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2011年03月26日 明日で最終日!棟方志功 祈りと旅展 関連事業のご報告
みなさんこんにちは。花粉の季節ですね・・・。
わたくし、数年前に体質が変化し、スギ花粉には耐性ができた(と思ってた)のですが、今年は花粉が例年の5~10倍の飛散量ということもあってか、最近、目がムズムズしております・・・。かゆみのため、コンタクトレンズではなく、眼鏡をかけてばかりの日々です。
これから気温が上がり、さらに花粉が増えると思います。
みなさん、頑張っていきましょう。
さて、現在開催中の「棟方志功 祈りと旅」展は、いよいよ明日で最終日となります。
本展では、これまで4つの関連事業がありました。3月に行った2つの事業をご紹介します。
ひとつは、3月4日(金)に行われた「ギャラリーツアー&声明(しょうみょう)コンサート 仏の教え・祈りの歌-「二菩薩釈迦十大弟子」に導かれて-」。
もうひとつは、3月11日(金)の「朗読会 SPAC俳優とたどる、朗読・棟方志功」です。
まずは声明コンサートから。
これは、閉館後の展示室にて、棟方志功の代表作「二菩薩釈迦十大弟子」の前で、「天台聲明七聲會」の方による声明が楽しめるというものです。今回は会の中から、末廣正栄さん、室生述成さん、林尚順さんの3名にご出演いただきました。
皆さん声明は聞いたことはありますか?これは、仏典に節を付けて、儀礼等で用いる音楽のことを指します。これまで美術館では様々なイベントを催してきましたが、展覧会会期中に、展示作品の前でイベントを行ったのは、今回が初めてでした。
この日はコンサートの前にギャラリーツアーを行いました。「二菩薩釈迦十大弟子」は、棟方が戦前期に版画の命と考えた、白と黒のみによる色の緊張感が、よく表された作品です。また、民芸運動との関わり、ヴェネツィア・ビエンナーレでの版画部門グランプリ受賞など、棟方志功を語る上で重要な出来事に、深く結びついています。棟方の画業(棟方自身は独特の言葉で「芸業(げいごう)」と言いました)のなかでも、特に重要な作品です。
コンサートは、この作品を背景に実施されました。
朗々と謳いあげられる声明は、厳かな雰囲気をたたえながらも、とても心地よいものでした。普段の展示室とは違う雰囲気に、我々スタッフも引き込まれながら、楽しんでしまいました。
その翌週、3月11日(金)には朗読会が行われました。
谷崎潤一郎の『鍵』という作品はご存知でしょうか?昭和31(1956)年に「中央公論」1月号、ならびに5~12月号に連載された小説で、傑作と評されながらも、先鋭的な内容で世間の話題となった作品です。
棟方は谷崎から依頼を受け、全59枚の挿絵を制作しました。今回の展覧会では「鍵板画柵(かぎはんがさく)」という二曲一隻の屏風に仕立てた形で鑑賞することができます。
朗読会は、SPAC(静岡県舞台芸術センター)の方に小説の一部を朗読して頂きながら、背景にそれぞれの場面の挿絵をスライドショーで流すという内容でした。
先鋭的な内容ながら、演出は大変面白く、参加者の方には、俳優の奥野晃士(おくのあきひと)さんの演技、そして挿絵とテキスト、両者のつながりの妙を堪能していただけたのではないかと思います。
さて、繰り返しとなりますが、「棟方志功 祈りと旅」展は明日が最終日となります。
これまで多くの方にご来館いただき、本当にありがとうございます。
本展は、「二菩薩釈迦十大弟子」を始めとする棟方の代表作を観覧できるとともに、26mもの大きさを持つ「大世界の柵」など、普段見る機会の少ない大型の木版画作品もお楽しみ頂けます。
少しでもご興味があったり、またお時間ある方、ご来館を心からお待ちしています。
(R.A)
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2011年03月06日 ツギラマ・フォトモ作品、展示中です!
