• 2015年08月21日 「春信一番!写楽二番!」のあれこれ ②静岡会場オリジナル構成って?

    展覧会「春信一番!写楽二番!」の見どころを、ロゴマークくんと担当学芸員の会話形式でお届けします。

    -静岡会場オリジナル構成って?-

    ? :みどころのひとつ、”静岡会場オリジナル構成”とは?

    担 当:

    巡回会場の中でも静岡会場は展示スペースが広い方なので、特別構成を作ってみました。

    ①風景版画の成立

    ・・・本展の章立てから少々寄り道し、初期浮世絵から葛飾北斎や歌川広重に至るまでの浮世絵版画における風景画の成立について紹介します。

    ②錦絵ができるまで

    ・・・復刻版《富嶽三十六景 凱風快晴》版木、順序摺、彫・摺の道具一式を展示、錦絵はいかに作られたかを紹介します。”見当をつける”という言葉は、浮世絵版画から生まれた!?

    ③千社札(せんじゃふだ)全5帖を、ドーンと一挙公開!

    ?  :千社札(せんじゃふだ)、ドーン・・・?

    担 当:

    千社札とは社寺参りの記念に柱などに貼る紙製の納札のこと。今でも、お寺や神社の柱に貼ってあるのを見ますよね。江戸後期には、旅ブームによって、千社札の愛好者も生まれ、交換用の札も制作されました。

    今回展示する千社札貼込帖は、大交換会が行われた安政期(1854-60)を中心に、千を優に超す千社札が貼り込まれています。しかも、渓斎英泉(けいさい えいせん)や歌川派の国芳、広重、芳艶(よしつや)、そして梅素亭玄魚(ばいそてい げんぎょ)など、当時活躍した浮世絵師の下絵のものもたくさん入っています!

    静岡会場ではその面白さ、魅力を存分に味わってもらうため、全5帖を一挙公開します。その長さ約35メートル!!

    ! :千を優に超すコレクション・・・千社札に対する学芸員の熱も伝わってきます。

    担 当:現地調査中、「千社札がおもしろい、千社札が」ってずっとアピールしていました(笑)

    ? :全5帖一挙公開・・・さ、35メートル!?どんな展示になるのやら・・・!?

    担 当:展示ケースをフルに使って、ドーンと!!札の一枚一枚は小さいので、じっくり見てね。

    展覧会図録の千社札ページ。なんと、16ページも使って掲載!実物を見るのが楽しみです。

    図録より 千社札.JPG

    (c.o)

    「錦絵誕生250年 春信一番!写楽二番! フィラデルフィア美術館浮世絵名品展」

    会期:2015年8月23日(日)~9月27日(日) 会期中無休!展示替え無し!

    観覧料:一般1,100(900)円、大高生・70歳以上700(500)円、中学生以下無料

    *( )内は前売りおよび当日に限り20名以上の団体料金

    *障害者手帳等をお持ちの方及び必要な介助者は無料

    前売券:8月22日(土)まで販売

    静岡市美術館、チケットぴあ[Pコード766-801]、ローソンチケット[Lコード47347]、セブンチケット[040221]、谷島屋呉服町本店、谷島屋マークイズ静岡店、戸田書店静岡本店、戸田書店城北店、江崎書店パルシェ店、MARUZEN&ジュンク堂書店新静岡店

  • 2015年08月20日 「春信一番!写楽二番!」のあれこれ ①展覧会タイトルの謎

    展覧会「春信一番!写楽二番!」のみどころを、ロゴマークくんと担当学芸員の会話形式でお届けします。

    -展覧会タイトルの謎-

    ! (ロゴマークくん):

    こんにちは!もうすぐ新しい展覧会「春信一番!写楽二番!」が始まりますね!
    今日は展覧会のみどころを聞きにきました。よろしくお願いします!

    担 当:はい、よろしくお願いします。

    ? :早速ですが、このちょっと変わった展覧会名「春信一番!写楽二番!」って、どういう意味ですか?(カステラかな?(笑))

    担 当:監修の浅野先生の”つぶやき”です!

    ? :もう少し詳しく教えて~

    担 当:

    昨年1月のフィラデルフィア現地調査で、実際に作品を観ながら出品作品を選定しました。

    その時に、あべのハルカス美術館館長の浅野秀剛先生が、「春信一番、写楽二番・・・春信一番、写楽二番・・・」と、しきりにつぶやいていらっしゃった。この言葉が、展覧会の特徴をズバリ言い当てているのです。

    ? :「錦絵誕生250年」というのは・・・?

