• 2013年04月01日 3/3、ひな祭りワークショップを開催しました

    今日から新年度!…ですが、桃の節句のワークショップの報告です。

    3月3日(日)の暦とあそぶワークショップ vol.3 
    「ひな祭りだ!オリジナル”つるし飾り”をつくろう」を開催しました。

    祭事や年中行事をとおして季節を感じ、
    それをかたちにする「暦とあそぶワークショップ」シリーズの第3弾。
    今回はひな祭りに合わせ、 オリジナル”つるし飾り”をつくりました。

    つるし飾りは日本中にある訳ではありません。

    私たちには馴染みのある、静岡県稲取の「雛のつるし飾り」と、
    福岡県の「さげもん」、そして山形県の「傘福」が
    「全国三大吊るし飾り」と呼ばれ、有名です。

    最近では、ひな祭りの季節になると目にする機会が増えましたね。

    そして、今回つくる”つるし雛”が…こちらです。

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    このつるし雛、針を使わないでつくっています!
    今回のワークショップに合わせて考案した、しずびオリジナルプログラムです。

    まずは、金魚、とうがらし、にんじんなどの基本形をみんなでつくります。

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    次に親と子に分かれ、ひとつずつ、つくり方を確認しながら形にしていきます。

    子どもたちは落花生を使い、おひな様、這い這い赤ちゃん、だるまなどをつくります。

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    お父さん、お母さんには、ちょっと難しい作業に挑戦していただきました。

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    鼓、扇、草履、柿、桃…など。
    こまかい作業が続きますが、手先を器用に使い、小さな小さな飾りが、次々と生まれていきます。

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    途中、親子でそれぞれつくったものをお披露目。
    気づけば一家族で10個以上の飾りが完成!
    ひとつひとつの飾りの意味をお互いに教え合います。

    その後も制作をつづけ、飾りが19~21個程度完成したところで…
    いよいよ紐につるしていきます!

    次に、親子で一緒に、オリジナル飾りをつくってもらいました。

    今までのつくり方を応用し、考えたものをかたちにしていきます。

    皆さん、とっても楽しそう!

    一体どんな飾りが出来上がったのでしょう?

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    つるし雛は、紐にさまざまな形をした飾りをつるしますが、
    そのいちばんの特徴は…ひとつひとつの飾りに意味があることです。

    江戸時代後期に、高価な雛人形を買うことのできない庶民が、
    ハギレを利用してつくりはじめたそうです。

    草履は健脚、そして働き者になりますように
    鼓は悪を払い、福を呼ぶ
    とうがらしは可愛い娘に悪い虫がつきませんように
    柿は福や幸せを”かき”とる
    桃は長寿

    …種類や意味は、地域によっても異なりますが、
    娘の健やかな成長と幸せを願って、ひとつひとつに想いをこめる点は一緒です。

    みなさんにも、オリジナルの形に意味をこめてもらいました。
    完成したら、もちろん飾り付けます。

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    こうして見ると、圧巻です!

    最後に、オリジナルの飾りを、その形に込めた想いとともに発表してもらいました。

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    こちらは、大きな扇を背負ったおひな様。
    この扇、なんと花粉を吹き飛ばすためのものだとか!

    願いは…

    もちろん花粉症に悩む家族が救われますように!

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    その後も、みんなすてきな想いがこめられた飾りを発表してくれました。

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    そして20組の、世界にたったひとつの、オリジナル”つるし飾り”が完成!

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    後日…ワークショップ参加者のご家族が、そのつるし飾りを持って、
    3/31まで開催していた「しずびオープンアトリエ」へ来てくれました。

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    伊豆・稲取の”つるし雛”特有の輪っかがついて、飾りの数も、本数も増えています!
    ワークショップ終了後、家族みんなで数を増やしていったのだそう。
    ぜひ、これからも数を増やして、さらに立派な”つるし雛”にしていってくださいね!

    雛人形に五月人形、鯉のぼり、七夕飾り…

    ただ飾るだけではなく、それを手作りすることで
    節句本来の意味やその形にこめられた想いを、
    感じとることができるかもしれませんね。

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    (m.y)

  • 2013年03月29日 2/3「節分だ!鬼のお面をつくろう」を開催しました。

    遅くなってしまいましたが…

    2月3日(日)、暦とあそぶワークショップ vol.2
    「節分だ!鬼のお面をつくろう」を開催しました。

     

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    祭事や年中行事をとおして季節を感じ、
    それをかたちにする暦とあそぶワークショップシリーズの第2弾。
    節分に合わせて鬼のお面をつくりました。

    今回のワークショップのテーマは節分…鬼、ということで、
    まずは鬼について考えることからスタート。

    鬼といえば…?

    「節分!」  「絵本によく出てくる!」

    鬼が登場する絵本はたくさんありますが、絵本だけではありません。
    浮世絵、屏風、掛け軸、絵巻…昔からさまざまな絵にも描かれてきました。

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    その鬼たちをピックアップして、印刷したものの中から
    「自分がいちばん鬼らしい」と思う鬼を見つけます。

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    いちばん人気があったのは…やっぱり赤鬼でした。

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    鬼ってなんだろう?

