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2013年06月13日 昨年度「しずびチビッこプログラム」2回分の、ご報告です!
静岡市美術館で開催中の「レオナール・フジタとパリ1913-1931」展も残すところあと2週間となりました。多くの方にご来場いただき、たいへんご好評いただいております。まだ行っていない…というあなた、必見ですよ!!
さて、ご報告が遅くなり本当に申し訳ございません…!
昨年度、1/19に開催した「近江巡礼 祈りの至宝」展、3/23に開催した「新美南吉生誕100年 ごんぎつねの世界」展の「しずびチビッこプログラム」の模様を、これからご紹介させていただきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さて、それでは当日の模様をお送りします。
まずは、「近江巡礼 祈りの至宝展」しずびチビッこプログラムから!作品を鑑賞します。
今回は、展覧会の出品作《六道絵》にも登場する、「鬼」がテーマです。
鬼は子ども達にとってもなじみ深いもの。
名著『鬼が出た』(1989年 福音館書店)に掲載されている作品を見ながら鬼の特徴を確認していきます。
「頭の角はどんなかたち?」「トナカイの角みたい!」
「耳のかたちは?」「ロバの耳みたいにとんがってる!」
「顔の色は?」「そら色!」
鬼の角、牙、舌、耳などは、鳥や獣などのパーツを寄せ集めたもの。
それを子ども達はしっかりと見つけていきます。
鬼に対するイメージを共有し、想像を膨らませたところで…
今日は、チビッこプログラムでおなじみのオーブン陶土を使って、「鬼の魔除け」をつくります。
コンセプトは、家族みんなを守ってくれる鬼。
怖ければ怖いほどいいよ、との声掛けに子ども達もニヤリ。
鬼って、怖いけれど、どこか親しみを感じるんですよね。
あらかじめ用意した陶板から、好きな形を選んで…
忘れちゃいけないキバに角。
髪の毛、ヒゲも生やします。
色にもこだわります。今回は、黒、赤、白、黄土色、灰色、赤黒の6色を用意しました。
こんなにユーモラスな鬼たちが出来上がりました!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづいて、「新美南吉生誕100年 ごんぎつねの世界」展
しずびチビッこプログラムの模様をご報告します!ニョロクッションをつなげてあそんで…
今回は新美南吉が書いた童話「ごんぎつね」にじっくり向き合います。
まずは「ごんぎつね」のお話を読みます。
お話を聞いたところで…
今回は、「ごんぎつね」のオリジナル絵本づくりに挑戦!
用意したのは、じゃばら状の台紙、各場面の「ごん」の切り抜き、そして美濃和紙。この美濃和紙をちぎってで、各場面のモチーフを表現していきます。
まずは冒頭、一人ぼっちの子ぎつね「ごん」が、降り続く雨の中、じっと穴の中にいる場面から。
「ごんは穴の中に住んでるんだよ」「雨ジャージャー」
次の場面。
雨があがってほっとしたごんは、川へ。兵十がいなくなったすきに、びくの中に顔を突っ込むと、うなぎが首に巻きついてしまいます。「川にはおさかなも泳いでるんだよ」
そして―
ある日ごんは、お葬式の列の中に、うなだれて歩く兵十を見つけます。辺りには彼岸花が。
「お花の色はまっかだよ」
次の場面。
「ちぇっ、あんないたずらしなきゃよかった」月夜、ごんは穴の中で考えます。
「夜だから、暗くしないと」「お月さまが出てるんだよ」次の場面。
次の日もその次の日も、ごんはくりを兵十の家に運びます。
「兵十のおうちをつくらなきゃ」そして最後―
「ごん、おまえだったのか。いつもくりをくれたのは。」
兵十に撃たれたごんは、ぐったりとしたままうなづきます。この場面には、特定のモチーフはありません。子ども達のごんに寄せた思いが、色や形として表されます。
最後のページは、子ども達が考える「ごんぎつね」の「その後」として余白を残し…
表紙にタイトルと、自分の名前を書いて(絵を描いた子もいました!)、
自分だけの「ごんぎつね」絵本が完成!
「しずびチビッこプログラム」、これからも定期的に開催していきます。
ご参加、お待ちしております!(s.m)
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2013年06月05日 ルドン展 書籍用しおり配布中!