    担 当:

    今回の展覧会は「錦絵の誕生」に焦点を当てています。錦絵というのは、250年前の明和2年(1765年)に誕生した、多色摺の浮世絵版画のこと。錦のように色鮮やかなことから「錦絵」と呼ばれ大評判になりました。

    これまで単色や色数も少なかった浮世絵が、一気にカラーに!浮世絵が大きく発展した出来事でした。

    その錦絵の誕生に大きく関わったのが「鈴木春信(すずき はるのぶ)」です。

    展覧会では、錦絵誕生の立役者・春信の出品数がダントツに多く30点。いずれも名品ばかり。

    間違いなくこの展覧会の主役です。

    次の主役は「東洲斎写楽(とうじゅうさい しゃらく)」、 代表作を含む11点が揃います。こちらも稀少性が高い。

    ! :なるほど!

    錦絵誕生の立役者・春信は30点、その後に登場する写楽は11点出品。
    量だけでなく質、稀少性も高い名品が揃う・・・まさに”春信一番!写楽二番!”なんですね!
    春信が主役ですが、展覧会ポスターのメイン図版は「写楽」ですね。

    担 当:そこは・・・知名度をとりました(笑)

    ! :確かに、これは「見たことある!」という作品!

    担 当:チラシは、春信・写楽の両面印刷にしますよ。精緻な春信!迫力の写楽!

    フィラデルフィア美術館の浮世絵コレクションは、初期浮世絵や上方浮世絵も豊富です。

    今回の展覧会は、錦絵誕生以前の初期浮世絵から錦絵の誕生・展開・成熟の課程を紹介し、浮世絵の歴史を辿ります。

    浮世絵初心者から、コアなファンまで楽しめる展覧会になると思います。

    チラシの表紙。春信《やつし芦葉達磨》・写楽《三代目大谷鬼次の江戸兵衛》の図版を両面に。

    春信一番!写楽二番!1.jpg   春信一番!写楽二番!2.jpg

    (c.o)

    「錦絵誕生250年 春信一番!写楽二番! フィラデルフィア美術館浮世絵名品展」

    会期:2015年8月23日(日)~9月27日(日) 会期中無休!展示替え無し!

    観覧料:一般1,100(900)円、大高生・70歳以上700(500)円、中学生以下無料

    *( )内は前売りおよび当日に限り20名以上の団体料金

    *障害者手帳等をお持ちの方及び必要な介助者は無料

    前売券:8月22日(土)まで販売

    静岡市美術館、チケットぴあ[Pコード766-801]、ローソンチケット[Lコード47347]、セブンチケット[040221]、谷島屋呉服町本店、谷島屋マークイズ静岡店、戸田書店静岡本店、戸田書店城北店、江崎書店パルシェ店、MARUZEN&ジュンク堂書店新静岡店

  • 2015年08月19日 「春信一番!写楽二番!」のあれこれ

    「青磁のいま―受け継がれた技と美 南宋から現代まで」が8月16日に閉幕しました。

    たくさんのご来場、ありがとうございました!

    次回「錦絵誕生250年 春信一番!写楽二番! フィラデルフィア美術館浮世絵名品展」は、8月23日(日)からの開催です。
    次回展まで、あと1週間・・・開幕に向け、急ピッチで準備しています!

    さて、ここからのブログ『「春信一番!写楽二番!」のあれこれ 』では、展覧会の見どころを、当館のロゴマークくんと担当学芸員の会話形式でお届けします。

    ? (ロゴマークくん) 「どんなお話が聞けるかな~?」

    (出品作品の解説などは、学芸員のコラムでご紹介します。こちらもお楽しみに。)

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    (c.o)

    「錦絵誕生250年 春信一番!写楽二番! フィラデルフィア美術館浮世絵名品展」

    会期:2015年8月23日(日)~9月27日(日) 会期中無休!展示替え無し!

    観覧料:一般1,100(900)円、大高生・70歳以上700(500)円、中学生以下無料

    *( )内は前売りおよび当日に限り20名以上の団体料金

    *障害者手帳等をお持ちの方及び必要な介助者は無料

    前売券:8月22日(土)まで販売

    静岡市美術館、チケットぴあ[Pコード766-801]、ローソンチケット[Lコード47347]、セブンチケット[040221]、谷島屋呉服町本店、谷島屋マークイズ静岡店、戸田書店静岡本店、戸田書店城北店、江崎書店パルシェ店、MARUZEN&ジュンク堂書店新静岡店

  • 2015年08月13日 開館5周年記念コラボビール、完成間近!!(後篇)

    “完成間近”と題した本ブログでしたが…

    申し訳ありません、実は既にビールが完成してしまいました!!

     

    IMG_3563.JPG
    完成した当館フレンチセゾン(左)と音楽館アルト(右)

     

    去る8月10日には、一般発売に先駆けて、各マスコミや関係者を対象とした「完成お披露目会」を開催しました。

     

    AOI BREWINGの満藤社長、高醸造長をはじめ、当財団の望月専務理事、静岡音楽館の山村館長、静岡市美術館の田中館長、そして静岡商工会議所の熱川専務理事(実は、音楽館開館当時の副館長!)が、AOI BREWING併設ビアバー「BEER GARAGE」に集合。
    皆様から御挨拶や祝辞をいただいた後・・・

     

    いざ、カンパーーーイ!!!

