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2023年11月10日 記念講演会「家康を育んだ駿府、駿府を発展させた家康」を開催しました
11月3日に開幕したNHK大河ドラマ特別展「どうする家康」。11月5日には、大河ドラマの時代考証を務める小和田哲男氏を講師に迎え、「家康を育んだ駿府、駿府を発展させた家康」をテーマにご講義いただきました。
竹千代と名乗った幼少期から駿府城で世を去るまでの生涯の中で、およそ1/3にあたる25年間を駿府の地で過ごした徳川家康。
講演会では、家康と駿府の関わりや、大御所時代に当地を選び移住した理由などについて、展覧会の出品作品にも触れながらご紹介いただきました。また、近年の駿府城跡発掘調査の成果を交えながら、家康によって駿府発展の基礎が築かれたことをお話しいただきました。
参加者の皆さんからは、「家康の街づくりに関する具体的なお話を伺うことができ、新たな学びの多い時間となった」といった声を頂きました。家康第二の故郷・静岡での開催となった本展覧会。
今川義元から贈られた《紅糸威腹巻》や、現存唯一の「元信」花押の文書《松平元信判物 高隆寺宛》といった今川のもとで過ごした頃の品はもちろん、天正期の駿府築城に関する資料など、家康と駿府に関わる資料を展示しています。
この機会にぜひご覧ください。NHK大河ドラマ特別展「どうする家康」
会期:2023年11月3日(金・祝)〜12月13日(水)
休館日:11月20日(月) -
2023年10月11日 「ブルターニュの光と風」展来場1万人を達成!
10月11日に、「カンペール美術館所蔵 ブルターニュの光と風 フランス 神秘と伝統の地へ」の来場者が1万人を達成しました。
1万人目は、静岡市内からお越しのご夫婦。もともと絵画鑑賞がお好きで、今日は久しぶりにお二人で展覧会へ足を運んでくださったとのこと。
毎日大変なこともあるけれど、今回1万人目に選ばれてご褒美をもらった気持ち、とお話しいただきました。
本展主催者、特別協賛社より記念品を贈呈しました。おめでとうございます!
「カンペール美術館所蔵 ブルターニュの光と風 フランス 神秘と伝統の地へ」は、10月22日(日)まで開催しています。
フランス・カンペール美術館のコレクションを中心に、ブーダン、クールベ、モネ、ゴーギャン、ドニら45作家による約70点の絵画作品を通して、ブルターニュという場所の魅力をひも解きつつ、この地にゆかりのある画家たちと、彼らが編み出した多様な芸術表現をご紹介します。
多くの画家たちを魅了したブルターニュの魅力を、この機会にぜひお楽しみください。(m.o)
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2023年09月16日 ブルターニュへのいざない
フランス・ブルターニュ地方と聞いて、皆様はどのようなイメージをお持ちになるでしょうか。ガレットと呼ばれるクレープや、色とりどりの絵付けが施されたカンペール焼き陶器、味わい深いゲランドの塩を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。
大西洋と英仏海峡の間につき出たブルターニュ半島には、岩肌が露出した大地やエメラルドグリーンの海、深遠な森といった手つかずの自然が残されています。もともと「ブルターニュ」とは、「ブルトン人の土地」を意味する「ブリタニア」から派生した地名で、5世紀から6世紀にかけてグレートブリテン島からケルト系民族のブルトン人がこの地に移り住んだことに由来します。そのためフランス国内にありながら、イギリスの4地域(スコットランド、ウェールズ、コーンウォール、マン島)やアイルランドとともに、ケルト文化圏に分類されます。これらの地域では、自然崇拝と霊魂不滅を重んじるドルイド教が信仰され、妖精や魔女が登場するケルト神話や民間伝承が数多く残されました。またブルターニュには、太陽信仰との関わりが指摘される、イギリスのストーンヘンジに似た先史時代の巨石遺跡が複数残されています。どこか神秘的な雰囲気を帯び、異国情緒が漂うブルターニュは、19世紀以降、パリの画家達を大いに魅了しました。国が主催する絵画展にはブルターニュに取材した絵画作品が並び、印象派のクロード・モネがこの地を旅し、さらにポール・ゴーギャンをリーダーとしてポン=タヴァン派と呼ばれる画派が結成されたのです。本展ではフランス・カンペール美術館の収蔵品を中心に据え、画家達の眼差しとともに、神秘と伝統の地ブルターニュの魅力をひもときます。
(c.f)
カンペール美術館所蔵 ブルターニュの光と風 フランス 神秘と伝統の地へ
会期:2023年9月5日(火)〜10月22日(日) -
2023年08月09日 「さくらももこ展」来場3万人を達成!
昨日8月8日に、「さくらももこ展」の来場者が3万人を達成しました。
3万人目のお客様は、浜松市からお越しの親子です。さくらももこ作品の中でも、『COJI-COJI』が好きと話してくれた小学5年生の娘さん。
この日も新幹線の中で『COJI-COJI』を読みながら来てくれたそうです。さくらももこの作品のどこが好きですか?という記者からの質問に、
「静岡のほのぼのとした感じが描かれているところや、おもしろいお話、時々じーんとするところも好き」
と、しっかりと答えてくれました。お二人には、当館副館長より記念品として、さくらももこ展公式図録と美術館オリジナルグッズを贈呈しました。おめでとうございます!
「さくらももこ展」は、いよいよ8月23日(水)まで!
『ちびまる子ちゃん』『COJI-COJI』『もものかんづめ』の原稿、愛用品など約300点でさくらももこの全魅力に迫ります。ゆかりの地・静岡でぜひご覧ください。
閉幕が近付くと混雑が予想されますので、お早めのご来場をおすすめします♪ -
2023年07月05日 「さくらももこ展」来場1万人を達成!