    「大きい!」「怖い!」「角がある!」「牙も!」「あと…ヒョウ柄のパンツ!」
    「人を食べる!」「いたずら好き!」…「でも、やさしい鬼もいる?」
    みんなで鬼の共通点を見つけていきます。

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    次に、ほんものの作品をとおして、鬼にふれます。

    今回、静岡市所蔵の平野富山コレクションの中から、鬼を題材とした作品4点を、
    このワークショップのために、ワークショップ室内に展示しました!

    大津絵の鬼を見たこどもたちは
    「漫画みたい!」「かわいい!」「昔の鬼もいたずら好きだったんだ!」と、興味津々。

    次に、池野哲仙作のお面を鑑賞。
    どちらも私たちのイメージする「鬼」とはかけ離れています。
    「これ、本当に鬼なの?」「人間のおじさんみたい」「髭の描き方がすごく細かい~」

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    さまざまな鬼を鑑賞した後、いよいよ今日つくる鬼のお面の下絵を考えます。
    今回は、ちょっとかわった方法で…

    鬼は、さまざまな獣の体の中から、
    それぞれいちばん強い部分を寄せ集めてできている、とも言われています。
    その「寄せ集め」である鬼の顔を、目、鼻、口、牙、角…などパーツごとに切り分け、
    「鬼福笑い」をつくってみました。

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    この「鬼福笑い」で、今日制作する鬼の顔を考えます。

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    きばだったものが角になったり、
    まゆ毛や目の向き、左右で種類を変えてみたり…

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    何度も置き替えたり、向きを変えたりしながら、自分だけの鬼を考えます。

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    貼る位置も慎重に決めていきます。

    下絵ができたところで、お面のベースづくりに入ります。

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    ベースができたら、さっそく絵具を塗っていきます。
    今回はお面が大きいので、刷毛を使って、大胆に!

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    迫力を出すために、目や口など細部の描写は、
    ダルマや青森のねぶたを参考にしました。

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    刷毛を筆に持ち替え、慎重に…

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    下絵を横に置いて、ひとつひとつの形を意識しながら…

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    そして…ついに完成!

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    優しそうな鬼、怖そうな鬼、人間みたいな鬼…十人十色ならぬ、十鬼十色、ですね。

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    絵具が乾くまでの間に、「鬼プロフィール」を作成します。

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    せっかくつくった鬼なので、全身像を考えてみてもらいました。
    描けたら、名前や性格、好きな食べ物、趣味なども考えます。

    さて、お面が乾いたら顔につけてみます!

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    この後何をしたかと言うと…

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    もちろん、豆まき です!

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    16時、参加者のご家族に完成したお面をお披露目。
    自分の子だと思う鬼に向かって、豆を投げてもらいました!

    鬼に扮した我が子に豆が当たったら、鬼、交替です。
    子どもたちの豆まきは手加減なしです!

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    参加者のご家族にも、鬼の作品を鑑賞していただきました。

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    最後に鬼の集合写真!

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    節分には豆まきをする、というご家庭は多いと思います。
    来年は鬼のお面、皆さんも手作りしてみてはいかがでしょう?

    今の豆まきの原型は、中国の鬼追い「追儺(ついな)」という行事と、
    日本古来の風習である鬼や邪気を払う「豆打ち」が合わさったものだと言われています。

    また、鬼のお面の歴史も古く、
    鬼が登場する儀礼が多く執り行われるようになった平安時代後期には
    すでにつくられ、使われていたと言われています。

    言うまでもなく、鬼の歴史はもっともっと古く、
    そしてびっくりするほどさまざまな種類の鬼がいます。

    年に一度、豆まきをするだけではなく、「鬼」になって、そして、鬼について考えてみてください。
    鬼はただ恐い存在なのではなく、きっと今も昔も変わらず、
    私たちの生活と密接にかかわっている、大切な存在なんだと思います。

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    (参考文献:大西廣『鬼が出た』たくさんのふしぎ傑作集 福音館書店)


    さて、ただ今参加者募集中の「暦とあそぶワークショップ」は
    こちら
    たくさんのお申込み、お待ちしております!

    (m.y)

     

  • 2013年01月13日 2/3(日)節分ワークショップ参加者募集中!

    皆さん、7日の七草粥、11日の鏡開き、しましたか?

    私たちの生活の中から生まれた年中行事や暦には、先人の知恵が詰まっています。

    例えば、七草粥は1年の無病息災を祈るために食べますが、
    ビタミンが豊富な七草は、実際にお正月休みの
    食べ過ぎ、飲み過ぎで疲れた胃を休ませてくれます。

    さて、今日は2月3日(日)に開催する
    暦とあそぶワークショップ vol.2
    「節分だ!鬼のお面をつくろう」のお知らせです。
    (対象:小学生20名)

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    祭事や年中行事をとおして季節を感じ、それをかたちにする
    暦とあそぶワークショップシリーズの第2弾。

    今回はタイトルのとおり、鬼のお面をつくります!