     

    DSC_3583.jpg
    「Prost!!!」アルトにあやかりドイツ語で乾杯!

     

    IMG_3553.JPG

    ビールについて語る高醸造長と生まれたてのビールたち

     

    DSC_3585.jpg

    記者の皆様、暑いなかありがとうございました!

     

    私も試飲させていただきましたが、両ビールともホントに!おいしいです!!
    しかも、ある意味対照的な両館のキャラクターがばっちり際立っている…!

     

    高醸造長曰く、「イメージでビールを作るのは難しい」とのことですが、とても良い出来栄えに、両館長もたいへんご満悦なご様子でした。

     

     

    さて。

    すっかり遅ればせながら…といった感じではありますが、前篇に引き続き今回は、各ビールの特徴や、博学多識な高醸造長によるネーミングの由来などについて、詳しくご紹介します。

    それではまず、静岡音楽館AOI(以下、本文中では「音楽館」)からご紹介。

     

    ■静岡音楽館AOI開館20周年記念エール「ホルツノーテンシュレッセル(アルト)」

     

    音楽館からイメージされた「アルト」は、ドイツ・デュッセルドルフ市発祥の古典的なビアスタイルで、直訳すると”古いビール”。といっても決してビール自体が古いわけではなく、これは、現在世界中で一番作られている下面発酵ビール(ラガー)に対して、それ以前のビールの主流であった上面発酵ビール(エール)の伝統的製法で作られていることに由来します。

     

    AOI-hall&Alt.jpg

     

    濃褐色の見た目から、一見重そうなイメージを抱きがちですが、飲んでみると想像以上に飲み口すっきりで、思わず「!」。3種類のドイツ産ホップがばっちり効いているので、すっきりの直後、すぐさましっかりとした苦味が迫ってきます。このど真ん中ストレートな味わいは、いかにも”優等生タイプ”と言った印象。音楽館のコンサートの余韻に浸りながら飲むにもふさわしい、とても品格ある仕上がりです。
    ビールの温度とともに変わる味わいの変化もおもしろい。焙煎したモルト(麦芽)のほんのりとした香ばしさに包まれ、コク深いのにスイスイ飲める…優等生とはいえ、これは少々危険なビールかもしれません(笑)

     

    高醸造長が命名した「ホルツノーテンシュレッセル」という名前は、 “木製の音符”というニュアンスのドイツ語。

     

    「音楽の都ウィーンの楽友協会ホールに似た残響音設計になっている音楽館は、ふんだんに使われた木材の温かなぬくもりを感じる素敵なステージと、シンプルかつ落ち着いた豪華さを持つホールです。そこからイメージして閃いたのが”木製の音符”でした。」

     

    音楽館のイメージに、なんともぴったりなネーミングです。

    いつか、こんなビールを音楽館のバーカウンターでも味わってみたいものです…♪

     

     

    さて、続いては、静岡市美術館のビールをご紹介!

     

    ■静岡市美術館開館5周年記念エール「月白風清(フレンチセゾン)」

     

    「セゾン」は、ベルギー南部及びフランス北部でつくられるビアスタイルです。もともと夏の農作業の際、水がわりに飲まれていたもので、夏に飲むために決まった季節(農閑期)に仕込みをしていたことからセゾン(シーズン)ビールと呼ばれるようになりました。

    実は明確なレシピが規定されているわけではなく、地方や醸造所によっても味の違いが大きく異なる、幅の広いスタイルのビールです。

     

    「セゾン」といえば、ベルギーセゾン酵母を用いた”ベルジャンセゾン”が一般的ですが、今回は当館の”お洒落感”を出したいと、極めて希少なフレンチセゾン酵母を使用して、あえての「フレンチセゾン」に。小麦を使って、ややマイルドな飲み口に仕上げました。

     

    shizubi-entrance&sezon.jpg

     

    こちらはやや白味がかったゴールデンイエロー。まず印象的なのは、コリアンダーや柑橘系ハーブが醸し出す華やかな香り。そして、一口飲んでみると…、やっぱり「!!」。
    “すっきり””爽やか”な第一印象に続くのは、やや複雑で、芳醇な風味。絶妙な調和を保ち、徐々に喉奥に広がります。

     

    このビールには、当館の開館5周年にちなみ、5種類のハーブスパイス、そして贅沢にも5種類のホップが使用されています。
    しかも、使用したホップは、パール、サファイヤ、オパールなど、いずれも煌めく宝石の名前。
    5種類ものホップを使うのは、通常「あまりやらない」ことだそうですが、高醸造長の大奮発のおかげもあって、香りや味わいの奥行きや広がりが半端ない、とてもエレガントなビールに仕上がっています。

     

    この「フレンチセゾン」に命名された「月白風清」(げっぱくふうせい)という言葉は、中国・宋代一の詩人と謳われた蘇軾の長文の一節。高醸造長の好きな言葉のひとつでもあるそうです。

     

    「白くこうこうと輝く月明かりに照らされた青白いモノトーンの世界が、白を基調にした静岡市美術館のイメージと重なります。そして夜の静寂にそよぐ秋風のごとく香るさわやかなセゾンの香り…。今年の立秋は8月8日、季節的にもぴったりです。」

     

    音楽館がドイツだから、こっちはフランスか…?!と思いきや、こちらはいとも上品な四字熟語と来た(笑)

    醸造長のハイセンスぶりに、平伏です!

