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山本二三(やまもとにぞう/1953年-)はアニメーションの美術監督・背景画家として、「天空の城ラピュタ」(1986年)、「火垂るの墓」(1988年)、「もののけ姫」(1997年)、「時をかける少女」(2006年)など、日本を代表する数々の名作に携わり、今日まで作品を特徴づける背景画を描き続けています。
アニメーションの背景画は、普段あまり意識されることのない、物語を背後で支える重要な要素のひとつです。そこに山本は、入念な取材と豊かな色彩感覚、細密で写実的な表現によって、音やにおい、空気感までも漂わせるリアリティを生み出しました。
アニメーションの中で、1 枚の背景画を目にする時間はほんの一瞬です。しかし、その一瞬が積み重なり、ひとつの世界を作り上げたとき、私たちはそこにある風景に感情を動かされ、ときに郷愁さえ覚えるのはなぜでしょうか。
本展では、未公開作品を含む、作者自らが選んだ手描きの背景画やイメージボード(準備段階に描かれるスケッチ)など、初期から最新作まで約200点を一堂に紹介し、今なお私たちを魅了してやまない、山本二三の背景画の世界に迫ります。
前売券
販売期間:7月1日(火)〜8月3日(日)
静岡市美術館、チケットぴあ[Pコード766-162]、ローソンチケット[Lコード47559]、セブンチケット[セブンコード030-540]、谷島屋呉服町本店、谷島屋マークイズ静岡店、戸田書店静岡本店、戸田書店城北店、江崎書店パルシェ店、MARUZEN &ジュンク堂書店新静岡店、SBS学苑
主催:静岡市、静岡市美術館 指定管理者(公財)静岡市文化振興財団、静岡新聞社・静岡放送、毎日新聞社
後援:静岡市教育委員会
協力:絵映舎
企画協力:神戸新聞社
特別協賛:清水銀行