• 2011年10月04日 「Shizubi Project 1 袴田京太朗」 もうご覧いただけましたか?

    当館エントランスホールで開催中の「Shizubi Project 1  人と煙と消えるかたち 袴田京太朗」

    みなさまご覧いただけましたでしょうか。

    展示初日から約3ヶ月が経ちました。早いものです。

    今年は・・・あと2ヶ月で終わるみたいです。早い・・・ものですね。

     

    ・・・あ、すみません。話がそれました。

    今回は、まだ展示を見ていない方のために、エントランスホールの風景をご紹介させていただきます。

     

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    写真は、ホール中ほどで撮った一枚です。様々な作品が並んでいます。

    袴田さん近年の作品である、アクリル板を積層した作品が奥に見えますね。

    この壁面、天井高は6m程あります。白で統一された、高い天井と外光が入る気持ちの良い空間(手前味噌ですが)に、作品の鮮やかな色彩が映えます。〈Families〉という作品です。

     

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    ご来館されるお客様は、たいていはまずこの壁を見上げて、しばらく佇んでおられます。

    手前に見える四角い作品は、アクリル積層の作品を作る前の、FRP等の樹脂を素材とした作品です。

     

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    写真は〈内臓山脈〉という作品。

    変わった名前の由来は、すぐ脇に展示してあるもうひとつの作品と比べることで、明らかに。フフフ・・・。

    袴田さんと言えばアクリル積層の作品、と思う方もおられますが、今回の展示は、それ以前の作と対比してみることができます。

    ポイントです、ココ。

     

    展示のもうひとつのポイント、それは、「新作が見れる!」という点です。

    新作ですので、全体像をここではご紹介しません。野暮ですから。

    でも、ちょっとだけ。

     

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    あとはお楽しみです。

    展示は今月23日(日)まで。気鋭の彫刻家の作品を実際に見れる、またとないチャンスです。

    ご来館、お待ちしております。

     

    さて、ふたつお知らせです。今回の展示に合わせ、カタログが発売されます。

    発売は今月下旬!ただ今鋭意制作中です!袴田さんのこれまでの全作品、二百数十点を網羅した、非常に見応えのある内容です。価格は、2,700円(税込)。

    いまミュージアムショップで予約すると、特典アリですヨ。

     

    もうひとつ。最終日である23日(日)15:00から、「トークイベント「人と煙と消えるかたち」を語る」を実施します。

    袴田さんと、カタログに寄稿していただいた沢山遼さん(美術評論家)、当館学芸課長の以倉による、鼎談です。

    参加無料。予約も不要です。

    コレ、個人的にいまイチオシのイベントですので、ぜひぜひふるってご参加ください!お待ちしてます!

     

    秋の足音が聞こえてくるような季節になりました。

    袴田さんの展示で、「芸術の秋」の扉を開けてみること、おススメします。

     

    (R.A)

  • 2011年09月23日 9/19「敬老の日だ!家紋でつながるプレゼントづくり」を開催しました。

    今年度よりスタートした「プレゼントワークショップシリーズ」の第二弾。
    記念日に合わせて、家族や大切な人へのプレゼントをつくるワークショップです。

    第一回目は父の日にお父さんの面をつくりました。その時の様子はこちら

    今回は「家紋」をテーマに、子どもたちが
    大好きなおじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントをつくりました。

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    家族のつながりを示す日本独自のマークである「家紋」は、
    1,000年以上の歴史があるんですよ。
    しかも、その数はなんと約2万!

    時代と共にデザインは少しずつ変化し、洗練されたデザインのみが、
    今もなお家紋として使われ続けています。

    最近は、自分の家の家紋、ご存知ない方も多いと思います。

    子どもたちに、この素晴らしい日本の文化を知ってほしい。
    そして、代々家に伝わる家紋を通して、家族の絆を深めてほしい。
    そんな思いから、今回は家紋の入ったプレゼントを制作することにしました。

    この日の持ち物は「自分の家の家紋がわかるもの」です。

    みんな忘れずに持ってきてくれました!

     

     

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    まずは家紋を描いてみます。

    みんなのおうちの家紋には、何が描かれているかな?

     

    制作に入る前に、ちょとだけ家紋のお勉強。

    同じ模様の家紋でも、丸で囲まれていたり、二つ並んでいたり、重なっていたり…
    たくさんのパターンがあって、ひとつひとつ名前が違います。

    丸で囲まれていたら「丸に」。

    二つ並んでいたら「抱き」、二つ重なったいたら「違い」。

    〇×クイズで、みんなにも自分の家の家紋の名前を覚えてもらいました!