    節分と言えば…
    「鬼はーそと!福はーうち!」

    …なんと言っても豆まきですよね。

    この豆まきは、季節の変わり目に生じると言われる邪気を追い払うことが目的です。

    そして豆まきと言えば…鬼!

    …そもそも鬼って何なのでしょう?

    地獄の鬼、鬼が島、鬼退治、
    身のまわりのものが鬼になる「百鬼夜行(ひゃっきやぎょう)」、
    それに、風神、雷神も広い意味では鬼の一種です。
    そして誰もが一度はしたことのある鬼ごっこ。
    各地のお祭りで使われる鬼のお面、等々…

    鬼にまつわるお話や絵、そしてお面は、古来より日本各地に存在します。

    今回は、このさまざまな鬼の絵やお面などを鑑賞した後、
    オリジナルの鬼のお面をつくります!

    最近ではスーパーなどで、豆と鬼のお面がセットで売られていますが、
    今年は鬼のお面、一緒に作ってみませんか?

    鬼の顔、実はこんな特徴があるんです。

     

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    目は月のようにキラキラ!
    口は大きく、耳まで裂けているものも!
    座布団のように大きい顔…猿や牛、馬に似ているものも。
    動物のきばをつけ、舌は炎のよう。そして牛の角!

    これは、いろいろな鳥や獣の体から、とくに強くて怖そうな部分を借りてきて
    つなぎ合せているのだとも言われています。

    (参考文献:大西廣『鬼が出た』たくさんのふしぎ傑作集 福音館書店)

    今年の節分は、手作りのお面で豆まきをしましょう!

     

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    ※参加者のご家族は16:00に美術館へお越しください。
    完成した鬼のお面をつけて、豆まきをします!

    ワークショップの詳細、お申し込みはこちら
    ただ今申込受付中です!(1/25(金)締切)

    (m.y)

     

  • 2012年12月13日 12/1 アドベントカレンダーをつくりました!

    ここ数日は、吐く息が白くなるほどの寒さですね。
    今年は念願のホワイトクリスマス、ここ静岡でも見られるでしょうか。

    さて、12月1日(土)、
    プレゼントワークショップ vol.6「クリスマスの準備をしよう!」を開催しました。

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    昨年度よりスタートしたこの”プレゼントワークショップ”シリーズは、
    記念日などに合わせて実施しています。

    家族や、大切な人のことを想いながら、その気持ちをかたちにし、プレゼントをつくります。
    ワークショップの最後には、プレゼントを手渡しするのも、本ワークショップの特徴です。

    過去の”プレゼントワークショップシリーズ”の様子は、↓から覧いただけます。

     

    vol.1 父の日(昨年度)
    vol.2 敬老の日(昨年度)
    vol.3 母の日
    vol.4 父の日
    vol.5 親子の日

    12月のはじまるこの日、カレンダーを見て
    子どもたちは “もうすぐクリスマス!”と、わくわくした気持ちになるのではないでしょうか。
    (大人になると、今年もあと1ケ月か…と、どちらかというと後ろ向きな気持ちになりがちですが…)

    今回は、クリスマスまでの日を、毎日カウントダウンして楽しめる
    「アドベントカレンダー」づくりに挑戦しました。

    アドベントカレンダー…あまり聞きなれない言葉ですね。
    日本ではまだ一般的ではないかもしれませんが、海外ではメジャーなようです。

    どんなものかというと…

    クリスマスまでの期間(=アドベント…日本語では待降節、降臨節などと言います)を
    より楽しく過ごすため、12月1日から24日までの間(地域や宗派によって異なります)を
    カウントダウンしていく”日めくりカレンダー”のことです。

    日付の書かれたカレンダーの小窓を、毎日1つずつ開けていくなど、そのしかけも千差万別。
    もちろん市販品もありますが、家族で手作りすることも多いようです。

    …ということで、今回は、しずびオリジナル!の、
    ちょっと変わった「アドベントカレンダー」をつくります!

    「これが、今日つくるアドベントカレンダーです!」

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    「どこがカレンダーなのー?」

    じつは…

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    まん中のツリーは剥がすことができ…

    24等分されています。
    それぞれ裏には番号が書いてあって…

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    1日は1と書かれたパーツを、2日は2を…と、
    毎日、その日の数字のパーツをひとつずつ、カレンダーの日付の上に貼っていくと…

     
    24日、クリスマスツリーが登場!絵が完成する、というしかけです。

     
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    ツリーの部分は、布でできています。

    「ふわふわだ!」

    「サンタさんのお洋服の生地だ!」

    早速制作に取りかかります。

    まずは、ツリーの中に描く図柄を決めます。

    ワークシートでクリスマスのイメージや思い出を言葉にし、それを絵にしていきます。

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    図柄が決まったら、それをシール状シートにもう一度描きます。

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    それをはさみで切りぬいて…

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    シールをはがし…

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    ツリー型の布に貼ります。

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    その上から…刷毛で絵具を塗っていきます!

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    「布に描くのも、刷毛で塗るのもはじめて!」という子がほとんど。

    最初のひと筆はみんな緊張…。

    でも、やりだしたら早い早い!
    ツリーがどんどんと色づいていきます。

    塗り終えたら、シールをそぉっとはがします。

    すると…

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    その部分がマスキングされて、ツリーの中から
    みんなの「クリスマスの思い出」が浮かび上がります!

