-
2012年04月07日 3/20「春分の日だ!春もようのパンをつくろう」を開催しました。
3月20日春分の日に、ドミニック・ジュラン静岡駅前店の協力のもと、
暦とあそぶワークショップvol.1
「春分の日だ!春もようのパンをつくろう」を開催しました。今回作るのは、食べられるパンではなく、飾ることを目的とした”飾りパン”です。
フランスやドイツには伝統的な飾りパンの文化がありますが、
日本では飾りパン自体、あまり知られていません。今回の講師、ドンクのグランシェフ・江﨑さんは、
日本における飾りパンの第一人者です。今回は、江﨑さんから直接飾りパンづくりを教えていただける貴重な機会。
また、江﨑さんのほか、5名のパン職人さんが丁寧に作り方を指導してくださいました。まず、当日は”春分の日”ということで、
みなさんに”春”について考えていただきました。春といえば? 春に食べるものは? 春に咲く花は?
「入学式! 桜! いちご! つくし!」
思い浮かんだものを、みんなでワークシートに書きこんでいきます。次に、開催中の展覧会「竹久夢二と静岡ゆかりの美術」展(3/25終了)をみんなで鑑賞。
今日は、夢二の作品の中から春のもようを見つけ、それを飾りパンのテーマにします。椿に桜、ふきのとう、いちご、よもぎの葉…
作品をよーく見てみると、春をイメージさせるモチーフがいっぱい。ワークショップ室へ戻り、展示室で見つけた春のもようと、
ワークシートに書きだしたみなさんの春のイメージを合わせ、
飾りパンのイメージを絵にします。下書きが完成したら、早速飾りパンづくりに入ります。
まずは伝統的な飾りパンのモチーフ、チューリップ作りに挑戦です。
あらかじめご用意いただいた土台と、カラフルな色の生地。
江﨑先生の作り方をよーく見て…
みんなもさっそくチューリップ作りに挑戦です。
約1時間で、みなさん素敵なチューリッププレートが完成。
次に、チューリップ作りで学んだ飾りパンの技術を活かし、
本番の”春もよう”の飾りパンづくりに入ります。
そして…完成した飾りパンがこちら!
みなさん、はじめてとは思えないほど素晴らしい作品が出来上がりました。
最後に…江﨑さんからみなさんにバラの飾りパンのプレゼントが!
参加者の皆さんのために、丸3日かけて作ってくださったそうです。ワークショップ終了後、みなさんの飾りパンは
地下1階のドミニック・ジュラン静岡駅前店へ運び、焼き上げた後、
再びワークショップ室へ移動し、ニスを塗ります。ニスを塗って完成した作品がこちら。
作品には夢二作品の中から見つけた春や、
皆さんの春のイメージのモチーフがいっぱい。皆さん、ぜひお家に飾ってくださいね!
暦とあそぶワークショップは今年度も継続して実施していきます。
次回をどうぞお楽しみに!さて、昨年度は計114回のワークショップを実施し、
なんと1,193名の方にご参加いただきました!今年度もさまざまなワークショップを開催していきますので、
皆さんHPをこまめにチェックしてくださいね。只今参加者募集中のワークショップはこちらです。
「母の日だ!2世代で贈るプレゼントづくり」
(m.y)
-
2012年02月08日 しずびオープンアトリエ、はじまりました!
2/4(土)からスタートした
しずびオープンアトリエ「はんこでつくろ!夢二デザイン」。
初回からたくさんの方にご参加いただきました!ありがとうございます。今日はオープンアトリエの内容や、当日の様子をご紹介します。
これから3/25(日)まで、毎週土日に1日2回開催しますので、
皆さんぜひご参加ください!(2/11(土)はおやすみです。)今回のオープンアトリエでは、
只今開催中の展覧会「竹久夢二と静岡ゆかりの美術」展に合わせ、
夢二作品をもとにした「消しごむハンコ」を利用して、
ぽち袋やカレンダー、レターセットなど、全5種類の中から
好きなプログラムを選んで制作します。竹久夢二と言えば、叙情的な”夢二式”美人画を思い浮かべる方が多いと思います。
それらの作品の細部を、注意深く見ていただくと、
さまざまな「もよう」が使われていることにお気づき頂けるのではないでしょうか。例えば、今回の展覧会の調査中に新たに市内で発見された《茶屋の娘》をご覧ください。
《茶屋の娘》
拡大して見てみると…
着物の柄には、鹿の子、網代、波に千鳥、そして暖簾は蕨…。
1枚の作品の中に、これほどたくさんの「もよう」が登場します。また、夢二は現代で言うグラフィック・デザイナーとしても優れた才能を発揮し、
本や楽譜の装幀、一筆箋、祝儀袋、ポストカード 等々…
生活美術のあらゆるデザインを手がけました。これらの作品に使われている「もよう」を消しゴムハンコにしたものがこちら!