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    家紋の名前がわかったところで、いよいよ制作に入ります!

    今日は「オーブン陶土」という粘土を使って、家紋の入ったコースターをつくります。

     

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    まずは「たたら」(粘土を板状にしたものです)をつくって、丸く型抜きします。

     

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    次に、違う色の粘土でうすーい「たたら」をつくって、
    次はそれを家紋のかたちに切り抜いていきます。

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    細かい作業に、みんな真剣!

    土台の上に切り抜いた粘土をのせ、のし棒でころころして、 

     

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    家紋の細かい模様を丁寧に描いていきます。

     

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    裏には、大好きなおじいちゃん、おばあちゃんへのメッセージを入れて…完成!

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    似顔絵とお手紙も書きました。

     

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     完成したコースターはきれいにラッピングして、
    似顔絵を添えて一列に並べます。

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     16時、参加者のおじちゃんおばあちゃんが美術館へ到着!

    お孫さんが作った作品を、家紋と似顔絵を手掛かりに探していただきました!

     

    日頃の感謝の気持ちと共に、子どもたちはプレゼントを渡しました。

    おじいちゃん、おばあちゃん、喜んでくれてうれしかったね!

     

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    (m.y)

  • 2011年09月21日 静岡市美術館 秋のイベント情報!

    秋と言えば…読書の秋、スポーツの秋、そして、芸術の秋!
    静岡市美術館では、沢山のイベントを企画しています。
    今回は当館のイベントを、まとめてご紹介いたします!
    皆さま、この秋は、ぜひ静岡市美術館へお越しください。

     

    まずは、好評開催中の「アルプスの画家 セガンティーニ ―光と山―」展、関連イベントのご案内です。


    ワークショップ「ちぎって、はって、セガンティーニ!」【大人編】
    セガンティーニの用いた色彩分割技法について学び、カラフルなマスキングテープを使って、
    セガンティーニの絵を再現します。
    先日実施した同ワークショップ【子ども編】
    大人編では2日間かけて、じっくりと制作。大作に挑戦します!

    日時:10月9日(日)、16日(日) 10:00~16:00
    参加料:2,000円
    対象:高校生以上 20名 (※両日とも参加可能な方)
    申込:HP申込フォームまたは往復はがきにて。【9月27日(火)必着】

     

    セガンティーニWSチラシ大.jpg

    講演会「セガンティーニの『良き母』と『悪しき母』」
    2011年3月にセガンティーニの研究書を翻訳出版された、慶應義塾大学名誉教授の末吉雄二氏を講師に迎えます。
    作品における母性について、同時代の美術と比較しながら、セガンティーニの魅力を紹介します。


    日時:10月10日(月・祝) 14:00~15:30 (開場は13:30)
    参加料:無料
    申込:HP申込フォームまたは往復はがきにて。【9月27日(火)必着】

     

    当館学芸員によるギャラリートーク
    日時:9月25日(日) 、10月2日(日) 、16日(日) いずれも14:00~
    参加料:無料 ※要観覧券
    申込:不要。当日インフォメーション前にお集まり下さい。

     

     

     

    また、エントランスホールでは、
    「Shizubi Project1人と煙と消えるかたち 袴田京太朗」を開催中しています。
    会期最終日には、袴田京太朗氏と美術批評家の沢山遼氏をお招きしてトークイベントを開催します。

     

    トークイベント「人と煙と消えるかたち」を語る
    日時:10月23日(日) 15:00~17:00 (開場14:30)
    対談者:袴田京太朗(彫刻家)
    沢山遼(美術評論家)
    以倉新(静岡市美術館学芸課長)
    参加料:無料
    対象:どなたでも70名
    申込:事前申込不要、当日先着順。

    さらに、10月には「Shizubi Project1人と煙と消えるかたち 袴田京太朗」カタログを刊行予定!
    「彫刻とは何か」を問い続けてきた作家の全貌を紹介します。

     

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    その他にも、シンポジウムを開催します!!