花粉症の方にはつらい季節がやってきましたね。
今年は、場所によってはその飛散量が昨年の10倍とも言われています。実は私…今年花粉症デビューしました。
先日、伊勢神宮に行った際、大量の花粉を浴びたせいでしょうか。
帰ってきてから、鼻はムズムズ、目はかゆいし、くしゃみも…。
花粉症って、こんなにつらいんですね…。さてさて、先日のブログでもご紹介しましたが、只今静岡市美術館の多目的室では、
糸崎公朗(いとざき・きみお)さんのワークショップ
「フォトモで作ろう!静岡の街」の参加者の皆さんの作品を展示中です。毎日たくさんのお客さまが多目的室に足を運んでくださいます。
机の上に並べてあるものが「フォトモ」。壁面に展示してあるものが「ツギラマ」です。
どの作品もとても完成度が高く、観に来てくださった方が
よく「プロが作ったみたい!」と、おっしゃっているのを耳にします。じっくり、ひとつひとつの作品をご覧いただきたいのですが、その際にぜひ、視線を下げて見てみてください。
ほら…フォトモの世界に引き込まれます! お店の中まで細かく再現されているんです。
そして、作品と一緒にご覧いただきたいのが、キャプションに書かれている糸崎さんのコメントです。
今回、全ての作品にコメントをいただきました!この展示は、4月中旬まで開催しております。
ですが、会場の多目的室で講演会等のイベントを行う際は、申し訳ありませんがご覧いただくことができません。ご覧いただけない日程は、3/11(金)、3/19(土)、3/20(日)、4/7(水)となります。
そのほか、休館日である月曜日(ただし3/21は開館、翌22日は休館)と、臨時休館日の4/8(木)です。その他の日程でしたら、開館時間中(10:00~19:00)いつでもご覧いただくことができますので、
みなさんぜひぜひ、観に来てくださいね。(m.y.)
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2011年02月19日 ツギラマ・フォトモ作品、展示します!
以前にもご紹介した、土日セットで全5回のワークショップ
糸崎公朗(いとざき・きみお)「フォトモで作ろう!静岡の街」が、
明日(2/20)、いよいよ最終日を迎えます。写真家・美術家の糸崎公朗さんを講師に招き、
糸崎さんの、写真を素材とした独自の手法である
「ツギラマ」や「フォトモ」で作品を作るワークショップです。前回は「ツギラマ」制作の様子をご紹介したので、
今日は「フォトモ」をご紹介します。
「フォトモ」とは…
フォトグラフ(写真)+モデル(模型)の造語で、
写真を立体的に組み立て、3次元化する手法のことです。糸崎さんは、路上を歩きながら街並みを観察するのが大好きで、
カメラを片手に、よく街歩きをされるそうです。糸崎さんにとっては、そこにあるすべてのものが面白く感じられ、
シャッターを切ろうと思ってもきりがない…。1枚の写真では、路上の面白さを撮りきれないと感じた糸崎さんは、
その面白さを丸ごと表現するために、
この「フォトモ」という表現にたどり着いたのだそう。糸崎さんのフォトモ作品を目にした参加者の皆さんは、
ツギラマとはまた違った、その独特の世界観、インパクトに
目が釘付けです。もちろん私も…!このフォトモ、作り方やコツを理解するまでに少々時間がかかります。
ですが、今回は5日間連続のワークショップということもあり、
まずはみんなで街歩きをし、同じ場所を撮影し、練習。
その後オリジナルフォトモを制作・・・といった具合に、
時間をかけてフォトモの面白さ、魅力を理解していただけたと思います。回を重ねる毎にパワーアップしていく皆さんの作品に、
糸崎さんも私たちも圧倒されてしまいました!1枚の写真では到底表現しきれない、現実以上にリアリティを感じさせる「フォトモ」。
そこからは、被写体となった場所の空気感や時間の流れ、そして、
制作者ひとりひとりの世界観をも感じることができ、
いつまでも見入ってしまいます。このワークショップで制作した「ツギラマ」「フォトモ」作品は、
明日(2/20)、ワークショップ終了後から
静岡市美術館多目的室にて展示します。皆さん、ぜひぜひ「ツギラマ」「フォトモ」の世界を見に来てください!