大別すると、「夢二のつくったもよう」と「日本に古くからあるもよう」の2種類があります。
今回は、これらのハンコを組み合わせてパターンをつくり、
それを使ってぽち袋やカレンダー、レターセットなどをつくります。まず、5つのプログラムの中から好きなものを選びます。
すべて作り方ガイドがあるので、初めての方でも楽しく作れます。次に、ハンコとスタンプ台の色を選んで…
自分だけのパターンをつくります。
パターンが完成したら、切ったり折ったりして形にしていきます。
すると…夢二もようの小物が完成!
4、5日と続けてご来館いただいたお客様も!
みなさん、一度と言わず、ぜひ5つのプログラムすべてチャレンジしてみてくださいね。オープンアトリエは小学生以上の方でしたらどなたでも参加できます。
低学年向けの簡単なものから、大人向けの凝ったプログラムもご用意しておりますので、
ご家族やお友達と、お誘いあわせの上、ぜひご参加ください。オープンアトリエで夢二のデザインに触れ、作品を鑑賞すれば、
きっと夢二の作品が身近に感じられるはずです。今週の土曜日2/11はお休みですので、次回は12(日)となります。
①13:30~ ②15:00~ 各回約1時間のプログラムです。詳細はこちらをご覧ください。
では、ワークショップ室でお待ちしております!
(m.y)
-
2012年01月15日 「しずびチビッこプログラム第4回」開催しました!
ご報告が遅くなりましたが、12月3日(土)の午前・午後2回、「しずびチビッこプログラム第4回」を開催しましたので、その様子をご報告したいと思います。
チビッこプログラムは、2歳以上の未就学児を対象とした、アート体験プログラムです。
小さな子どもでも安全に楽しめるプログラムを展覧会ごとに用意し、初めての美術館体験・アート体験を応援。また、保護者のみなさまにはゆっくりと展覧会鑑賞をお楽しみ頂くという、親子ともに楽しんでめる内容となっています。当館のイベントの中でも、特に人気の高いイベントです。
興味のある方は、ぜひご応募して下さいね。
(次回のご案内は、こちらをご確認下さい )今までのチビッこプログラムは、開催中の展覧会に合わせた内容で開催してきましたが、今回はクリスマスが近いこともあり、「オーブン陶土」という粘土を使って、クリスマスツリーに飾るオーナメントを制作しました♪
粘土でオーナメント??
と思われる方もいるかもしれません。
百聞は一見に如かず。
さっそく、小さなアーティスト達のアトリエをご覧頂きましょう!まずは簡単に、道具の使い方やどのようなものを作るのかを、当館の職員が説明します。
クッキー型を使うなど、簡単に可愛い形ができてしまうから、この時点で大騒ぎ!
「お星さまだ!」
「しましまになったよ!」
「早くやりたい!」粘土はベージュ・黒・ピンクの3色。
好きな色を選んでもらい、制作開始です。色々な道具を使って、みんな思い思いに形をつくります。
大人では発想できない、芸術的な作品も生まれて、感心させられます。
こんなに可愛らしい作品が完成しました!
この「オーブン陶土」は、自宅にあるオーブンで焼成することで、陶器のような強度になります
おうちでお父さん、お母さんに最後の仕上げをしてもらって完成です。おうちに持って帰る前にツリーの台紙に飾り付けて…。
じょうずにできました!