     

    日独国際シンポジウム
    「都市とアートと美術館”ブレーメン的・シズオカ的”」

    「日本とドイツ」「静岡とブレーメン」のアートや美術館の状況、街のなかでのアートプロジェクトの可能性をふまえ、
    アートの国際交流のあり方、次世代へ向けたメッセージなど多様な話題を提供します。

    日時:10月15日(土) 13:30~16:00 (開場13:00)
    パネリスト:
    Peter Rautmann(美術史家、ブレーメン州立芸術大学インスティテュート’SYN’ 所長、ブレーメン州立芸術大学前学長)
    Yuji Takeoka(アーティスト、ブレーメン州立芸術大教授)
    長橋秀樹(アーティスト、常葉学園短期大学准教授)
    堀切正人(静岡県立美術館上席学芸員)
    以倉新(静岡市美術館学芸課長)
    コーディネータ:蜂谷充志(常葉学園大学准教授)
    参加料:無料
    対象:どなたでも70名
    申込:事前申込不要。当日先着順。

     

    詳細は各イベント情報をご覧ください。
    皆さまのご来館を、お待ちしております!

     

    (c.o)

  • 2011年08月27日 「ぱっかぐらの森」ダンス公演 明日です!

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    美術館でも子どもチームのワークショップを開催した、静岡コミュニティダンスプロジェクト
    「ぱっかぐらの森」が、いよいよ明日、静岡市民文化会館で上演されます!

     
    子どもたちから、大人まで、総勢51人の参加者が、気鋭の振付家・ダンサー山田珠美さんとともに作り上げる
    “ダンス&アートセレブレイション”。美術家の井上信太さんが子どもたちとつくった美術作品も必見です。
    ホールだけでなく、広い市民文化会館の各所で繰り広げられるダンスパフォーマンスを移動しながら見るというユニークなスタイル。
    当日参加も可能ですので、是非、ご覧ください。

    演出・振付:山田珠実  
    美術:井上信太
    出演:「ぱっかぐらの森で踊る!!」ワークショップ参加者51名

    ■日時:8月28日(日) 14:00/17:30 *2回公演
    ■場所:静岡市民文化会館内 ぱっかぐらの森
     <受付は、1F大ホール入口になります。
     チラシには3階会議室と記載されていますが、変更しました。>
    ■入場料:300円
     ※スペースの関係上、なるべくご予約ください。
    ■予約申込:静岡市民文化会館 TEL:054-251-3751

     

    【関連企画】 野外ダンス&南アルプスダンスお披露目
    8月28日(日) 16:00 start 静岡市民文化会館前にて
    静岡で育ったダンスチームの作品と、静岡の特産を盛り込んだ
    南アルプスダンスを披露します。公演の前後にぜひお立ち寄りください!

     

    詳細情報はこちらに

    http://jcdn.blog52.fc2.com/blog-entry-97.html

     

    (A.Ik)

  • 2011年08月06日 プレゼントワークショップシリーズ Vol.1 「父の日だ!お父さんのお面をつくろう!」を開催しました。

    プレゼントワークショップシリーズ Vol.2
    「敬老の日だ! 家紋でつながるプレゼントづくり」
    の申し込みがスタートしました。
    詳細はこちらをご覧ください。

    さて、ご報告が遅くなってしまいましたが…
    本シリーズの第一弾を、父の日に開催しました。
    今日はその時の様子をご紹介します。

    6月19日の父の日に、プレゼントワークショップシリーズ Vol.1
    「父の日だ!お父さんのお面をつくろう!」を開催しました。

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    今年度よりスタートした「プレゼントワークショップシリーズ」は、
    記念日に合わせて、家族や大切な人へのプレゼントをつくるワークショップです。

    このワークショップ、お父さんのお面をつくるだけではありません。
    お面づくりの前に、参加者の皆さんに、自分のお父さんについて考える
    「お父さんワークシート」に取り組んでもらいました。

    1枚目は「お父さんチェックシート」。
    お父さんの名前、年齢、誕生日、好きな食べ物、休日の過ごし方、等々…
    みんな大好きなお父さんのこと、どれくらい知っているかな?

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    次に、鏡を見ながら、自分の顔のパーツをひとつずつ描いてみます。
    家族のだれと似てるかな?


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    その次は、各参加者が持参したお父さんの顔写真を見ながら、
    お父さんの顔のパーツをひとつずつ描きます。
    そして、その横に気が付いたことも書いていきます。


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    「ひげが濃い」「眼が眠そう」「鼻が高い」等々…
    絵と文字で書きながら、お父さんの顔のパーツをひとつひとつを観察します。

    そしていよいよ、お面づくりに入ります。

    今回は、紙粘土に絵具で色をつけ、色粘土を作るところから行いました。


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    「お父さんの肌の色はどんな色?」
    「日に焼けて真っ黒だから、まだ薄い~!」

    みんな、肌色づくりに悪戦苦闘!