先日、東海地区の梅雨入りが宣言されましたね。
まだ晴れの日が多いですが、これから天気が崩れるかと思うと、少し憂鬱な気分になってしまいます。
雨の日は自宅で過ごし、読書をする方もいらっしゃるかと思いますが、そんな方々にちょっと気分がウキウキする話です。
先日より、静岡市内の主要な書店にて、ルドン展書籍用しおりが配布されています。
コチラです。ルドン展の主だった作品を紹介する、全5種類のしおりです。
(左から:《神秘的な対話》1896年頃 油彩、画布 岐阜県美術館
《光の横顔》1886年 リトグラフ、紙 岐阜県美術館
《花》1905‐10年頃 油彩、画布 岐阜県美術館
《『エドガー・ポーに』 1.眼は奇妙な気球のように無限に向かう》1882年
リトグラフ、紙 岐阜県美術館
《眼をとじて》1900年以降 油彩、画布 岐阜県美術館)作品画像を全面にあしらっているので、非常に華やか、かつお洒落な雰囲気です。
裏面には、ルドンの印象的な言葉が入っています。どんな言葉が書かれているか、そしてそれがどんな絵と組み合わさっているか、
どれもルドンの「黒」そして「色彩」への想いを、短いながらも端的に表した言葉になっています。
キレイなしおりは、読書を一層楽しいものにしてくれるのではないでしょうか。
これらは市内の主だった書店や、当館ミュージアムショップで入手可能です。
ただし、ランダムに書籍に入ってくると思いますので、どの絵のしおりが当たるかは、手に取るまでのお楽しみです。
本をお買い求めの際は、ぜひ探してみてくださいね。(R.A)
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2013年05月17日 ルドン展 前売券発売開始です!
明日5月18日(土)は、「オディロン・ルドン 夢の起源 幻想のふるさと、ボルドーから」の前売券発売日です。
今回は、一般の方が前売900円、大高生・70歳以上の方が前売500円となっております。
この度のルドン展は、ルドンの故郷であるフランスのボルドー美術館、そして、国内最大のルドン・コレクションを所蔵する岐阜県美術館の全面的な協力により、約150点もの作品で、フランス象徴主義を代表するルドンの全貌に迫る内容となっています。
ルドンと言えば黒を基調にした作品を思い浮かべる方も少なくないはず。
今回の展示では、ルドンが黒の作品から油彩やパステルを使った色鮮やかな作品へと移り変わってゆく様子も、存分にお楽しみいただけます。
当館では、今週初めより、チラシやポスターを各所に配布させていただいております。
みなさま、すでにお手にとっていただけましたか?
まだの方のために、画像でご紹介します。
「ルドン」の大きな文字がまず目を引きます。
左から右にかけて、ピンクからブルーに代わるグラデーションが印象的なデザインになってます。
表紙に掲載している画像は、《神秘的な対話》(1896年頃 油彩、画布 岐阜県美術館)という作品です。
中面はルドンの作品をしっかりと堪能できる作りになっています。見応え充分!
見かけた際はぜひお手にとってご覧ください。
さて、前売券です。
前売券は美術館のほか、静岡市内中心部の書店、チケットぴあ、ローソンチケット、セブンチケットでも取り扱いがございます。
5月18日(金)から6月28日(金)までの販売です!
せっかくなので、今回のチケットがどんなものか、ご紹介しておきますね。
(ちょっと画像が暗いですがお許しを・・・)
《眼をとじて》(1900年以降 油彩、画布 岐阜県美術館)という作品に、ピンクとブルーのグラデーションが印象的なデザインとなっております。
コンビニエンスストアでは機械発券のため、写真のチケットをご希望の場合は、美術館か書店にてお求めください。
皆さま、この機会をお見逃しなく!
(R.A)
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2013年05月16日 「レオナール・フジタとパリ1913-1931」 1万人記念
本日、「レオナール・フジタとパリ1913-1931」展で1万人目のお客様をお迎えしました。
一万人目となったのは富士市からお越し下さった佐野邦子さん、みどりさん親子。
静岡県立美術館の草間彌生展をご観覧のあと、当館にいらして下さったという美術好きのおふたりです。館長から記念品を贈呈しました。おめでとうございます!
ご来館ありがとうございました。本日のご観覧がよい思い出になりますよう願っております。フジタ展は6月23日までです。
5月26日までは、シズオカ×カンヌウィーク2013の連動企画として
エントランスロビーにて映像・パネル展示「エレーヌ・ジュグラリスと羽衣」も開催しています。https://shizubi.jp/event/post_128.php
また、6月8日、9日に開催予定の Shizubi シネマアワーvol.8「猫」のチケットも好評販売中です。
あわせてお楽しみください。https://shizubi.jp/event/shizubivol8.php
(k.y.)