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    次は、ベニヤに色を塗ります。
    さっきより大きな刷毛で、全身を使って、大きなベニヤを塗っていきます!

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    塗り終わったら、型紙をはがして…

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    中に数字を描いていきます。

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    そして…完成した作品がこちら!
        

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    しかし…今日はこれで終わりではありません!

    ツリーを切って…

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    ひとつひとつのパーツを丁寧にラッピング。

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     忘れず表に数字を書いて…これを24回繰り返します。

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    紙袋の中に入れたら、やっと完成!

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    16時、お父さんやお母さんに今日つくったアドベントカレンダーをお披露目します!

     
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    「どこがアドベントカレンダーなの?」

    子どもたちが「これはね…」と、アドベントカレンダーのしかけを伝えます。

     
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    おうちに帰って、さっそく1のパーツを貼ってくれたかな?

    きっとこんな感じになっていることでしょう…!

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    クリスマスまであと12日!
    ツリーの姿が半分、見えてきた頃でしょうか。

    家族のみんなは、ツリーの中に何が描かれているかは知りません。

    クリスマスまでの1日1日を、今回のアドベントカレンダーでさらに楽しく、
    家族みんなで、ワクワクしながら過ごしてくださいね。

    (m.y)

  • 2012年11月18日 「Shizubi Project 2 ひそやかな眼差し 小林且典」11月25日まで開催中です!

    展示室では「ストラスブール美術館展-モダンアートへの招待」が好評開催中ですが、

    エントランス・多目的室では、「Shizubi Project 2 ひそやかな眼差し 小林且典」が同時開催されています。

     

    こちらの展示、タイトル通り”ひそやかに”、実は8月28日から始まっておりました。

    そして、会期も残すところあと一週間ほど…。

    遅くなりましたが、関連イベントのご報告も兼ねてご紹介したいと思います。

     

    「Shizubi Project」とは、当館のどなたでも無料でお入り頂けるエントランスホール、多目的室の

    開放的な空間を活かして、現代のさまざまな美術の姿をご紹介するプロジェクト。

    第1回目は昨年度、彫刻家の袴田京太朗さんをご紹介しました(→https://shizubi.jp/event/20110712-1023.php)。

    第2回の今年は、彫刻家・写真家の小林且典さんを取り上げています。

    「彫刻家・写真家」とあるように、小林さんは、彫刻作品制作して、その作品を自ら写真に撮る、

    というスタイルをとっていらっしゃいます。

    手前に映っている作品はブロンズで出来ていますが、

    向こう側の壁には、そのブロンズを映した写真作品がかけられています。

     

    kobayashi1.JPGのサムネール画像

     

    また今回の展示では、最新作だけでなく、小林さんのこれまでの作品も展示しています。

    イタリア留学時に出会ったろう型鋳造法をもとに制作されたブロンズ作品のほか、

    フィンランドの芸術家村フィスカルスでの滞在を機に始めた、木のシリーズ。

    写真作品もゼラチンシルバープリント、カラープリントのほか、

    プラチナプリントという、字のごとく「プラチナ」を使った焼き付け方法で印画された作品まで、

    ダイジェストではありますが、ご紹介しています。

     

    永い時間を生き抜いてきたような佇まいをみせるブロンズ彫刻と、

    その彫刻を撮影しながらも、どこか人の気配を匂わせる写真作品。

    ふらりと美術館に訪れた方々が、小林さんの作品世界に惹きこまれるかのように

    じっくりと鑑賞している姿が、会期中よく見られました。

    この想定外の作品との出会いが、まさに「Shizubi Project」の醍醐味です。

     

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    そして!

    今回の展示にあわせて、『小林且典作品集 ひそやかな眼差し』が

    当館監修のもと、みすず書房さんから刊行されました!

     

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    西洋美術史家の岡田温司さんによる素敵なテキスト、

    平野太呂さんによるアトリエ撮りおろし写真、当館学芸員の解説2本のほか、

    インスタレーションビュー、英訳が付録でついてきます。

    内容も盛りだくさんですが、小林さんの作品に通じるような、

    カタログというより美しい本に仕上がりました。

     

    こちらの作品集は一般書店でも販売してますが、、当館でお買い求め頂くと

    小林さんのサイン入りになります!(数量限定、ご購入の詳細はこちら→https://shizubi.jp/cafe/mailorder.php

     

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    この作品集の刊行を記念して、去る9月29日(土)に

    小林さん、岡田温司さん、当館学芸課長の以倉による対談イベントが行われました。

    台風17号直撃のなか、お越し頂いた方々、ありがとうございました!

     

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    また、9月30日、11月10日は小林さんによるアーティストトークを行いました。

    当日は小林さん愛用のカメラ(しかも手作りのレンズ!)を見せて頂いたり、

    ブロンズの制作方法など、作品を前にお話して頂きました。

    参加して下さった方からも質問が出るなど、終始和やかな雰囲気でした。

     

    長々と書いてしまいましたが、

    「Shizubi Project 2 ひそやかな眼差し 小林且典」は11月25日まで開催中です!