    途中、印象派の画家たちの肖像画を鑑賞。

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    「どの画家も、いろんな色を使って描いてるね~。」

    みんなもいろんな色の粘土を使って、お父さんの顔を作りました。


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    髪の毛も丁寧に作ったね!

    そして、すてきなお父さんのお面が20個完成!!

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    このワークショップ、お面を作って終わりではありません!!

    完成したお面を、机の上に一列に並べて、
    「ぼくのおとうさんはこんなお父さん」シートを添えて…
    みんなのお父さんに「自分の顔」を探していただきました!  

     
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    当日は、テレビ局の取材も入り、ワークショップ室は大賑わい!

    お面はもちろんですが、「お父さんワークシート」もすてきな記念になったようです。

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    みんなのお父さんへの感謝の気持ち、十分伝わりましたね!

    母の日も、父の日も、敬老の日も、年に1度です。
    いつも近くにいるからこそなかなか伝えられない「ありがとう」の気持ち。

    相手へのプレゼントを考え、作る、という行為は、とても創造力を働かせます。
    大人になると、プレゼントは買うことが当たり前になりがちですが、
    手間暇かけて、相手の喜ぶ顔を想像しながら、プレゼントを作る…というのも、いいものですね。

    (m.y)

  • 2011年08月06日 「敬老の日だ! 家紋でつながるプレゼントづくり」申込み受付中!!

    7/26よりスタートした「しずびキッズアトリエ」。
    毎日たくさんの方にご参加いただいております。
    8/14まで毎日開催しておりますので、
    まだという方は是非一度、足を運んでみてくださいね。

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    国芳の作品を楽しい工作で体験できますよ!

    さて、キッズアトリエの真っ最中ではありますが、
    今後のワークショップの準備も、着々と進んでおります!

    今日は、只今参加者募集中のワークショップをひとつ、ご紹介します。

    プレゼントワークショップシリーズ Vol.2
    「敬老の日だ! 家紋でつながるプレゼントづくり」

    敬老のチラシ_表.jpg

    今年度よりスタートした「プレゼントワークショップシリーズ」は、
    記念日に合わせて、家族や大切な人へのプレゼントをつくるワークショップです。

    その第二弾として、9月19日(月・祝)の敬老の日に、
    「家紋」をテーマにしたワークショップを開催します。

    ところで皆さん、自分の家の「家紋」、ご存知ですか?

    現代の生活の中では、目にする機会の少なくなった家紋ですが、
    瓦、墓石、家具、着物、等々…探してみると、きっと身の回りにあるはずです。

    苗字が文字によるシンボルであるのに対し、家紋は図形による家のシンボルです。
    約2万種類もあると言われる家紋は、身近な植物や生き物、自然、幾何学模様、等々…
    日本人独自の感性が感じられる、とても素敵な文化です。

    今年の敬老の日は、家族のつながりを示す「家紋」の入ったすてきなプレゼントをつくって、
    大好きなおじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントしませんか?

    対象は小学生、定員は20名です。
    当日は直接おじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントを渡したいと思いますので、
    参加者の祖父母は16時に美術館多目的室へお越しください。

    ワークショップ詳細はこちらをご覧ください。
    こちらからお申し込みも受付中です!
    https://shizubi.jp/event/post_42.php

    静岡市美術館では、今後もさまざまなワークショップを開催します。
    みなさん、美術館HPのTOPページにある『NEW』欄、こまめにチェックしてくださいね!

    (m.y)

  • 2011年08月06日 9月19日(月・祝)「敬老の日だ! 家紋でつながるプレゼントづくり]

    7/26よりスタートした「しずびキッズアトリエ」。
    毎日たくさんの方にご参加いただいております。
    8/14まで毎日開催しておりますので、
    まだという方は是非一度、足を運んでみてくださいね。
    国芳の作品を楽しい工作で体験できますよ!

    さて、キッズアトリエの真っ最中ではありますが、
    今後のワークショップの準備も、着々と進んでおります!

