2021年9月14日（火）〜11月7日（日）

グランマ・モーゼスの愛称で親しまれるアンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス（1860-1961）は、70代で本格的に絵筆を取り、101歳で亡くなる年まで1600点以上の作品を遺しました。アメリカ、ニュー・イングランド地方の自然や農村の暮らしを素朴な筆致で描いたこれらの絵は、偶然、村を訪れたコレクターの目に留まり、80歳で初個展を開催すると、一躍アメリカ全土が知る人気画家となります。
本展では、油彩画、愛用品や関連資料など、日本初公開を含む約130点を紹介し、この世界の美しさや、ささやかな喜びを描き続けたモーゼスの魅力に迫ります。