これからの展覧会

ランス美術館コレクション
風景画のはじまり コローから印象派へ

クロード・モネ《ベリールの岩礁》1886年
ランス美術館
© MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwer

2021年11月20日(土)〜2022年1月23日(日)

19世紀のフランスでは風景画が大いに発展しました。神話や歴史の背景ではなく絵画の主題そのものとして風景が捉えられるようになり、チューブ入り絵具の発明や鉄道網の発達が画家たちを戸外制作へと導いたのです。本展は、19世紀フランス絵画、特にカミーユ・コローの作品を数多く所蔵するランス美術館のコレクションを中心に、コローの名作のほか、バルビゾンの画家たち、ウジェーヌ・ブーダンを経て印象派のクロード・モネ、カミーユ・ピサロに至る70点あまりを選りすぐり、フランス近代風景画の歴史をたどります。