    今日は、只今参加者募集中のワークショップをひとつ、ご紹介します。

    プレゼントワークショップシリーズ Vol.2
    「敬老の日だ! 家紋でつながるプレゼントづくり」

    今年度よりスタートした「プレゼントワークショップシリーズ」は、
    記念日に合わせて、家族や大切な人へのプレゼントをつくるワークショップです。

    その第二弾として、9月19日(月・祝)の敬老の日に、
    「家紋」をテーマにしたワークショップを開催します。

    ところで皆さん、自分の家の「家紋」、ご存知ですか?
    現代の生活の中では、目にする機会の少なくなった家紋ですが、
    瓦、墓石、家具、着物、等々…探してみると、きっと身の回りにあるはずです。

    苗字が文字によるシンボルであるのに対し、家紋は図形による家のシンボルです。
    約2万種類もあると言われる家紋は、身近な植物や生き物、自然、幾何学模様、等々…
    日本人独自の感性が感じられる、とても素敵な文化です。

    今年の敬老の日は、家族のつながりを示す「家紋」の入ったすてきなプレゼントをつくって、
    大好きなおじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントしませんか?

    対象は小学生、定員は20名です。
    当日は直接おじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントを渡したいと思いますので、
    参加者の祖父母は16時に美術館多目的室へお越しください。

    ワークショップ詳細はこちらをご覧ください。
    こちらからお申し込みも受付中です!
    https://shizubi.jp/event/post_42.php

    静岡市美術館では、今後もさまざまなワークショップを開催します。
    みなさん、美術館HPのTOPページにある『NEW』欄、こまめにチェックしてくださいね!

    (m.y)

  • 2011年07月26日 「夏休み!しずびキッズアトリエ」本日よりスタート!!

    本日より、「夏休み!しずびキッズアトリエ 国芳とあそぼう」がスタートしました。

    夏休み、しずびのワークショップ室が子ども達のアトリエに大変身!
    美術館ならではのおもしろい”ものづくり”を体験することができるのです。

    なんと、このワークショップ、
    今日から3週間、毎日!しかも1日3回!! 実施します!!!
    (休館日である月曜日を除きます)

    初日、ぐずついた天気であったにもかかわらず、たくさんの方にご参加いただきました!
    ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

     

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    今日は、初日の様子と併せて、しずびキッズアトリエの内容をご紹介します。

     

    現在開催中の「没後150年 歌川国芳展」の出品作品の中から、
    国芳のダイナミックで迫力満点の作品を数点ピックアップし、
    それぞれの作品の魅力をより実感していただけるような、
    当館オリジナル工作キットを作成しました!

    キットは大きく分けて3種類あります。

    1.飛び出す浮世絵カードをつくろう!
      国芳の迫力満点の大判三枚続の作品をもとに、飛び出すカードをつくろう!
      ※さらに4種類の中からお選びいただけます。

     

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    2.影絵のしかけカードをつくろう!
      国芳の影絵作品をもとに、ふすまを開くと動物や人が、

      閉じるとその影が浮かびあがるしかけカードをつくろう!

     

     

     

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    3.猫語呂(ゴロ)合わせカードをつくろう!
      猫好きの国芳が描いた「其まヽ地口猫飼好五十三疋」に登場する猫たちを切り貼りして、

       猫語呂(ゴロ)合わせカードをつくろう!
      ※さらに2種類の中からお選びいただけます。

     

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    …と言う訳で、キットは全7種類ご用意しております。
    ぜひぜひ、全種類挑戦してみてくださいね。

     

    お時間は

    ①10:30~11:30
    ②13:00~14:00
    ③14:30~15:30

    となります。

    毎朝10時より、全ての回のチケットを同時に当館インフォメーションにて販売開始いたします。

    各回先着20名となっておりますので、ご注意ください。

    このキットを作るに当たり、久しぶりに工作をしましたが…
    「工作ってこんなに楽しかったんだ!!」と、改めて実感しました。

    お子さんは夏休みの宿題に、
    プラモデル好きのお父さんにも。
    ちょっと変わったグリーティングカードを作りたい学生さんも。

    キッズアトリエ…という名前ではありますが、

    小学生以上であればどなたでも参加可能ですので、
    大人もぜひご参加ください。

     

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    皆さんどうぞお誘いあわせの上、「しずびキッズアトリエ」にお越しください!
    ワークショップ室でお待ちしております!

     

    (m.y)

  • 2011年07月09日 “しずび”に”チビッこ”集まる!



    「没後150年 歌川国芳展」、本日無事、オープンいたしました!

    初日より、たくさんのお客様にご来館頂いており、大盛況です!!

    展覧会については、また、展覧会担当よりたっぷりとご紹介させて頂きますね!!!