     

     
    …と、ご紹介ばかりが長くなりましたが、
    「ホルツノーテンシュレッセル」と「月白風清」。
    皆様への初お目見えは、いよいよ今週末8月14日(金)!
    8月16日(日)までの3日間、静岡市中央商店街で開催される「第53回静岡夏祭り 夜店市」にて特別先行販売いたします。
    小梳神社前の「静岡市文化振興財団」ブースに、ぜひお立ち寄りください。

     

    その後、8月17日(月)からは、アオイビール取扱店舗でも順次開栓予定ですが…!

    残念なことにこれらのビール、今回は何せ”特別限定醸造”していただいたものですから、各450リットル、計900リットルのビールがなくなってしまえば、その場でもちろん「売り切れ御免」となります。

     

    全国初、世にも珍しいコラボビールで、しかも今しか飲めない”特別限定醸造”!!

    そうと聞いては、ほら。あなたはもう飲まずにはいられないはず…(笑)

     

    さてさて、あなたは、音楽館の「アルト派」?それとも、市美の「フレンチセゾン派」?

    ぜひ、飲み比べも楽しんでくださいね。

    一期一会のこの機会、皆様ぜひお飲み逃しなく!!

     

    IMG_3565.JPG

    セゾン越しにセゾンを味わう醸造長(笑)

    「おいしいって言ってもらえてほっとした…」
    ご尽力いただき、心から感謝です!
    (m.m)

  • 2015年08月05日 開館5周年記念コラボビール、完成間近!!(前篇)

    静岡市美術館は、今年開館5周年。
    そのメモリアルイヤーに、なんとも珍しいコラボ企画が持ち上がりました。

     

    なんと、今年醸造開始1周年を迎える、静岡市唯一のクラフトビール醸造所「AOI BREWING」(以下「アオイさん」)さんが、同じJR静岡駅前にあって、同じ(公財)静岡市文化振興財団が管理運営を行う静岡音楽館AOIの開館20周年と、当館の開館5周年を祝して、それぞれの施設をイメージした「開館周年オリジナルビール」をつくってくれることになったのです!

     

    aoi brewing outside.JPG

    旧醤油蔵を改造した醸造所。静岡浅間神社のすぐ近くにあります。

     

    クラフトビールが全国的なブームとなっている昨今、「クラフトビール×店舗」、「クラフトビール×地場産品」、「クラフトビール×キャラクター」など、様々なコラボ企画をあちらこちらで目にします。

     

    しかし!
    「クラフトビール×公共施設」のコラボレーションは全国初!(おそらく。)
    期せずして、歴史的瞬間を目撃することとなりました。

     

    元を辿れば、アオイさん側から静岡音楽館AOIに、「同じ”AOI”同士、何かコラボしませんか?」と、ご提案をいただいたことに端を発するこの企画。
    その後、周年記念ビール醸造に話が大きく発展したことで、めでたく当館も企画の仲間入り。
    熱狂的なビールファンを多数?有する当財団としても、大きな快挙となりました…!

     
    具体的に話が動き始めたのは5月のこと。
    それからこれまでの間、醸造長の高さんやマネージャーの福島さんとともに、どんなビアスタイルにするか、どんなホップを使うか、PR作戦をどうするか、ネーミングをどうするか等々、かなり綿密に打ち合わせを積み重ねてまいりました。(おかげで酒量が増えました(笑))

     

     

    詳しいビールの紹介などは後篇に回すとして、今回は、案外すんなり?決まった各館のビアスタイルのみ発表させていただきます。

     

    まずは、静岡音楽館AOIから。

    aoi hall(300dpi).jpg

    1995年5月に室内楽専用ホールとして誕生した静岡音楽館AOI。
    JR静岡駅前の文化施設では、最も格式高く、古典的な風格が漂います。
    そんな優雅さと荘厳さをあわせもつ音楽館からイメージされたのが、ドイツ・デュッセルドルフ市発祥・正統派「アルト」。

     

    静岡音楽館AOIといえば「やっぱりドイツ!」とは、醸造長の談。
    “オールドイツ”にこだわったアルトづくりがスタートしました。

     
    次に、静岡市美術館です。

    shizubi entrance (within people).jpg

     