ひと仕事終わったあとは、終わりのあそび。
絵本を読んだり、どっちの手におもちゃが入っているかを当てたり…。
1時間30分という長時間にも関わらず、みんな最後まで集中して参加してくれました。しずびチビッこプログラム第5回は、2月11(土・祝)に開催します。(詳細はこちらをクリックして下さい)
申込締切は1月24日(火)です。興味のある方は、ぜひ応募して下さいね。(k.s)
-
2011年09月23日 9/19「敬老の日だ!家紋でつながるプレゼントづくり」を開催しました。
今年度よりスタートした「プレゼントワークショップシリーズ」の第二弾。
記念日に合わせて、家族や大切な人へのプレゼントをつくるワークショップです。第一回目は父の日にお父さんの面をつくりました。その時の様子はこちら。
今回は「家紋」をテーマに、子どもたちが
大好きなおじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントをつくりました。家族のつながりを示す日本独自のマークである「家紋」は、
1,000年以上の歴史があるんですよ。
しかも、その数はなんと約2万!時代と共にデザインは少しずつ変化し、洗練されたデザインのみが、
今もなお家紋として使われ続けています。最近は、自分の家の家紋、ご存知ない方も多いと思います。
子どもたちに、この素晴らしい日本の文化を知ってほしい。
そして、代々家に伝わる家紋を通して、家族の絆を深めてほしい。
そんな思いから、今回は家紋の入ったプレゼントを制作することにしました。この日の持ち物は「自分の家の家紋がわかるもの」です。
みんな忘れずに持ってきてくれました!
まずは家紋を描いてみます。
みんなのおうちの家紋には、何が描かれているかな?
制作に入る前に、ちょとだけ家紋のお勉強。
同じ模様の家紋でも、丸で囲まれていたり、二つ並んでいたり、重なっていたり…
たくさんのパターンがあって、ひとつひとつ名前が違います。丸で囲まれていたら「丸に」。
二つ並んでいたら「抱き」、二つ重なったいたら「違い」。
〇×クイズで、みんなにも自分の家の家紋の名前を覚えてもらいました!
家紋の名前がわかったところで、いよいよ制作に入ります!
今日は「オーブン陶土」という粘土を使って、家紋の入ったコースターをつくります。
まずは「たたら」(粘土を板状にしたものです)をつくって、丸く型抜きします。
次に、違う色の粘土でうすーい「たたら」をつくって、
次はそれを家紋のかたちに切り抜いていきます。
細かい作業に、みんな真剣!土台の上に切り抜いた粘土をのせ、のし棒でころころして、
家紋の細かい模様を丁寧に描いていきます。
裏には、大好きなおじいちゃん、おばあちゃんへのメッセージを入れて…完成!
似顔絵とお手紙も書きました。
完成したコースターはきれいにラッピングして、
似顔絵を添えて一列に並べます。16時、参加者のおじちゃんおばあちゃんが美術館へ到着!
お孫さんが作った作品を、家紋と似顔絵を手掛かりに探していただきました!
日頃の感謝の気持ちと共に、子どもたちはプレゼントを渡しました。
おじいちゃん、おばあちゃん、喜んでくれてうれしかったね!
(m.y)
-
2011年08月06日 「敬老の日だ! 家紋でつながるプレゼントづくり」申込み受付中!!
7/26よりスタートした「しずびキッズアトリエ」。
毎日たくさんの方にご参加いただいております。
8/14まで毎日開催しておりますので、
まだという方は是非一度、足を運んでみてくださいね。国芳の作品を楽しい工作で体験できますよ!
さて、キッズアトリエの真っ最中ではありますが、
今後のワークショップの準備も、着々と進んでおります!今日は、只今参加者募集中のワークショップをひとつ、ご紹介します。
プレゼントワークショップシリーズ Vol.2
「敬老の日だ! 家紋でつながるプレゼントづくり」今年度よりスタートした「プレゼントワークショップシリーズ」は、
記念日に合わせて、家族や大切な人へのプレゼントをつくるワークショップです。その第二弾として、9月19日(月・祝)の敬老の日に、
「家紋」をテーマにしたワークショップを開催します。ところで皆さん、自分の家の「家紋」、ご存知ですか?