    どうぞお見逃しなく!

     

    (a.i)

  • 2012年11月16日 プレゼントワークショップvol.7「新年だ!うるし塗りの竹スプーンをつくろう」を開催します!

    気が付けば街並みはクリスマス飾りで彩られ、寒さも深まってきた今日この頃。
    美術館館内は暖かく、ほっと落ち着きます。

    ただ今開催中の展覧会「ストラスブール美術館展」をはじめ、様々なイベントの開催を予定しております。
    今日はその中でも、おすすめワークショップを、開催に先駆けてちょっとご紹介させていただきます。

     

    皆さんご存知のとおり、静岡には竹細工や漆工芸などの伝統工芸が今も伝わります。
    その伝統工芸を取り入れ、また地域の竹林整備も兼ねた「うるし塗りの竹カトラリー」制作の授業に取り組まれている

    特別支援学校の先生との出会いから、このワークショップが生まれました。

     

    そう、今回は当館恒例のプレゼントワークショップ第7弾として、うるし塗りの竹スプーンをつくります。
    新年の準備に、手作りのスプーンを2本つくって、自分と大切な人への贈り物にしよう、というものです。

     

    日時:12月15日(土)、1月6日(日) 両日とも13:00~16:30 【全2回】
    参加費:1,000円(材料費含む)
    対象:小学生4年生以上 20名
    技術指導/協力:静岡県立静岡北特別支援学校南の丘分校 教諭・生徒

     

     

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    制作は一枚の竹板を削りだすところから始まります。
    また、安全面がしっかりと配慮された、本物のうるしを使う本格的な内容です。

    それでは、ワークショップ2日間の工程をご紹介していきます。

     

    ●1日目●

    スプーン型を写し取った竹板をクランプで固定した後、専用の彫刻刀とノミを持って丸く円を描く様に削っていきます。
     

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    粗方けずれたら、微調整をかけます。

     

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    やすりをかけたら、スプーンのくぼみの完成です!

     

     

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    次は糸のこを使って、スプーン型に削り出します。ギコギコギコ…

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    削り出せました!

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    1日目の工程はここまで!

     

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ワークショップ本番では、参加者の皆さんのスプーンをいったんお預かりし、学校にてベルトサンダーを使った削り作業を行います。

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    作業に習熟した生徒さんが、参加者の皆さんのスプーンを1本1本大切に削りだします。

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    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     

    ●2日目●

    紙やすりでやすりがけを行ったあと、本物のうるしを使った塗り作業に入ります。

     

    これがうるしです。NOA漆という、かぶれにくいうるしを使用します。


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    直接うるしに触れることのないよう、二重に手袋を装着。
    通常、うるしは直接肌に触れることがなければかぶれませんが、空気中の成分による刺激を避けるため、この装置を用いて万全の対策をとります。
     

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    筆を使って、丁寧に塗っていきます。

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    すくう部分を二度塗りして…
    完成です!竹の素朴な質感と、うるしの光沢がとても美しく、上品な仕上がりです。

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    ワークショップでは、スプーンを包むための「折形」も体験していただきます。

    申込締切は今月末、11月30日(金)まで。
    小学校4年生以上の方であれば、どなたでも参加できます。

    特別支援学校の先生、生徒さんが丁寧に教えてくれますよ。

    お申込みはこちらから↓

    https://shizubi.jp/event/vol7.php

     

    皆さんのご参加をお待ちしております。 (s.m)

  • 2012年08月14日 「しずびチビッこプログラム」、展覧会ごとに開催しております!

     昨年度より、毎回多くのお申込みを頂いている「しずびチビッこプログラム」。2歳以上の未就学児を対象とした、開催中の展覧会に関連したアートプログラムで、保護者の方には展覧会をゆっくりご鑑賞頂きます。 

     それではさっそく、5/26(土)、6/30(土)に行ったチビッこプログラムの模様をご紹介したいと思います!
     
     

    まずは、5/26(土)に行った「森村泰昌モリエンナーレ まねぶ美術史」展の「しずびチビッこプログラム」から。
     
     プログラム恒例、ニョロクッションをつなげてあそんだ後に…

     
     

     子ども達と一緒に、森村さんが描いた絵を鑑賞します。 

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     「なにがみえるかな?」という問いかけに、子ども達は次々に形を発見!
     「ひとがいるよ!」「家がある!」「お月さまがでているよ!」

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     抽象的な作品の中から、さまざまなものが見えてきます。
     「どんな形がみえてくる?」
     「まるとか、さんかくとか、しかくがあるよ!」

     

     そうです、今回のテーマは「○△□をつかって絵を描こう!」というもの。
     みんなで鑑賞した、森村さんの絵がヒントになっています。
     
     まずは、大きさ、色が様々な○△□のかたちの紙のパズルで作品づくり。

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     「これロケットだよ!」「でんしゃだよ!」「きんぎょさん!」

     

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     普段から積み木や絵本で○△□のかたちに親しんでいる子ども達にとってはお手のもの。
    すいすいとつくっていきます。
     

     できあがった作品は「ラミネート屋さん」がラミネートをかけてくれます。
    子ども達に大好評でした。 

     

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     次はいよいよ○△□をつかって絵を描いていきます!
    使うものは、○△□のかたちにくり抜いた型枠と…

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     お手製タンポとアクリル絵の具。

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     好きな色の絵の具をタンポにつけたら、型枠を紙にあてて、力をこめてポンポン、グリグリ。
    続いて、別の色をタンポにつけて、もう一度紙に押し付けると…
    色と色が重なりあって、思わぬ仕上がりになります!

