• 2023年01月19日 【感想まとめ】#杉浦非水展レポ を紹介します

    11月から開催していた「杉浦非水 時代をひらくデザイン」展、1/29(日)の閉幕まで残りわずかとなりました。
    本展は日本のモダンデザインの先駆者、杉浦非水(すぎうら ひすい)のポスター、図案集といった代表的仕事に加え、創作の原点となるスケッチや、写真、遺愛の品々など 300 点余りを紹介する静岡県内初の回顧展です。


    本展では会期中、SNSで「#杉浦非水展レポ」のタグで展覧会の感想を募集しています。
    たくさんの素敵な感想が寄せられましたので、その中から一部ですが、こちらでご紹介します!and more

  • 2022年12月23日 【杉浦非水展】作品紹介③「東洋唯一の地下鉄道 上野浅草間開通」

    「東洋唯一の地下鉄道 上野浅草間開通」1927年 愛媛県美術館蔵


    電灯がともされた明るい地下ホームで大勢の人々が列車の到着を待っています。とりわけ目立つ前景にはモダンな洋装の家族連れが描かれています。近づいてくる地下鉄車両にはヘッドライトが輝き、黄色い車体と黒々とした車輪の対比も鮮やかです。and more

  • 2022年12月22日 【杉浦非水展】作品紹介②『非水一般応用図案集』より

    『非水一般応用図案集』より 1921年 愛媛県美術館蔵


    杉浦非水は広告や雑誌の表紙のための文字や絵など、今日のデザインにあたるものを図案と呼びました。そして、優れた図案を生み出すためには自然の造形に学ぶべきだとしばしば説きました。and more

  • 2022年12月21日 【杉浦非水展】作品紹介①「三越呉服店 春の新柄陳列会」

    「三越呉服店 春の新柄陳列会」1914年 愛媛県美術館蔵


    蝶柄の振袖をまとう乙女がゆったりとソファに身を預けています。前髪を分けた束髪に髪飾りや大きなリボンを着け、指には宝石が輝きます。華やかな装いが眼を引きますが、それ以上にこの絵を特徴づけるのは、全体の統一感をもたらす装飾模様です。and more

  • 2022年11月11日 図案家・杉浦非水が誕生した時代

    杉浦非水は1876(明治9)年生まれ。過去に静岡市美術館で展覧会を開催した、フォーヴィスムの画家ヴラマンクや、洋画家・吉田博と同い年です。太平洋画会を率いた吉田が、東京美術学校教授で白馬会を率いる10歳年上の黒田清輝に激しい対抗意識を燃やしたのとは対照的に、非水は黒田を終生師と仰ぎました。and more