木彫家・平野富山
「富山」と名乗った時代の作品を紹介。社寺への奉納品から伝統的な技法による今日的な女性像まで、独自の世界へとたどり着いた彩色木彫の境地を展観します。
昭和52～平成元年(1976～89)頃
木,彩色 静岡市
昭和55年(1980)
木,彩色 静岡市
今日的な女性像の傑作
平野富山《着衣の女》
昭和59年(1984)
木,彩色 駿府博物館
昭和59年(1984)
木,彩色 駿府博物館
寒川神社奉納品と同型
木,彩色 静岡市
木,彩色 静岡市