    白くて、シンプルで、開放的な雰囲気の静岡市美術館。
    そんな当館からイメージされたのは、すっきりスタイリッシュな「フレンチセゾン」。
    もともとは田舎で飲まれていた「セゾン」ですが、今ではなんだか「とんがっててお洒落な雰囲気」。
    当館のイメージに合うように、小麦を使ってやや白く、マイルドな飲み口のセゾンづくりが始まりました。

     

     
    去る7月10日には、財団トップと各館長が、ビールの仕込みのお手伝い。
    夕方、担当者のみで再訪したときには、おまけでホップやハーブスパイスの計量や投入まで体験させていただきました。

     

    aoi brewing tank.JPG

    工場内部。なんだか近未来的!?

     

    aoi brewing molt stirring.JPG
    モルト撹拌中の田中館長。意外と重たいのです…

     

    aoi brewing molt stirring (all).JPG
    こぞって麦芽の投入や櫂入れのお手伝い。とても楽しそう(笑)

     

    aoi brewing hop.JPG
    投入前のホップ。一粒で、とっても苦―いです!

     

    aoi brewing herb,spice.JPG
    ハーブスパイス粉砕中。工場内部はまるで家庭科室×理科室!

     

    aoi brewing sprash.JPG
    ホップ一発目の投入では、100度を超える麦汁が一気に噴出!
    今回はサービスショット。いつもより多く溢れています(笑)

     

    ビール1.jpg
    発酵中のビールはこんな感じ。

    どこぞのマキアートかと見紛うアルトに、超フレッシュなフレンチセゾン。
    まだまだ酵母が混在しているので、かなり濁っています。でも、飲めました…。

     

     

    発酵が終わった後、1日2℃ずつ、ゆっくりゆっくり時間をかけて温度を落として、
    ゆっくりゆっくり酵母を沈殿させて…

    ビール2.jpg

    ようやくここまで透明に!!
    いわゆる”若ビール”。この状態でもう十分おいしく飲めました。

     

     
    ・・・と、今回はここまで。

    こんな風に、普段はなかなか知ることのできないビールの醸造過程を紹介できるのも、まさにオリジナル企画ならではのことではないでしょうか。

    さて次回は、いよいよ完成間近のビールについて、写真とともに詳しくご紹介します。
    乞うご期待!

     

    aoi brewing brewer.JPG
    最後に、まさに職人な醸造長の背中を。
    我らのビールを、どうぞよろしくお願いします!!

     

    (m.m)

  • 2015年06月11日 「理想の”青”を求めて―憧れの色への挑戦」

    今週末に開幕する展覧会「青磁のいま―受け継がれた技と美 南宋から現代まで」。

    作品が搬入され、展示作業もいよいよ大詰めです。

     

    さて、今回のブログは、青磁の”青”についてのお話です。

     

     

    「天青(てんせい)」「粉青(ふんせい)」「翠青(すいせい)」・・・。

    これらはすべて青磁の”青”を表した言葉です。

    中国を起源とするこの美しい釉色のやきものを、かつての中国皇帝は雨上がりの澄み切った天空の色になぞらえて「雨過天青(うかてんせい)」と言い表しました

    青磁は、しばしば空や碧玉(へきぎょく)といった自然界の青に喩えられますが、その中でも最も印象的な言葉の一つと言えます。

     

    その青磁の色は、マットで濁りのない淡く澄んだ青緑色の「粉青」、 ヒスイのような透明感を持つやや緑色の強い淡く明るい青緑色の「翠青」をはじめ、オリーブ・グリーンや淡い黄色のものもあり、一言では言い表せない豊かな”青”の世界が広がります。

     

    この青磁の”青”の発色源は、釉薬や土に含まれるわずかな鉄分。

    空気中ではすぐにさびてしまう鉄も、還元焔焼成(かんげんえんしょうせい)という酸素不足の状態で焼かれることで青みを帯び、それがガラス質の釉薬の中に閉じ込められて永遠に青く保たれます。

     

    しかしながら青磁は、初めから美しい青を呈していたわけではありません。

     

    今から3500年前の中国・商時代中期、青磁の祖とも言うべき木灰(もっかい)を主原料とした灰釉(かいゆう)の陶器が焼かれます。

    紀元後1世紀の後漢時代には灰釉から成熟した青磁が誕生しますが、まだまだくすんだ暗緑色。

    ここから中国における理想の”青”を求めた長い挑戦の歴史が始まります。

    そして、南宋時代(12−13世紀)、ついに青磁は頂点へと達します。

     

    さて、これら中国の青磁は同時代の日本にも伝わり、時代を超えて大切に受け継がれていきます。

    日本においても中世、近世と青磁への挑戦は見られますが、憧れの南宋青磁の再現に成功したのは明治時代以降。

    近代の陶芸家らの試みは、やがて独自の創作へと移っていきます。

    そして時代は今。作家の想いが投影された様々な青磁作品を見ることができます。

     