現代の生活の中では、目にする機会の少なくなった家紋ですが、
瓦、墓石、家具、着物、等々…探してみると、きっと身の回りにあるはずです。苗字が文字によるシンボルであるのに対し、家紋は図形による家のシンボルです。
約2万種類もあると言われる家紋は、身近な植物や生き物、自然、幾何学模様、等々…
日本人独自の感性が感じられる、とても素敵な文化です。今年の敬老の日は、家族のつながりを示す「家紋」の入ったすてきなプレゼントをつくって、
大好きなおじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントしませんか?対象は小学生、定員は20名です。
当日は直接おじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントを渡したいと思いますので、
参加者の祖父母は16時に美術館多目的室へお越しください。ワークショップ詳細はこちらをご覧ください。
こちらからお申し込みも受付中です!
https://shizubi.jp/event/post_42.php静岡市美術館では、今後もさまざまなワークショップを開催します。
みなさん、美術館HPのTOPページにある『NEW』欄、こまめにチェックしてくださいね!(m.y)
-
2011年08月06日 9月19日(月・祝)「敬老の日だ! 家紋でつながるプレゼントづくり]
7/26よりスタートした「しずびキッズアトリエ」。
毎日たくさんの方にご参加いただいております。
8/14まで毎日開催しておりますので、
まだという方は是非一度、足を運んでみてくださいね。
国芳の作品を楽しい工作で体験できますよ!さて、キッズアトリエの真っ最中ではありますが、
今後のワークショップの準備も、着々と進んでおります!今日は、只今参加者募集中のワークショップをひとつ、ご紹介します。
プレゼントワークショップシリーズ Vol.2
「敬老の日だ! 家紋でつながるプレゼントづくり」今年度よりスタートした「プレゼントワークショップシリーズ」は、
記念日に合わせて、家族や大切な人へのプレゼントをつくるワークショップです。その第二弾として、9月19日(月・祝)の敬老の日に、
「家紋」をテーマにしたワークショップを開催します。ところで皆さん、自分の家の「家紋」、ご存知ですか?
現代の生活の中では、目にする機会の少なくなった家紋ですが、
瓦、墓石、家具、着物、等々…探してみると、きっと身の回りにあるはずです。苗字が文字によるシンボルであるのに対し、家紋は図形による家のシンボルです。
約2万種類もあると言われる家紋は、身近な植物や生き物、自然、幾何学模様、等々…
日本人独自の感性が感じられる、とても素敵な文化です。今年の敬老の日は、家族のつながりを示す「家紋」の入ったすてきなプレゼントをつくって、
大好きなおじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントしませんか?対象は小学生、定員は20名です。
当日は直接おじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントを渡したいと思いますので、
参加者の祖父母は16時に美術館多目的室へお越しください。ワークショップ詳細はこちらをご覧ください。
こちらからお申し込みも受付中です!
https://shizubi.jp/event/post_42.php静岡市美術館では、今後もさまざまなワークショップを開催します。
みなさん、美術館HPのTOPページにある『NEW』欄、こまめにチェックしてくださいね!(m.y)
-
2011年07月26日 「夏休み!しずびキッズアトリエ」本日よりスタート!!
本日より、「夏休み!しずびキッズアトリエ 国芳とあそぼう」がスタートしました。
夏休み、しずびのワークショップ室が子ども達のアトリエに大変身!
美術館ならではのおもしろい”ものづくり”を体験することができるのです。なんと、このワークショップ、
今日から3週間、毎日!しかも1日3回!! 実施します!!!
(休館日である月曜日を除きます)初日、ぐずついた天気であったにもかかわらず、たくさんの方にご参加いただきました!
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。今日は、初日の様子と併せて、しずびキッズアトリエの内容をご紹介します。
現在開催中の「没後150年 歌川国芳展」の出品作品の中から、
国芳のダイナミックで迫力満点の作品を数点ピックアップし、
それぞれの作品の魅力をより実感していただけるような、
当館オリジナル工作キットを作成しました!キットは大きく分けて3種類あります。
1.飛び出す浮世絵カードをつくろう!
国芳の迫力満点の大判三枚続の作品をもとに、飛び出すカードをつくろう!
※さらに4種類の中からお選びいただけます。2.影絵のしかけカードをつくろう!
国芳の影絵作品をもとに、ふすまを開くと動物や人が、閉じるとその影が浮かびあがるしかけカードをつくろう!
3.猫語呂(ゴロ)合わせカードをつくろう!