7月4日に、「さくらももこ展」の来場者が1万人を達成しました。
1万人目のお客様は、佐賀県からお越しのご夫妻です。
新婚旅行で静岡県内を巡っていたそうで、清水の三保の松原を訪れた際に、偶然「さくらももこ展」のポスター見かけ、当館に足を運んでくださいました。お二人には、当館館長より記念品としてさくらももこ展公式図録と美術館オリジナルグッズを贈呈しました。
おめでとうございます!
そして、この日はなんと旦那さんの誕生日ということで、「おめでとう」が重なりました!さくらももこの代表作『ちびまる子ちゃん』は、まんがやアニメで馴染みがあったというお二人。
大人になって読むと懐かしい気持ちがするところが多くの人に受け入れられるのだと思う、と話してくれました。「さくらももこ展」は8月23日(水)まで開催します。
まんが家、エッセイスト、作詞家、脚本家と多彩な活動を展開した、さくらももこ。
代表作の数々を直筆原稿やカラー原画とともにこれまでにないボリュームで紹介します。
ゆかりの地・静岡でぜひご覧ください。
閉幕が近付くと混雑が予想されますので、お早めのご来場をおすすめします♪ -
2023年06月28日 さくらももこ展 静岡展開催記念 スペシャルトークショーを開催しました!
6月24日(土)にさくらももこ展の関連イベントとして、静岡展開催記念 スペシャルトークショーを開催しました!
さくらももこ先生と同時期に「りぼん」で活躍し、交友のあったまんが家の水沢めぐみ先生と、元「りぼん」担当編集者の後藤さんをゲストに迎え、当時の思い出やさくらももこ先生の作品をお話しいただきました。まずは、展覧会「さくらももこ展」を観た感想からトークが始まりました。
水沢先生「小さい絵が本当に可愛く、ももこらしい「青」も綺麗で、原画を見ると気づく事が沢山ありました。」
後藤さん「人間さくらももこと、その才能が詰まった展覧会です。」
また、トークイベントの前日に、さくら先生の出身地であり、『ちびまる子ちゃん』の舞台でもある清水のまちを歩いてくださったお二人。
清水駅から商店街、『ちびまる子ちゃん』にも登場する白髭神社、母校の入江小学校付近、さくら先生が好きだった和菓子店などを巡ったとのこと。
清水の皆さんの明るくてフランクな話し方が、さくら先生の空気感と似ていた、とお話しいただきました。イベントの最後には、「さくらももこ」の魅力をお伺いしました。
水沢先生「ふざけているけど、まじめ。大人だけど、子ども。いろんな顔を持っているところが、様々な人を惹きつける理由だと思います。」
静岡ならではの話題もあり、さくら作品を一層身近に感じることができたのではないでしょうか。
今回、500人を超えるたくさんの方にご応募いただきました。
応募者からの熱いメッセージからは、さくら作品が沢山の方に愛されていることが改めて感じられました。「さくらももこ展」は8月23日(水)まで開催します。
代表作『ちびまる子ちゃん』『COJI-COJI』はもちろん、エッセイ『もものかんづめ』の原稿、愛用品など約300点でさくらももこの全仕事に迫ります。ゆかりの地・静岡でぜひご覧ください。
閉幕が近付くと混雑が予想されますので、お早めのご来場をおすすめします♪
「さくらももこ展」
会 期:2023年6月17日(土)〜8月23日(水)
時 間:10:00〜19:00(展示室への入場は閉館の30分前まで)
休館日:毎週月曜日(ただし7月17日(月・祝)、8月14日(月)は開館)、7月18日(火) -
2023年05月23日 「おいしいボタニカル・アート」展来場1万人を達成!
5月23日に、「英国キュー王立植物園 おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり」の来場者が1万人を達成しました。
1万人目は、千葉県からお越しのお客様。and more -
2023年03月23日 おいしいボタニカル・アートの世界
本展は、英国キュー王立植物園の協力のもと、英国の食を彩った野菜や果物、ハーブやスパイス、お茶などの「おいしい」植物画のほか、食卓を飾るティー・セットや当時のレシピ帖などを紹介するものです。
そもそもボタニカル・アート(植物画)は、写真が誕生する以前の記録媒体として植物が写実的に描かれたことに端を発します。起源は古代ギリシア時代とされており、数ある植物の中から有用な薬用植物を識別する目的で描かれました。つまり、食用となる植物を描いた植物画は、ボタニカル・アートの原点ともいえるのです。
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2023年01月19日 【感想まとめ】#杉浦非水展レポ を紹介します
11月から開催していた「杉浦非水 時代をひらくデザイン」展、1/29(日)の閉幕まで残りわずかとなりました。
本展は日本のモダンデザインの先駆者、杉浦非水(すぎうら ひすい)のポスター、図案集といった代表的仕事に加え、創作の原点となるスケッチや、写真、遺愛の品々など 300 点余りを紹介する静岡県内初の回顧展です。本展では会期中、SNSで「#杉浦非水展レポ」のタグで展覧会の感想を募集しています。
たくさんの素敵な感想が寄せられましたので、その中から一部ですが、こちらでご紹介します!and more -
2023年01月18日 東海道が育んだ美術
静岡市美術館では、2月11日(土)より、展覧会「東海道の美 駿河への旅」を開催します。
江戸時代、東海道の整備による街道の賑わいを背景として、東海道図屏風や、歌川広重の浮世絵、東海道五十三次など東海道を主題とした絵画が制作されるようになりました。また、江戸時代の絵師たちは各地を旅することも多くありました。特に東海道は日本随一の名勝・富士山があり、実際に絵師が駿河に旅をして描いた作品もあります。今回第一章では、「描かれた東海道」として東海道や駿河を描いた絵画を展示します。and more
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