    本展は、第Ⅰ章で日本に伝来した12−13世紀の中国・南宋時代の至高の青磁を、 第Ⅱ章で近代の日本の青磁の成果を、第Ⅲ章で現在の青磁の到達点を見ることができる、オール青磁の展覧会です。

    いつの時代も理想の”青” を求めて生み出された青磁。あなたの理想の”青”に出会って頂ければ幸いです。

     

     

    (s.m)

    商店街バナー デザイン.jpg 

    ※商店街のバナーデザイン

     

     

  • 2015年06月03日 「青磁のいま」展 出品作家によるアーティストトークのお知らせ

    「大原美術館 名画への旅」が無事に閉幕しました。たくさんのご来場ありがとうございました。

    次回展「青磁のいま―受け継がれた技と美 南宋から現代まで」に向けて、館内は一気に模様替え!

     

    エレベータのドア

    エレベータ 青磁バナー.jpg

     

    商店街側(戸田書店側)入り口

    青磁 出窓バナー.JPG

     

    エントランスホール

    エントランス 青磁バナー.JPG

     

     

    本展では、中国・南宋時代(12~13世紀)の名品から、近代、現代まで、約120点の青磁作品を3章立てで紹介します。

    「現代の青磁―表現と可能性―」と題した第Ⅲ章では、第一線で活躍する10名の現代作家による48点を展示します。
    人間国宝の中島宏の作品から、オブジェのような青磁まで、多様な表現をご紹介します。

     

     

    会期中には、本展出品作家によるアーティストトークを開催します。

     

    6月27日(土)は、髙垣篤氏(1946~)。

    髙垣篤 《茜青瓷-屹立》 キャプ入り.jpg

     

    まっすぐに立ちあがった面は氷壁のよう。

    青磁釉の下に茜色に発色する素材が使われており、青色とエッジ部分の茜色の対比が美しい作品です。

    6月27日(土)のイベント詳細・申込こちら →https://shizubi.jp/event/_2015627.php

     

     

    7月11日(土)は神農巌氏(1957~)。

    神農巌 《堆磁線文壺》 キャプ入り.jpg

     

    泥漿(でいしょう)にした磁土を含ませた筆で何度も塗り重ねることで、立体感のある柔らかな線をつくりだしています。

    「堆」は他よりも盛り上がっている様子を指す言葉。その特徴をとらえた技法「堆磁(ついじ)」は、神農氏が名づけ親なのだそう。

    7月11日(土)のイベント詳細・申込はこちら→https://shizubi.jp/event/2015711.php

     

    作家本人の言葉で語られる青磁の世界は、どのようなものなのでしょうか。

    きっと作品鑑賞のヒントが手に入るはず!

    みなさまのご参加をお待ちしております。

     

    (c.o)

     

     

     「青磁のいま―受け継がれた技と美 南宋から現代まで」
    会期:6月13日(土)~8月16日(日)
    観覧料:一般1000(800)円、大高生・70歳以上700(500)円、中学生以下無料
    *( )内は前売りおよび当日に限り20名以上の団体料金
    *障害者手帳等をお持ちの方及び必要な介助者は無料

    ※お得な前売り券は、6月12日(金)までの販売です※
    取扱い:静岡市美術館(6月11日(木)まで)、チケットぴあ[Pコード766-738]、ローソンチケット[Lコード46746]、セブンチケット[セブンコード:038-261]、谷島屋呉服町本店、谷島屋マークイズ静岡店、戸田書店静岡本店、戸田書店城北店、江崎書店パルシェ店、MARUZEN&ジュンク堂書店新静岡店

  • 2015年05月28日 次回展「青磁のいま」 チラシもキラキラしています!

    現在開催中の「大原美術館展 名画への旅」会期も、いよいよ残り数日となりました。

    静岡市美術館開館5周年記念展の第一弾…みなさま、ご覧いただけましたでしょうか。

    大原美術館展に続く、開館5周年記念の第二弾は

    「青磁のいま―受け継がれた技と美 南宋から現代まで」(会期:6月13日(土)~8月16日(日))

    中国に起源を持つ、青緑色を基調とする美しい釉色のやきもの”青磁”。

    展覧会では、日本に伝わった中国・南宋時代(12~13世紀)の官窯や龍泉窯の名品から、

    古陶磁の再現に心を砕き、次第に独自の青磁を作り出した板谷波山や岡部嶺男など近代の作家、

    人間国宝の中島宏をはじめとする現代作家の最新作まで、約120点を一堂に展示します。

    南宋時代の古陶磁を起点に、近代、現代までの青磁を通史的に3章立てで紹介する、これまでにない切り口の展覧会です。

    こちらが展覧会のチラシです。

    チラシ画像.jpg


    画像ではわかりませんが、印刷されたチラシには光沢があり、青磁の釉薬のようなツヤツヤとした質感をしています。

    出品作品をかたどったオリジナルフライヤー(ミニちらし)もあります!