     

    さて!去る「ハンス・コパー展」の最終日6月26日(日)、”しずび”にたくさんの”チビッこ”たちが集まりました。

    題して『しずびチビッこプログラム』。

    これは、2歳~未就学児を対象とした90分間のアートプログラムです。併せて、保護者の皆さまには、展覧会を鑑賞して頂くというものです。

    当日は午前・午後と2回実施。合計22人の子ども達が参加してくれました。

    会場は当館ワークショップ室。
    すっかりチビッこ仕様で、何だか楽しい雰囲気^^!
    『ニョロ』さんが子ども達をお出迎えします!

     



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    お父さん、お母さんと離れるのがちょっぴり寂しい子ども達も、『ニョロ』さんのお陰ですっかり笑顔。

    ファスナーでつながる『ニョロ』さんをみんなで完成させて、気持ちもほぐれたところで、いよいよアートプログラムに入ります。

     


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    プログラムは開催中のコパー展に関連した「粘土遊び」を行います。
    まずは、かるーい紙粘土をつかって、カタチ遊び!
    いろんな型でくり抜いて、いろんな道具を使って、メダルやブローチ、動物をつくります。

     

     


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    好きな水彩絵の具を選んで、粘土に練り込んで・・・

     

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    色が変わった-!!と大はしゃぎ。

     

     

     

    とっても真剣な表情^^

     

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    元気いっぱい^^

    DSC_0061.JPGのサムネール画像 

     

    紙粘土あそびはいったん終了。次はいよいよ展覧会に踏み込んだ内容に入ります。
    「合接」の手法で数々の陶芸作品を制作したコパー。それを感じてもらうためのパズル遊びです。

    あっという間にパズルを完成させた子ども達に聞きます。
    「何にみえるかな?」
    「おちゃわん!」
    「こうすいのびん!」

     

    DSC_0137.JPG 

     

    実は、担当はどうなるかな~とドキドキしていたのですが、一見すると何なのか分かりづらいコパーの作品を、”陶芸作品”で、何かを入れる”容器”であることがわかるんですね。
    小さい子ども達も、ちゃんと鑑賞ができる!と実感できたうれしい瞬間でした。

     

    合わせてルーシー・リーのボタンカードを見せ、すきな形をひとつ、えらぶあそびも行いました。
    「ぎょうざみたいなかたち!」なんて意見もありましたよ♪

    そして、いよいよメインのお父さん、お母さんへのプレゼントづくり。
    オーブン粘土をつかって、ブローチやボタンなどをつくります。
     
     
    先ほどの型抜きや道具をつかって、いろいろな形が出来上がりました。

     

    DSC_0118.JPG 

     

    最後まで、楽しく、集中して充実した90分を過ごした子ども達。
    『ニョロ』さんともすっかり仲良し。みんなの人気者になりました。

     

    DSC_0125.JPG 

    この「しずびチビッこプログラム」は、今後も、展覧会毎に1日、実施する予定です。
    次回は「没後150年 歌川国芳展」会期中、7/17日(日)に実施します!

     

    (s.m)

  • 2011年07月01日 ミュージアム カフェ トークのお知らせ

    暑い日が続きます…みなさま体調はいかがでしょうか?
    静岡市美術館では、「ハンス・コパー展‐20世紀陶芸の革新」が無事に終了し、
    7月9日から始まる「没後150年 歌川国芳展」にむけて作業を行っています。

     

    さて、静岡市美術館の多目的室を会場に開催する「ミュージアム カフェ トーク」のお知らせです。
    JR静岡駅に隣接する静岡音楽館AOI、静岡科学館る・く・る、静岡市美術館の3館が、
    音楽・科学・美術の境界を超え、総合的な文化空間を創造する「ミュージアム カフェ トーク」
    各館のスタッフがコーディネーターとしてゲストスピーカーと市民をつなぎます。

     

    【第1回】「メディアアート:技術を生かして芸術を作り出す」
    ゲスト:的場ひろし(静岡文化芸術大学 教授)
    日時:7月3日(日)15:00~16:30
    定員:30名

     

    【第2回】「国芳の魅力に迫る!」
    ゲスト:岩切友里子(浮世絵研究家、没後150年歌川国芳展監修者)
    日時:7月31日(日)15:00~16:30
    定員:70名

     

    【第3回】「新しい音楽の創造とエレクトロニクス」
    ゲスト:野平一郎(作曲家、ピアニスト、静岡音楽館AOI芸術監督)
    日時:8月28日(日)15:00~16:30
    定員:30名

     

    各回とも、直接会場へどうぞ(14:30から受付・先着順)
    参加費無料です(ドリンクはミュージアムカフェで購入できます)
    詳しくは、チラシをご覧ください。

     

    ミュージアムカフェトーク.pdf

     

    (c.o)