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2013年05月16日 猫グッズ500名達成!好評につき、引き続きオリジナル缶バッチをプレゼント!
静岡市美術館では、「レオナール・フジタとパリ」展を好評開催中です。
アンケートには、たくさんのご感想をいただいています。
その一部をご紹介します。中には愛のあるメッセージも…。
「藤田嗣治の作品や歩みなど時代などもよくわかった。写真や手紙なども実像を知ることができた」
「フジタの美しい乳白色を鑑賞でき満足。モディリアーニやルソーなど同時代の作家も面白かった」
「藤田嗣治さん…日本を離れ自分の愛する絵のために命をささげ、今、その愛が私たちの心に届いているような気がしました」
皆さんからいただいたお言葉は、職員の励みになっています。
アンケートにご協力いただき、ありがとうございます。
さて、本展では、猫を愛した画家・藤田にちなみ、特典企画として「猫グッズで粗品プレゼント」を実施しています。
本展をご観覧の方に限り、猫グッズ(猫の写真でもOK!)のご提示により、美術館のオリジナルグッズがもらえる、というもの。
先着500名様には、特別版として、オリジナル缶バッヂをプレゼントしていました。
そして、このたび、めでたく500名を達成!
通常のプレゼントに戻る・・・はずだったのですが、
好評につき、猫グッズをご提示いただいた方には、引き続きオリジナル缶バッヂをプレゼントします!!
開幕から約3週間…たくさんの猫たちと出会えました!
ご提示いただいたグッズを、ちょっとだけご紹介しますね。
まずはこちら。
ペアでお持ちいただいた、猫のぬいぐるみ。
大きめのビーズでできた、キラキラのおめめがとってもチャーミング!
お行儀よく、ちょこんと揃えた前足もかわいいです。
ん?前足でチケットを挟んでいますね。なんと、カードホルダーとしても使えるようです!
続いては、こちら。着物でご来館いただきました。
帯に注目!リボンをつけた猫の後ろ姿が描かれています。
帯には音符も散らばっており、猫がリズムに合わせて尻尾を揺らしているようにもみえます。
よくみると、着物にもたくさんの猫ちゃんが!
帯留めも黒猫が…あ、フジタの缶バッヂも!
オリジナル缶バッヂの使用例を教えていただきました。
このほかにも、猫モチーフのアクセサリーや、猫の目・耳・ひげがついた靴、
かわいい家族(猫)の写真などをご提示いただきました。ありがとうございます!
猫グッズで粗品プレゼントは、会期最終日まで実施しています(オリジナル缶バッヂはなくなり次第、配布終了)。
皆さま、ぜひ、お気に入りの猫グッズを手にご来館ください。
かわいい猫たちにお目にかかれるのを楽しみにしています。
「藤田嗣治 渡仏100周年記念 レオナール・フジタとパリ1913-1931」
会期:2013年4月20日(土)~6月23日(日)
休館日:月曜日
観覧料:一般1200(1000)円、大高生・70歳以上800(600)円、中学生以下無料
*()内は当日に限り20名以上の団体料金
(c.o)
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2013年05月01日 フジタ展 展覧会の記念に・・・
ゴールデンウィークも半ばを過ぎました。
今年は国内旅行が盛況と報道されておりますが、皆様はすでにどこかへ行かれましたか?
静岡市美術館では、先月末から「藤田嗣治渡仏100周年記念 レオナール・フジタとパリ 1913-1931」が開幕しました。多くのお客様にご来場いただいております。
前回のブログで館内の様子をご紹介しましたが、実は紺屋町商店街側の入口に、一風変わったものがあります。
コレです。・・・このパネル、ご来館いただいた方はお気づきになりましたでしょうか?
コレが一体何なのか、説明よりも見る方が早いかもしれませんね。
そうです。 「顔だしパネル」です。
行楽地に行くと必ずあるアレを、
フジタ展限定で作ってしまいました!!写真でご覧いただけるように、ちょうどお二人一緒に入ることができます。
このパネルの後ろには、フジタの肖像写真があります。
撮影するとこんな感じ。なかなかの写真スポットだと思いませんか?
後ろに見えるフジタの肖像写真も、インパクト大です!
ゴールデンウィークが明けて、みなさま学校やお仕事に出た際、この写真があれば周囲の話題をさらえること、ウケあいです。
美術館に来た際は、ぜひこのパネルを使ってみて下さいね!