    ツイッター.JPG

    左:《青磁鳳凰耳瓶(せいじほうおうみみへい)》 龍泉窯 中国・南宋時代 13世紀

    読んで字の如く…鳳凰を象った耳付きの花器。

    形がとってもユニークです。このフライヤーが一番人気!


    中央:岡部嶺男《翠青瓷大盌(すいせいじおおわん)》1968年

    「貫入(かんにゅう)」という表面のひびも、青磁の見どころのひとつ。

    また、展覧会ポスターやチラシの四辺の枠線は、この作品の縁の色からとりました。


    右:板谷波山《霙青磁牡丹彫文花瓶(みぞれせいじぼたんちょうもんかびん)》

    大きな牡丹の花が彫られています。

    東京美術学校で彫刻を学んだ波山ならではの技術と表現!

    フライヤーの裏面には、各作品の解説文が載っています。

    隅々まで、じっくりご覧ください。

    チラシ・フライヤーは、静岡市美術館ほか、市内の文化施設・飲食店等で配布しています。

    ぜひ、手に取ってみてくださいね。

    (c.o)

    「青磁のいま―受け継がれた技と美 南宋から現代まで」

    会期:6月13日(土)~8月16日(日)

    観覧料:一般1000(800)円、大高生・70歳以上700(500)円、中学生以下無料

    *( )内は前売りおよび当日に限り20名以上の団体料金

    *障害者手帳等をお持ちの方及び必要な介助者は無料

    ※お得な前売り券は、6月12日(金)までの販売です※

    取扱い:静岡市美術館(6月11日(木)まで)、チケットぴあ[Pコード766-738]、ローソンチケット[Lコード46746]、セブンチケット[セブンコード:038-261]、谷島屋呉服町本店、谷島屋マークイズ静岡店、戸田書店静岡本店、戸田書店城北店、江崎書店パルシェ店、MARUZEN&ジュンク堂書店新静岡店

  • 2015年05月23日 「大原美術館展」のこり8日です!