(m.y.)
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2011年02月18日 2月11日講演会を開催しました
棟方志功展もいよいよ開幕し、はや1週間。
少し遅くなりましたが、開幕初日に、
「はごろもフーズプレゼンツ 講演会「棟方志功の日本、世界のムナカタ」」が開催されました。
講師は、
町田市立国際版画美術館学芸員の滝沢恭司(たきざわ きょうじ)氏。
滝沢氏は日本近代版画史を専門とされ、これまでも多くの棟方展にかかわってこられた方です。
講演は、同時代の思想的背景にもふれつつ、戦前および戦後の棟方芸術を美術批評から読み解こうとする、大変興味深い内容でした。
会場は、大盛況!
終了後も、活発な質疑応答が行われ、棟方志功への関心の高さがうかがわれました。
棟方展はまだ始まったばかりです。
みなさまのご来館をおまちしています。
(K.O)
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2011年01月29日 ‘誠’の力
家康と慶喜展、昨日入館者数が三万人を超えました。
毎日沢山のお客様のご来館本当にありがとうございます。最後の二週間限定でただ今展示中の、徳川将軍家に伝来した茶道具の名品中の名品、
「肩衝茶入 銘初花」はやはりお客様たちの注目の的です!恥ずかしながら展覧会担当者は正直なところ茶道の心得がなく、、、
ではありますが、やっぱりこの作品は何かが違う。ふくよかで、堂々としていて、、、
喩えが適切かどうか甚だ不安ですが、ある種、彫刻のように’存在感’がある
まわりの空間を支配する力のある
造形的にもすぐれた姿をしているような気がしています。「義元左文字」同様、信長、秀吉、家康といった天下をとる者、狙う者が求めたと
いうことが、わかるような気がします。ところで、既にブログにもあがっていますが、お正月3日の書初め大会は、小中学生編を実施しました。
2日の日のお手本は展示されている「和楽且湛」でしたが、3日の小中学生編では、慶喜の書に挑戦しました。
小学生用に私達が用意したお手本は、展示はされていませんが、慶喜七歳の書「楽山」
中学生用は絹本の大幅「誠」です。書き初め大会を監修して下さる松本先生に、書き初めのお話をしてもらって
慶喜七歳の書「楽山」、「楽しい山」「山を楽しむ」??って何だ?という話をして、いよいよ展示室へすご~い、大きい~、慶喜上手い!
慶喜はどんな気持ちで、どんなふうに、この大きな絹に「誠」を書いたんだろう、、、、
堂々とした、勢いある筆遣い、印を捺す位置も、これ以外にない!というほど、計算しつくされた、緊張感あふれる、まさに渾身の書!この「誠」は、慶喜が将軍になってまもなく、徳信院に贈るために書いたもの
「誠」をもって実践する、という、慶喜の志が感じられます皆の表情はだんだん真剣に!
多目的室にもどって、書き初めに挑戦!中学生のお手本だった「誠」ですが、慶喜の本当の「誠」を目の当たりにして、小学生の中からも、
「大きな半紙に、僕も、私も誠に挑戦したいです!」という、こどもたちが続出!「初花」も慶喜筆「誠」も、優れた作品は、時代を超えて、世代を超えて、私達の心を捉える、’誠’の力がある。
そしてそれが生まれるべくして生まれた訳がある。作品の力、美術の力って、本当に凄い、と心から思います。
展覧会やワークショップを実施する喜びと幸いはまさにここにある、と、そんなことを考える今日この頃。家康と慶喜展も、あと2日かと思うと、ちょっとさみしい気分です
30日も夜7時まで開館しています
皆様、お見逃しなきよう!