(R.A) -
2013年04月18日 レオナール・フジタとパリ展、もうすぐ開幕!
今週の土曜日から開幕する、「レオナール・フジタとパリ 1913-1931」展。
美術館のいろんな場所に、フジタ展のバナーや看板が設置されました!
葵タワーの商店街側入り口からエスカレーターで3階まで行くと…
【東側入口前】
静岡市美術館専用エレベーターで3階まで行くと…
【美術館専用エレベーター】
【西側入口前】
館内はこんな感じです。
【エントランスホール】
展示室内も作品が搬入され、作業も大詰めを迎えています。
皆さまのご来館をお待ちしております!
「藤田嗣治 渡仏100周年記念 レオナール・フジタとパリ1913-1931」
会期:2013年4月20日(土)~6月23日(日)
休館日:月曜日 ※ただし 4月 29 日(月・祝)、5月 6日(月・祝)は開館、5月7日(火)は休館
観覧料:一般1200(1000)円、大高生・70歳以上800(600)円、中学生以下無料
*()内は前売りおよび20名以上の団体料金※お得な前売り券は4月19日(金)までの販売です!
※4月19日(金)は、臨時休館日です。静岡市美術館ではお買い求めいただけませんので、ご注意ください。(c.o)
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2013年04月12日 フジタ展 猫グッズのご提示で…!?
「藤田嗣治 渡仏100周年記念 レオナール・フジタとパリ1913-1931」の開幕まで、あと1週間ほどとなりました。
美術館近くの商店街の様子です。フジタ展の広報物デザインのトリコロールが映えています。
さて、4月20日(土)から始まる本展覧会では、特典企画をご用意しています。
フジタ展 特典その① 「猫カード」で粗品プレゼント!
前回のブログでご紹介した、この猫カード。
本展覧会をご観覧の方に限り、このカードをご持参いただくと、ちょっとしたプレゼントがもらえます。
プレゼントの内容は当日までのお楽しみ~♪
フジタ展 特典その② 「猫グッズ」で粗品プレゼント!
猫を愛した画家・藤田にちなみ、本展覧会をご観覧の方に限り、猫グッズ(猫の写真でもOK!)のご提示により、美術館のオリジナルグッズがもらえます。
さらに、「猫グッズ」をご提示いただいた方、先着500名様はスペシャル版!
オリジナル缶バッヂをプレゼントします!これです!
缶バッヂの使い方は様々。ちょっとだけ、試してみました。
職場でも…!!
この缶バッヂをもらえるのは、猫グッズをご提示いただいた方、先着500名様限定です。
手にされた方は、缶バッヂの使い方を教えてくださいね♪
「藤田嗣治 渡仏100周年記念 レオナール・フジタとパリ1913-1931」
会期:2013年4月20日(土)~6月23日(日)
休館日:月曜日 ※ただし 4月 29 日(月・祝)、5月 6日(月・祝)は開館、5月7日(火)は休館
観覧料:一般1200(1000)円、大高生・70歳以上800(600)円、中学生以下無料
*()内は前売りおよび20名以上の団体料金※お得な前売り券は4月19日(金)までの販売です!
(c.o)
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2013年04月04日 フジタ展 素敵なカードができました
新見南吉展も好評のうちに閉幕しました。ご観覧くださった皆様、展覧会にご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。
さて美術館では、4月20日から始まる次の展覧会
「藤田嗣治 渡仏100周年記念 レオナール・フジタとパリ1913-1931」
の準備が進んでいます。前売券やチラシに続いて告知用カードも出来てきました。
裸婦と猫の画家と呼ばれた藤田嗣治にちなみ、藤田が描いた猫がレイアウトされています。とてもかわいいものになりました。静岡市内と近隣を中心に店舗や美術館に置いてもらう予定ですので、見かけたらぜひ手に取ってご覧ください。
藤田が猫を本格的に描くようになったのは1920年代に入ってからです。パリの路上で拾った猫を飼い始め、モデルのいない時に眺めては描いたのがきっかけだったとか。
本展出品予定作のうち、猫が描かれたものは多くはありませんが、静かにくつろぐ姿、眠っているところ、首を伸ばして何かを見つめるしぐさ…とそれぞれ違った表情が捉えられています。彼(女)らの自然な姿は、身近に猫を飼っていた画家ならではの観察眼を感じさせます。また、猫の毛並やひげなどを描写する細い線もまた、藤田だからこそ描けたものといえましょう。
ぜひ、展示室で実物の作品を見て、藤田の手わざのすごさを確認してください。
展覧会の開幕まであと2週間あまり、もう少しだけお待ちください。なお、会期中に行われるShizubiシネマアワーvol.8でも「猫」を特集いたします。チケットは4月10日(水)から当館インフォメーションにて発売されますので、こちらもあわせてお楽しみください。
詳細はこちら
https://shizubi.jp/event/shizubivol8.php(k.y.)