猫好きの国芳が描いた「其まヽ地口猫飼好五十三疋」に登場する猫たちを切り貼りして、猫語呂(ゴロ)合わせカードをつくろう!
※さらに2種類の中からお選びいただけます。…と言う訳で、キットは全7種類ご用意しております。
ぜひぜひ、全種類挑戦してみてくださいね。お時間は
①10:30~11:30
②13:00~14:00
③14:30~15:30となります。
毎朝10時より、全ての回のチケットを同時に当館インフォメーションにて販売開始いたします。
各回先着20名となっておりますので、ご注意ください。
このキットを作るに当たり、久しぶりに工作をしましたが…
「工作ってこんなに楽しかったんだ!!」と、改めて実感しました。お子さんは夏休みの宿題に、
プラモデル好きのお父さんにも。
ちょっと変わったグリーティングカードを作りたい学生さんも。キッズアトリエ…という名前ではありますが、
小学生以上であればどなたでも参加可能ですので、
大人もぜひご参加ください。皆さんどうぞお誘いあわせの上、「しずびキッズアトリエ」にお越しください!
ワークショップ室でお待ちしております!(m.y)
-
2011年07月09日 “しずび”に”チビッこ”集まる!
「没後150年 歌川国芳展」、本日無事、オープンいたしました!初日より、たくさんのお客様にご来館頂いており、大盛況です!!
展覧会については、また、展覧会担当よりたっぷりとご紹介させて頂きますね!!!
さて!去る「ハンス・コパー展」の最終日6月26日(日)、”しずび”にたくさんの”チビッこ”たちが集まりました。
題して『しずびチビッこプログラム』。
これは、2歳~未就学児を対象とした90分間のアートプログラムです。併せて、保護者の皆さまには、展覧会を鑑賞して頂くというものです。
当日は午前・午後と2回実施。合計22人の子ども達が参加してくれました。
会場は当館ワークショップ室。
すっかりチビッこ仕様で、何だか楽しい雰囲気^^!
『ニョロ』さんが子ども達をお出迎えします!お父さん、お母さんと離れるのがちょっぴり寂しい子ども達も、『ニョロ』さんのお陰ですっかり笑顔。
ファスナーでつながる『ニョロ』さんをみんなで完成させて、気持ちもほぐれたところで、いよいよアートプログラムに入ります。
プログラムは開催中のコパー展に関連した「粘土遊び」を行います。
まずは、かるーい紙粘土をつかって、カタチ遊び!
いろんな型でくり抜いて、いろんな道具を使って、メダルやブローチ、動物をつくります。好きな水彩絵の具を選んで、粘土に練り込んで・・・
色が変わった-!!と大はしゃぎ。
とっても真剣な表情^^
元気いっぱい^^
紙粘土あそびはいったん終了。次はいよいよ展覧会に踏み込んだ内容に入ります。
「合接」の手法で数々の陶芸作品を制作したコパー。それを感じてもらうためのパズル遊びです。あっという間にパズルを完成させた子ども達に聞きます。
「何にみえるかな?」
「おちゃわん!」
「こうすいのびん!」実は、担当はどうなるかな~とドキドキしていたのですが、一見すると何なのか分かりづらいコパーの作品を、”陶芸作品”で、何かを入れる”容器”であることがわかるんですね。
小さい子ども達も、ちゃんと鑑賞ができる!と実感できたうれしい瞬間でした。合わせてルーシー・リーのボタンカードを見せ、すきな形をひとつ、えらぶあそびも行いました。
「ぎょうざみたいなかたち!」なんて意見もありましたよ♪そして、いよいよメインのお父さん、お母さんへのプレゼントづくり。
オーブン粘土をつかって、ブローチやボタンなどをつくります。
先ほどの型抜きや道具をつかって、いろいろな形が出来上がりました。最後まで、楽しく、集中して充実した90分を過ごした子ども達。
『ニョロ』さんともすっかり仲良し。みんなの人気者になりました。この「しずびチビッこプログラム」は、今後も、展覧会毎に1日、実施する予定です。
次回は「没後150年 歌川国芳展」会期中、7/17日(日)に実施します!(s.m)
-
2011年03月06日 ツギラマ・フォトモ作品、展示中です!