(E.Y.) -
2011年01月16日 ワークショップシリーズVol.4 糸崎公朗「フォトモで作ろう!静岡の街」
昨日今日と、温暖な静岡とは思えない程の寒さです。
今日も時折、静岡では風花が舞いました。さて、静岡市美術館では、昨日から5日間連続のワークショップを行っています。
長丁場のワークショップにもかかわらず、たくさんの方にご参加いただきました。写真家・美術家の糸崎公朗(いとざき・きみお)さんを講師に招き、
糸崎さんの、写真を素材とした独自の手法である「ツギラマ」や「フォトモ」で作品を作ります。今週は、先ず「ツギラマ」制作です。
「ツギラマ」がどんなものかと言うと…「ツギハギ」+「パノラマ」の造語で、
視点を動かしながら撮影した写真をつなぎ合わせ、眼を動かして見たイメージを表現する手法です。…と言っても、なかなかピンとこない方も多いのでは。
こちらが、糸崎さんの「ツギラマ」作品です!
1枚の写真では表現することのできないそのインパクトに、思わず目を見張ります。
15日は、先ずみんなで美術館のエントランスを撮影し、印刷したものをつなぎ合わせて、
ツギラマの練習をしました。
みんなで同じ場所を撮影したのに、出来上がった作品は千差万別!
午後はいよいよ外に出て撮影です!
街歩きをし、撮影スポットを決め撮影し、現像した写真を使って「ツギラマ」を制作。「写真が足りない!」「うまくつながらない!」
皆さん悪戦苦闘しながらも、素敵な作品が完成しました。16日は再度ツギラマ制作です。
昨日の練習を踏まえ、皆さん撮影ポイントや撮影の仕方を工夫されたようです。「これ、どこを撮影したんですか!?」
中には、見たこともない静岡の街並みを撮影された方も。
私たちの知らない静岡が、まだいっぱいあるんですね~。どの方の作品も、昨日よりさらにパワーアップ!
迫力のある作品が完成したところで、この2日間の講評会を行いました。「(ツギラマやフォトモ等の)フォトコラージュの面白いところは、
視点がいっぱいあるので、長い時間見て楽しむことができるんです。」と糸崎さん。確かに、1枚の写真では表現することのできない、ひとりひとり独特の世界観が広がっています。
次回22,23日は、いよいよ「フォトモ」を制作します。
「フォトモ」とは…
「フォトグラフ(写真)」+「モデル(模型)」の造語で、
写真を立体的に組み立てる手法です。
来週はこのフォトモで、ひとりひとりが独自の視点で、静岡の街並みを再現します。ワークショップは自由にご見学いただけますので、
興味がある方はぜひぜひ、美術館ワークショップ室に足を運んでみてください。講師の糸崎さんの作品もご覧いただけます!
(m.y)
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2011年01月11日 特別講演会&展示替え
みなさまこんにちは。
毎日毎日寒いですね!←雪の降らない静岡だって寒いのですよ(笑)
まだまだお正月気分(?)の私としては、朝起きて気温氷点下&日の出前だとがっかりします…。さて、ここ最近の出来事をお話します。
先日8日には現在行われている「家康と慶喜」展の関連事業である特別講演会を行いました。
ご講演頂いた方は徳川記念財団理事長 徳川恒孝氏。
「江戸の文明を生んだ静岡」と題しまして、静岡にちなんだお話をしていただきました!
戦国期の「武」による統治から江戸期の「文」による統治により、民衆の生活がどのように変わったのか。
世界・文化・経済・学問など多くの観点からお話頂き、とても勉強になりました!!講演会終了後には、今回特別にサイン会も実施していただきました。
理事長のお名前の後には、なんと「花押」が!!
かっこいい…私もサイン欲しかったです…
今回講演会の演題は、2、3日に書き初め大会の監修をしていただいた松本先生に書いていただきました。
3m以上ある紙による大作!
とても素敵な演題でした!!もうひとつご報告。
「家康と慶喜」展は1月12日より大幅な展示替えが行われています。
現在12月11日~1月10日までの展示とはまた違った作品も出ていますので要チェックです!
家康の戦におけるトレードマーク!金扇馬標【きんせんうまじるし】や慶喜が大政奉還を決意した場所、二条城黒書院に飾られていた障壁画(ふすま絵)など見どころが沢山あります!