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     お気に入りの色を何度も何度もつけて出来上がりを楽しむ子、

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     お母さんの顔を描いた子もいました!

     

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     アクリル絵の具は速乾性があるため、何層にも重ねた分だけ、深い色味に仕上がっていきます。

     

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     押した後の型枠もなんだか誇らしげ。

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     ○△□のかたちを組み合わせる楽しさ、アクリル絵の具の面白さを体験した子ども達でした。

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     続きまして、6/30(土)に開催した、「七夕の美術―日本近世・近代の美術に見る」展 のしずびチビッこプログラムの様子をご紹介します。
     
     
     ちょうど時期も七夕前ということで、今回はしずびオリジナルの短冊づくりに挑戦しました!
     
     まずは、展覧会出品作品を鑑賞。
    昔の七夕の風景や、現代にはない昔の七夕飾りを一緒に見ていきます。
     
     象徴的なものは、「梶の葉」。
    梶の木が和紙の原料だったことから、お習字の上達を願って飾られたそうです。
    昔は、この梶の葉に五・七・五・七・七の歌を書いたことを伝えると、子ども達もびっくり。
    “かじのは”という言葉も気に入ったようです。 

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     今回は、この梶の葉と、五色の紙をあしらった短冊づくりを行います。
     
     まずは大きめにカットした短冊を水にひたして、

     

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    続いて、5色の水彩絵の具から好きな色を選んで、紙に染み込ませていきます。

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     水で濡らしているので、絵の具はどんどん広がっていきます。
    次に、違う色を染み込ませると色と色が混ざり合って思わぬ仕上がりになります。

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     さっそく子ども達も短冊を水にひたし、思い思いに色をしみこませていきます。

     

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     どんどん変化していく色に、子どもたちは夢中!
    丈夫な不織布を用意したので、どれだけ色を重ねてもびくともしません。

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    子ども達の作品を吊り下げた様子は壮観です!
    色鮮やかで、どれ一つとして、同じものはありません。

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    子ども達もダイナミックに筆を動かし、本当に楽しそう。
    スタッフも、これまでにない大胆な表現が見られ、大興奮でした!

     

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    短冊が乾くのを待つあいだ、、、
    展覧会出品作の目玉である、もう一つの七夕の物語といわれる絵巻物《天稚彦物語》を紙芝居風にして、子ども達に読み聞かせました。

     

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    みんなが知っている彦星と織姫が出てくる七夕のお話とは違い、大蛇や鬼が出てきたりと、ちょっとこわーい場面も。子ども達の表情は真剣そのものでした。

     

     

    最後の仕上げに移ります。
    あらかじめ用意しておいた梶の葉と五色の紙飾りを、穴をあけた短冊にこよりに通してくくりつけていきます。スタッフに手伝ってもらいながら、一生懸命つけます。
    自分でやれたことが、うれしい子ども達です。

     

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    そして、もう一度、ヒモに吊るして、お父さん、お母さんをお出迎え。
    きれいだねー、すてきだねー、と歓声があがりました。

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    旧七夕ももうすぐですね。
    さて、七夕の美術展も、残すところあと1週間となりました!まだご覧になっていない方はぜひ、静岡市美術館までお越しください! (s.m)

     

  • 2012年08月10日 8/26(日) P・バラカン×B・オズボーントークイベント 当日の内容を少しだけ紹介!

    ブロードキャスターとして活躍中のピーター・バラカン氏を案内役に迎え、
    美術や音楽の基底にある、人が「アートする」という行為はどのようなものか?
    毎回様々なジャンルをとおして考える本イベント。


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    第6回目は「音楽と写真」をテーマに、8/26(日)13:00~開催します。

     

    今回のゲストは、当館多目的室にて「親子写真展」を開催中の
    写真家、ブルース・オズボーンさんです。

     

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    (c) Bruce Osborn / ozone inc.