花粉症の方にはつらい季節がやってきましたね。
今年は、場所によってはその飛散量が昨年の10倍とも言われています。実は私…今年花粉症デビューしました。
先日、伊勢神宮に行った際、大量の花粉を浴びたせいでしょうか。
帰ってきてから、鼻はムズムズ、目はかゆいし、くしゃみも…。
花粉症って、こんなにつらいんですね…。さてさて、先日のブログでもご紹介しましたが、只今静岡市美術館の多目的室では、
糸崎公朗(いとざき・きみお)さんのワークショップ
「フォトモで作ろう!静岡の街」の参加者の皆さんの作品を展示中です。毎日たくさんのお客さまが多目的室に足を運んでくださいます。
机の上に並べてあるものが「フォトモ」。壁面に展示してあるものが「ツギラマ」です。
どの作品もとても完成度が高く、観に来てくださった方が
よく「プロが作ったみたい!」と、おっしゃっているのを耳にします。じっくり、ひとつひとつの作品をご覧いただきたいのですが、その際にぜひ、視線を下げて見てみてください。
ほら…フォトモの世界に引き込まれます! お店の中まで細かく再現されているんです。
そして、作品と一緒にご覧いただきたいのが、キャプションに書かれている糸崎さんのコメントです。
今回、全ての作品にコメントをいただきました!この展示は、4月中旬まで開催しております。
ですが、会場の多目的室で講演会等のイベントを行う際は、申し訳ありませんがご覧いただくことができません。ご覧いただけない日程は、3/11(金)、3/19(土)、3/20(日)、4/7(水)となります。
そのほか、休館日である月曜日(ただし3/21は開館、翌22日は休館)と、臨時休館日の4/8(木)です。その他の日程でしたら、開館時間中(10:00~19:00)いつでもご覧いただくことができますので、
みなさんぜひぜひ、観に来てくださいね。(m.y.)
-
2011年02月19日 ツギラマ・フォトモ作品、展示します!
以前にもご紹介した、土日セットで全5回のワークショップ
糸崎公朗(いとざき・きみお)「フォトモで作ろう!静岡の街」が、
明日(2/20)、いよいよ最終日を迎えます。写真家・美術家の糸崎公朗さんを講師に招き、
糸崎さんの、写真を素材とした独自の手法である
「ツギラマ」や「フォトモ」で作品を作るワークショップです。前回は「ツギラマ」制作の様子をご紹介したので、
今日は「フォトモ」をご紹介します。
「フォトモ」とは…
フォトグラフ(写真)+モデル(模型)の造語で、
写真を立体的に組み立て、3次元化する手法のことです。糸崎さんは、路上を歩きながら街並みを観察するのが大好きで、
カメラを片手に、よく街歩きをされるそうです。糸崎さんにとっては、そこにあるすべてのものが面白く感じられ、
シャッターを切ろうと思ってもきりがない…。1枚の写真では、路上の面白さを撮りきれないと感じた糸崎さんは、
その面白さを丸ごと表現するために、
この「フォトモ」という表現にたどり着いたのだそう。糸崎さんのフォトモ作品を目にした参加者の皆さんは、
ツギラマとはまた違った、その独特の世界観、インパクトに
目が釘付けです。もちろん私も…!このフォトモ、作り方やコツを理解するまでに少々時間がかかります。
ですが、今回は5日間連続のワークショップということもあり、
まずはみんなで街歩きをし、同じ場所を撮影し、練習。
その後オリジナルフォトモを制作・・・といった具合に、
時間をかけてフォトモの面白さ、魅力を理解していただけたと思います。回を重ねる毎にパワーアップしていく皆さんの作品に、
糸崎さんも私たちも圧倒されてしまいました!1枚の写真では到底表現しきれない、現実以上にリアリティを感じさせる「フォトモ」。
そこからは、被写体となった場所の空気感や時間の流れ、そして、
制作者ひとりひとりの世界観をも感じることができ、
いつまでも見入ってしまいます。このワークショップで制作した「ツギラマ」「フォトモ」作品は、
明日(2/20)、ワークショップ終了後から
静岡市美術館多目的室にて展示します。皆さん、ぜひぜひ「ツギラマ」「フォトモ」の世界を見に来てください!
(m.y.)
HOMEBLOG