    静岡市美術館開館5周年記念の第一弾、

    「大原美術館展 名画への旅」も残すところ、あと8日となりました。

    ohara_1.JPG

    本展では、モディリアーニ、マティス、ユトリロ、岸田劉生、梅原龍三郎、

    棟方志功、山口晃など、大原美術館を代表する75点を紹介しています。

    サブタイトルの「名画への旅」は、

    お客様が会場を巡ることで名画を楽しむ機会になれば、という思いのほか、

    「旅」をキーワードにいくつかの意味を込めています。

    ohara_2.jpgのサムネイル画像

    ひとつ目は、「児島虎次郎の名画収集の旅」。

    大原美術館は1930年に創設されますが、

    まだ「美術館」という存在も曖昧な時代において、

    西洋美術が常設で鑑賞できる日本で初めての美術館でした。

    そのコレクションの基礎を築いたのは、

    児島虎次郎(1881-1929)という岡山県出身の洋画家。

    虎次郎は倉敷の実業家で大原美術館の創設者である

    大原孫三郎(1880-1943)の支援のもと、3度ヨーロッパへ留学し、

    自らの画業研鑽の傍ら、モネやマティスといった画家たちと直接交流をしながら

    西洋の絵画を日本に持ち帰ります。

    ohara_3.JPG
    本展の第1章では、虎次郎の作品を紹介しながら、

    この名画収集の旅、そして大原美術館創設までの道のりを紹介しています。

    虎次郎の作品は全12点出品されていますが、

    なかでも彼が得意とした大画面の人物画は必見です。

    2つ目は「日本人画家たちの留学の旅」。

    虎次郎のほか、明治末から大正、昭和にかけて多くの日本人画家が西洋へ留学しています。

    第3章では、西洋に学びながらも独自の表現を切り拓いていった、

    藤島武二、梅原龍三郎、安井曾太郎、須田国太郎、荻須高徳などをはじめとする、

    近代日本美術の名作を紹介しています。

    西洋出自の油絵具を用いながら、日本人ならではの洋画を追求した彼らの、

    挑戦や苦悩を作品から感じられると思います。

    そして三つ目は「作品の旅」。

    虎次郎が持ち帰った作品のほか、現在の大原美術館には様々な作品が所蔵されています。

    これらの作品たちが、制作者である画家の手を離れてからどのような道をたどって大原美術館へやってきたのか、

    誰の手元にわたり、どのような展覧会に出品されてきたのか。

    本展では、この絵画の履歴書である「来歴」にも注目しています。

    ohara_4.JPG

    残念ながら展覧会では会場の都合、詳しいところまで紹介できていないのですが、

    是非図録をご覧いただければと思います。

    虎次郎がモネから直接作品を購入した際に発行された領収書の画像など、

    貴重な資料画像も多数掲載しています。

    (図録は通販も行っています。詳細はこちら→https://shizubi.jp/cafe/mailorder.php

    1点1点の作品にひそむ、名画にまつわる物語にも目を向けてみると、

    見慣れた作品の新しい一面を発見できるかもしれません。

    大原美術館は創設されてから今年で85年を迎えますが、

    美術館の先達として常に積極的な取り組みをされてきました。

    当館は2010年に開館、ようやく今年5周年を迎えます。

    大原美術館から見たら孫のような立場、まだまだ学ぶべきところが沢山あります。

    静岡市美術館の開館5周年記念の第一弾として開催した本展によって、

    「美術館」という場を改めて考えるきっかけに、

    また美術作品と社会がどうつながっているのか、ということにも目をむける機会となることを願っています。

    会期はのこりわずかです。どうぞお見逃しなく!

    (a.i.)

  • 2015年05月23日 「大原美術館展」観覧者2万人達成と、展覧会グッズのご紹介

    久しぶりの更新です。広報担当のAです。

    昨日、「大原美術館展 名画への旅」の来館者が2万人を達成しました!

    栄えある2万人目の方は、焼津市からお越しのご夫婦でした。

    静岡県立美術館で開催中の「篠山紀信展 写真力」をご観覧されたのちに、

    当館にお寄りいただいたとのこと。ありがとうございます。

    美術館から感謝をこめて、展覧会グッズの詰め合わせ、そして展覧会カタログをお渡しししました。

     

    DSC_0009 - コピー (2).JPG

     

    さて、「大原美術館展 名画への旅」は、連日多くの方にご来館いただいております。

    大原美術館の豊かなコレクションのなかから、厳選した75点の作品を紹介するこの展覧会。

    ミュージアムショップでも、展示作品に関連するグッズを取り扱っております。

    今回は、上記の2万人目の方にもお渡しした「大原美術館展 名画への旅」グッズ、なかでもオススメのものをご紹介します。

    まずはこれ。

     

     

    DSCN0618.JPG

     

    展覧会グッズといえばコレですね。ポストカードです。

    ご観覧後、展示室の様子を振り返りながら、お気に入りの一枚を探すのは、なかなか楽しいものです。

    また、郵便に使うのはもちろん、手頃なサイズですので、本棚などに飾ってインテリアとして活用するのもオススメです。

     

    さて、次は遊び心あふれるグッズです。

     

    DSCN0620.JPG

     

    これ、何かお分かりになりますか?

    なんと、大原美術館オリジナルマスキングテープです!

    柄は、大原美術館の建築をモチーフにしたもの、動物柄、そして、ポール・シニャックの点描のタッチを使ったものの3点です。

    これは非常に可愛い一品。

    手紙の封や、デスクまわりや手帳でのメモの貼付など、小物が引き立つアイテムです。

    個人的には、建築をモチーフにしたテープが好みです。

     

    さらにもうひとつ。

     

    DSCN0617.JPG

     

    大原美術館館長である高階秀爾氏による書籍です。

    ・・・大学に入学したての頃、『名画をみる眼』をはじめとする高階先生の本を読んで勉強させていただきました。

    (もう15年も前の話ですが)

    西洋美術を学ぶ上で最適な書籍だと思います。

    「大原美術館展」では、通常より多めのラインナップでご著書をご紹介しています。

     

    そして最後はコレ。

     

    DSCN0613.JPG

     

    「大原美術館展 展覧会カタログ」です。

    「展覧会のカタログは、重くて持ち帰るのが大変・・・」という方もいらっしゃるかと思いますが、今回のカタログはちょっと違います。

    総ページ数184ページにして、重さなんと530g。

    コンビニエンスストアで買う500mlのペットボトル飲料と、ほぼ変わらないのです。

    大きさもA4より一回り小さいハンディタイプ。

    手触りのよい用紙を使い、質感にもこだわりました。

    カタログには、大原美術館学芸課長の柳沢秀行氏によるテキスト、出品作品を網羅した作家、作品解説を掲載しています。

    また、大原美術館のコレクションを築いた児島虎次郎の3度にわたる洋行、コレクションの形成、美術館開館までを、

    それぞれ見開きページで詳細に紹介しました。

    展覧会をご観覧後、改めてページを開いて、展覧会や作品の余韻を味わっていただければと思います。

    (図録は通販も行っています。詳細はこちら→https://shizubi.jp/cafe/mailorder.php

     

    さてさて、このほかにもショップでは様々なグッズを扱っています。

     

    DSCN0619.JPG

     

    キーホルダーにマグネット、クリアファイルなど、どれも展覧会の魅力を伝えるものばかりです。

    「大原美術館展 名画への旅」は会期残りわずかとなりましたが、ぜひご観覧の上、お楽しみいただければと思います。

    (R.A)