    レコードやCDに欠かせないそのアートワーク。

    今回はお二人に、レコードジャケットや、その写真にまつわるエピソードなどを、
    音楽とともにご紹介いただきます。

    iPod等のデジタル音楽プレイヤーの普及とともに、
    CDやレコードジャケットを手にする機会が減った方も多いと思います。

    また、テレビ等のメディアが今よりも発達していなかった時代、
    1つの曲にまつわる視覚的イメージは、今よりもずっと限られていたのではないでしょうか。

    コンサート等で生演奏に触れる機会も少なかったこの時代、
    レコードのアートワークが唯一の、 ミュージシャンや曲から連想できるイメージだった
    と言ってもいいのかもしれません。

    オズボーンさんは、アメリカ、日本で数々のミュージシャンのアーティスト写真を
    手がけてこられました。

    1970年代半ばより、全米に配布されていた音楽情報誌
    『Phonograph Record Magazine』にてカメラマンの仕事をスタート。

    ローリング・ストーンズのロン・ウッド、エタ・ジェイムズ、ウォーレン・ジヴォン、アバ、
    エレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)などの写真を新たな視点から撮り下ろし、
    注目を集めました。

    日々音楽を紹介する側にいるピーターさんと、
    その音楽のアートワークを撮り続けてきたブルースさん。

    一体どんなレコードを紹介いただけるのか、とても楽しみですね!

    また、ビートルズなど伝説のアーティストが生まれた60年代ロンドンで生まれ育ったピーターさん。
    同時期の、カウンターカルチャーまっただ中のアメリカ西海岸で青春期を迎えたブルースさん。

    音楽や文化にとって濃密な時間が流れたこの60年代に、
    お二人は何を聴き、何を想ったのでしょうか。

    音楽だけでなく、それにまつわるアートワークについても語る、なんとも贅沢なイベントです!

    実は・・・お二人に、当日紹介するレコードを1枚だけ、教えていただきました!

    まずはピーターさんが選んだ一枚はこちら。

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    「このアルバムに収録されている音楽を、この写真は完璧に表しています。」 

    ― ピーター・バラカン

    言わずとしれたTHE BANDの最高傑作「THE BAND」。
    俗に「ブラウンアルバム」と呼ばれていますね。

    ピーターさんのコメント、
    端的に、的確に、このレコードの音とイメージについて言い当てておられてますね!

    若いのにそのすべてが渋すぎる!
    そして、古い音楽の伝統を新しく解釈した音、というところでしょうか。

    当日はどの曲をご紹介いただけるのかも楽しみですね。

    次はブルースさんの選んだ一枚はこちら!

     

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    「1976年にリリースされたBoz Scaggsのアルバム「Silk Degrees」は、そのジャケット共々、
    その後のミュージックシーンに大きな影響を及ぼしました。
    このアルバムの写真を撮ったのはMoshe Brakhaです。
    彼のファッション写真的な技法と、情熱的な表現は、とっても魅惑的で神秘的で、
    Mosheイメージによって、Scaggsの音楽が、さらに高い評価を得られたと思います。
    このレコードの写真でグラミー賞をとった時、
    MosheはArt Center College of Designを卒業して間もなくの頃で、
    その後も音楽業界への偉業を数々残しました。」

    ― ブルース・オズボーン

    Boz Scaggsの出世作。こちらも名盤中の名盤ですね。
    Boz Scaggsは、「Silk Degrees」で今までのサウンドをより洗練させ、
    アルバム・ジャケットのイメージも一新。
    その後AOR(Adult-Oriented Rock)という新たなジャンルを切り開き、
    流行の先端をいくミュージシャンになりましたね。

    当日はもちろんこのほかにもたくさんのレコードをご紹介いただきます!

    なお、当日は「ブルース・オズボーン 親子写真展~未来の私たちへの贈り物~」最終日!
    氏のライフワークである親子写真についてもお話しいただきます。

    ※本イベント開催のため、8 月26 日(日)は16 時まで写真展をご覧いただくことができません。
    予めご了承ください。

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    本イベントの詳細、お申込みはこちら

    申込締切日は8/14(火)です!

    この機会をお見逃しなく!!!

    (m.y)

  • 2012年07月29日 「しずびオープンアトリエ ”折形”とあそぼう!」8/1よりスタート!

     

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    春・夏の年2回、期間限定でオープンする「しずびオープンアトリエ」。
    これまで、開催中の展覧会に関連した、オリジナル創作プログラムを実施してきました。

    昨年の夏は「没後150年 歌川国芳展」に合わせ、
    国芳の迫力満点の大判三枚続の作品をもとに、飛び出すカードづくりをしたり…
    https://shizubi.jp/blog/2011/07/post-51.php

    春には「竹久夢二と静岡ゆかりの美術」展に合わせ、
    夢二作品をもとにした手作り「消しごむハンコ」を使って、
    オリジナルレターセットやカレンダーをつくりました。
    https://shizubi.jp/blog/2012/02/post-72.php

    さて今回は、ただ今開催中の
    「七夕の美術-日本近世・近代の美術工芸にみる」展にあわせ、
    七夕などの日本の年中行事とも深い関わりをもつ
    “折形(おりがた)”をテーマにしました。

    ところでみなさん、”折形(おりがた)”ということばを知っていますか?

    “折形”とは、室町時代から続く「贈るものを紙で包む」方法で、日本の伝統文化です。
    戦前までは、人々の暮らしの中にあったものですが、
    最近では、あまり見かけなくなりました。

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    展示作品の中にも、”折形(おりがた)”が描かれているんですよ。
    昔の人々にとっては、身近なものだったようですね。

    “折形(おりがた)”の特徴は、
    “相手への気持ちを込めて、贈り物を包む”ことにあります。

    今回は、お子さんから大人まで楽しめる、そして生活の中で役立つ、
    6つのプログラムを用意しました。

    「七夕の美術-日本近世・近代の美術工芸にみる」展にちなんだプログラムもありますよ!