ぜひご来館下さい!!(S.O)
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2011年01月02日 書き初め大会 ~ 1月2日 家族編 ~
新年明けましておめでとうございます!
年明けにふさわしく、よく晴れた穏やかな天気に恵まれましたね。
本年も静岡市美術館をどうぞ宜しくお願い致します。さて、当館は本日2日から開館させて頂いています!
年始最初のイベントとしまして、「家康・慶喜・家達に挑戦!書き初め大会」を開催致しましたのでご報告します。この書初め大会は、現在開催中の展覧会「家康と慶喜-徳川家と静岡」展で展示されている書を手本にし、「祖父母・親・子」のご家族3世代で‟寄り合い書き”にチャレンジして頂きました。
‟寄り合い書き”とは、みんなでひとつの作品を書きあげるというもの。簡単にいうと、今でも皆さん、色紙に寄せ書きをしたりすると思いますが、寄り合い書きもそのようなものです。
ですから、普通の書き初めとは異なり、みんなでひとつの作品を作成していきますから、家族の会話も弾みます。
お手本とするのは、徳川慶喜・家達・慶久・家正の4人が‟寄り合い書き”した書「和楽且湛(わらくかったん)」です。
これは、明治35年に、慶喜が「公爵」という爵位として最高の称号を授かったときに、徳川家がそろってお祝いをしました。その席上で、徳川家一族が「和楽且楽、壽考萬年」と、寄り合いが書きをしました。今、家康と慶喜展の展示室には、二幅の掛軸に仕立てられ、記念写真とともに展示されています。
ところで、「和楽且湛」とは、『詩経』という中国の詩にある言葉で、「和楽して且つ湛しむ(わらくしてかつたのしむ)」という意味。
「和楽」とは、やわらぎたのしむこと。
「湛」は、やすらか、てあつい、ゆたか、みちあふれる、きよらか、たのしむなどの意味があります。
新年を飾るのにふさわしい、素敵な言葉です。
今回、講師としてお招きしたのは、静岡市服織小学校長の松本健作先生。
まず最初に松本先生から書き初めの心得などをご説明頂きました。それから展示室に入場し、実際に展示されている書を見学。
特に慶喜は書にも才の有った方なので、実際の書は大変迫力があります。
みんなで文字のバランスのよさや、筆遣いなどを学びました。さて、このあとはいよいよ本番!
まず、講師の松本先生がこの書の書き方をポイント解説して下さいました。
その後、各々で担当する文字を決めます。みなさんとっても上手くてちょっとびっくりでしたが、それぞれの特徴が文字に現れて、非常に面白いです。
参加者の多くが、‟寄り合い書き”が初めての方ばかりでしたが、みなさん一様に
「みんなで書くのって楽しい!」と笑顔を見せていました。今回初めて書初めにチャレンジするという外国の方も参加して下さって、大盛り上がりです。
番外編で「風林火山」も書いていかれました(笑)
しかし、初めてとは思えない出来栄えです。素晴らしい!
名前の書き方を自主的に先生に教わっている子もいましたよ。
すごい!あっという間にマスターしちゃった。
「これ、私が書いたの!」と教えてくれました。
お母さんとの合作ですが、本当に上手に書けていますよね!
書くたびに上達していて、感心してしまいます。飛び入り参加の方も来て下さいましたよ~。
ありがとうございます!無事に全5組のご家族の作品が完成しました。
どの作品も、それぞれの個性が出ていて素晴らしいですよね。この作品は「家康と慶喜-徳川家と静岡」展の会期中ずっと、静岡市美術館の多目的室で展示させて頂きます。(~1月30日)
是非ご覧になって下さいね。なお、明日1月3日は、静岡市内の小学校・中学校の代表者50名ずつ、計100名の生徒さんによる大書き初め
大会を開催します!
小学生の部が11:00~
中学生の部が14:00~です。
自由に見学できますので、お時間の都合が合えば是非見に来てみて下さい。今年も良い年になりますように!
(k.s)
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2010年12月22日 金陀美具足をつくろう
みなさまこんにちは。
今日は冬至。一番日の短い日ですね!