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2013年04月01日 3/3、ひな祭りワークショップを開催しました
今日から新年度!…ですが、桃の節句のワークショップの報告です。
3月3日(日)の暦とあそぶワークショップ vol.3
「ひな祭りだ!オリジナル”つるし飾り”をつくろう」を開催しました。祭事や年中行事をとおして季節を感じ、
それをかたちにする「暦とあそぶワークショップ」シリーズの第3弾。
今回はひな祭りに合わせ、 オリジナル”つるし飾り”をつくりました。つるし飾りは日本中にある訳ではありません。
私たちには馴染みのある、静岡県稲取の「雛のつるし飾り」と、
福岡県の「さげもん」、そして山形県の「傘福」が
「全国三大吊るし飾り」と呼ばれ、有名です。最近では、ひな祭りの季節になると目にする機会が増えましたね。
そして、今回つくる”つるし雛”が…こちらです。
このつるし雛、針を使わないでつくっています!
今回のワークショップに合わせて考案した、しずびオリジナルプログラムです。まずは、金魚、とうがらし、にんじんなどの基本形をみんなでつくります。
次に親と子に分かれ、ひとつずつ、つくり方を確認しながら形にしていきます。
子どもたちは落花生を使い、おひな様、這い這い赤ちゃん、だるまなどをつくります。
お父さん、お母さんには、ちょっと難しい作業に挑戦していただきました。
鼓、扇、草履、柿、桃…など。
こまかい作業が続きますが、手先を器用に使い、小さな小さな飾りが、次々と生まれていきます。途中、親子でそれぞれつくったものをお披露目。
気づけば一家族で10個以上の飾りが完成!
ひとつひとつの飾りの意味をお互いに教え合います。その後も制作をつづけ、飾りが19~21個程度完成したところで…
いよいよ紐につるしていきます!次に、親子で一緒に、オリジナル飾りをつくってもらいました。
今までのつくり方を応用し、考えたものをかたちにしていきます。
皆さん、とっても楽しそう!
一体どんな飾りが出来上がったのでしょう?
つるし雛は、紐にさまざまな形をした飾りをつるしますが、
そのいちばんの特徴は…ひとつひとつの飾りに意味があることです。江戸時代後期に、高価な雛人形を買うことのできない庶民が、
ハギレを利用してつくりはじめたそうです。草履は健脚、そして働き者になりますように
鼓は悪を払い、福を呼ぶ
とうがらしは可愛い娘に悪い虫がつきませんように
柿は福や幸せを”かき”とる
桃は長寿…種類や意味は、地域によっても異なりますが、
娘の健やかな成長と幸せを願って、ひとつひとつに想いをこめる点は一緒です。みなさんにも、オリジナルの形に意味をこめてもらいました。
完成したら、もちろん飾り付けます。こうして見ると、圧巻です!
最後に、オリジナルの飾りを、その形に込めた想いとともに発表してもらいました。
こちらは、大きな扇を背負ったおひな様。
この扇、なんと花粉を吹き飛ばすためのものだとか!願いは…
もちろん花粉症に悩む家族が救われますように!
その後も、みんなすてきな想いがこめられた飾りを発表してくれました。
そして20組の、世界にたったひとつの、オリジナル”つるし飾り”が完成!
後日…ワークショップ参加者のご家族が、そのつるし飾りを持って、
3/31まで開催していた「しずびオープンアトリエ」へ来てくれました。伊豆・稲取の”つるし雛”特有の輪っかがついて、飾りの数も、本数も増えています!
ワークショップ終了後、家族みんなで数を増やしていったのだそう。
ぜひ、これからも数を増やして、さらに立派な”つるし雛”にしていってくださいね!雛人形に五月人形、鯉のぼり、七夕飾り…
ただ飾るだけではなく、それを手作りすることで
節句本来の意味やその形にこめられた想いを、
感じとることができるかもしれませんね。(m.y)
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