    今日はその内容を少しだけご紹介します。

     

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    1.草花包み

    大切なあの人に似合う草花を選んで包み込みます。
    子ども用、大人用と2種類の折形を用意しました。
      

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    2.種包み

    突然ですが、”もう一つの七夕”
    「天稚彦(あめわかひこ)の物語」を知っていますか?

    私たちが子どものころから知っている、織姫と彦星の物語とは違う、
    日本独自の七夕の物語なんです。

    そのお話の中に登場する”ひさご”の種にちなんで、種を包んで贈ります。

    「地面に埋めればあっという間につるが伸びて
      天まで人を運ぶ、この魔法の”ひさご”にのって空へ昇ろうと思った。」

                もう一つの七夕の物語-「天稚彦(天稚彦)の物語」」より抜粋

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    《七夕のさうし》専修大学図書館(部分)【後期】(会期中展示替えあり)    

     

     

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    3.絵巻包み

    「天稚彦(あめわかひこ)の物語」の絵巻を包んで、
    大切なあの人に”もう一つの七夕の物語”を教えてあげましょう。

          

     

    「天稚彦(あめわかひこ)の物語」には、こんなシーンもあります…!

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    《七夕のさうし》専修大学図書館(部分)【後期】(会期中展示替えあり)

        

    ぜひ展示室で、本物の絵巻をご覧ください!

        

     
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    4.お守り袋

    大切なあの人に似合うお香を選び、願い事を書いた紙とともに包み込みます。        

    幸せが逃げないように、また、良いことが二重に重なるように、
    最後に”二重守り袋結び”をします。
     

    結びはちょっと難しいので中学生以上です。
    でも、小学生の参加者のために、結んだ紐も用意していますのでご安心ください!

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    5.年玉包み(大人向け)

    折り鶴が可愛いぽち袋。
    お金だけではなく、お手紙やお菓子など入れてもいいですね。
     

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    6.祝い包み(大人向け)

    日常の中で目にすることの多い”折形”「結婚祝い包み」。
    折り方と一緒にその意味も学べます。

    お友だちの結婚祝いや、習い事のお月謝袋等、
    自分で折ることができたら、とっても素敵ですね!

    .
    ..以上、6つのプログラムを用意しました。
    オープンアトリエは、毎回リピーターの方が多いワークショップです。
    1つと言わず、ぜひ6つともチャレンジしてみてください。

    そして、皆さんの生活の中に、”折形”を取り入れていただけると嬉しいです。
     

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    オープンアトリエでは、地元の大学生ボランティアさんが、
    参加者の皆さんの制作をサポートします。

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    先日、みんなで折形の練習会をしました。
    「難しい作業もあるけど、完成した時の喜びは一入ですね!」とT君。

     

    この夏、”折形”に挑戦してみませんか?
    ワークショップ室でお待ちしております!

    しずびオープンアトリエ ”折形”とあそぼう!詳細はこちら

    (m.y)

  • 2012年07月22日 「ブルース・オズボーン 親子写真展」本日より開催!

    本日7月22日(日)から8月26日(日)まで、静岡市美術館 多目的室にて

    「ブルース・オズボーン 親子写真展 ~未来の私たちへの贈り物~」を開催中です。


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    写真家のブルース・オズボーンさんは、自身のライフワークとして
    30年前から「親子」をテーマに写真を撮り続けてきました。

     

    今までに撮影した親子は3,500組を超えます。

     

    また、10年前から7月の第4日曜日を「親子の日」とし、
    親と子が向き合い、お互いの絆を強めるきっかけの1日にしようと提唱しています。

     

    …つまり、今日がその「親子の日」なのです!

     

    毎年親子の日には100組の親子を撮影し、その活動も今日で10周年を迎えます。

     

    今日も東京のスタジオで、オズボーンさんは100組の親子を撮影中とのこと!

     

    6月17日(日)、ここ静岡市美術館でもオズボーンさんによる親子撮影会を開催しました。
    (当日のワークショップの様子はこちら

     

     

    その際撮影した、静岡の親子20組の写真に、
    オズボーンさんが30年間に渡り撮り続けてきた貴重な親子写真52点を加えた、
    計72点を展示しています。

     

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     静岡の親子20組の中には、なんと田辺静岡市長親子のお写真も!

     

     

    その他にも…

     

     

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    さまざまなジャンルで活躍するの著名人親子の写真がずらりと並びます。

     

    「あの人のお母さん(お父さん、お子さん…)、こんな方だったんだ!」

    「やっぱり似てる!」

    …と、作品を見ていると話しが尽きません。

     

    初日である今日、早速「親子撮影会」に参加されたご家族が観に来てくださいました!

     

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    観覧無料ですので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。

    「ブルース・オズボーン 親子写真展 ~未来の私たちへの贈り物~」

    詳細はこちら

    (m.y)