17時のチャイムが鳴り響く現在、外はまっくらです…。本日美和生涯学習センターと連携講座を行いました。
どういった講座かといいますと…
ますはじめに現在行われている、「家康と慶喜」展の作品をみんなで見て、それからミニチュアの甲冑を作るというもの。
そのモデルとなる甲冑は、金陀美具足。久能山東照宮博物館所蔵の文化財です。
こちら、19歳の松平元康(徳川家康)が着用したといわれる甲冑なのですが、名前の通り”金きらきん”のかっこいい鎧であります。
その甲冑を身近な素材で作ってしまおうというワークショップ。実は6月の等身大、8月のミニチュアに続き3回目の実施となります。
しかも前回まではアルミホイルを使った”銀”陀美具足だったのですが、今回は、”金”です。
作り方はいたってシンプル。金の画用紙に印刷した、甲冑の型をハサミで切って、ホッチキスでぱっちんぱっちんと留めていくというもの。
ですが、侮るなかれ。
かなり細かい作業になります。(笑)
みんな真剣に取り組んでいらっしゃいました!(下が汚くてすみません…)
ちなみにモデルとなったこの金陀美具足、当館で1月10日まで展示されています。
四方からじっくりご覧いただけるので、お勧めの作品です。
お見逃しなく!!あ、そうそうもう一つ。
現在静岡市美術館のカフェでは、「徳川将軍珈琲」が飲めます。
去る7月19日、1日限定で発売したこの「徳川将軍珈琲」、満を持して再登場です。
会期終了の1月30日までの限定となりますので、こちらも要チェックですよ!(s.o)
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2010年12月22日 つながるクッションを作ろう!ふわふわクリスマスオーナメント
4日に引き続き、18日(土)・19日(日)に、ワークショップシリーズVol.3 関野宏子
「つながるクッションを作ろう!ふわふわクリスマスオーナメント」を実施しました。先日、関野さんが制作した「巨大クリスマスツリークッション」。
今回はこのツリーに飾り付ける、オーナメントを作るワークショップです。
4日の様子はこちら。ツリー同様、オーナメントもフリースで作ります。
先ずは、約15色のフリースの中から、表に使う2色を選びます。
みんな真剣な眼差し!フリースに好きな模様を描き、その上をミシンで縫っていきます。
ミシンを使うのが初めての子には、
関野さんやサポーターの皆さんが、親切に使い方を教えてくれました。
ミシンで縫えたら、周りの布を切り落とします。
縫ったところを切らないように、ゆっくり、ゆっくり…。外側の形を決めて、ミシンで縫ったら、中に綿を詰めます。
ワークショップを開始して約2時間後…
みんな、すてきなオーナメントが完成しました!両脇に縫い付けたファスナーで
ひとつひとつのオーナメントがつながっていきます。18・19日、それぞれ2回ずつ行い、計60個のオーナメントが完成しました!
最後にツリークッションに飾り付け…
みんなの想いがつながった、世界でたったひとつのクリスマスツリーが完成!
手前にあるミニツリーは、3日間ワークショップに参加してくれた5人が作りました。
中学生の2人は、関野さんのオリジナルキャラクター『ニョロ』でツリーを飾ります。
小学生の2人は、小さなオーナメントと、星のついた帽子を作りました。
みんなで作ったクリスマスツリーは、
26日まで美術館多目的室に展示しています。
みなさん、ぜひぜひ観に来てくださいね。そう言えば、ワークショップの合間に、
関野さんにかわいいお客さんが。なんと、「ニョロ」のクッキーを焼いてきてくれました!
ニョロとニョロクッキー。よく似ているね!
ちなみに、関野さん手作りの、かわいい『ちびニョロストラップ』、
ミュージアムショップにて販売中です!このちびニョロくんたち、1匹 1匹、色合いが違うんです!!
早い者勝ちですよ。数量限定です!早いもので、クリスマスまであと3日。
皆さま、たのしいクリスマスをお過ごしください♪(m.y)
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