過去の展覧会
開館記念展〈I〉
「ポーラ美術館コレクション展 印象派とエコール・ド・パリ」
第2章見どころ
アメデオ・モディリアーニ≪ルニア・チェホフスカの肖像≫ 1917年 油彩/カンヴァス 72.8×45.0cm |
アメデオ・モディリアーニ(1884-1920) モディリアーニは、イタリアの港町リヴォルノからパリに移り住み、病と荒れた生活が原因で夭折するまで、身近な友人や恋人たちをモデルにした肖像画を独特のスタイルで描き続けた。この絵のモデル、ルニア・チェホフスカは、非常に親しかった女性である。ルニアの若く気品のある姿を、モディリアーニは独自の解釈で捉え、時を越える彫刻のような存在感で表現した。 【モディリアーニの作品全2点展示】 |
シャイム・スーティン≪青い服を着た子供の肖像≫ 1928年 油彩/カンヴァス 100.2 x 65.0 cm |
シャイム・スーティン(1893-1943) スーティンは、ミンスク近郊(現ベラルーシ共和国)の小村に生まれ、画家としてパリで活動した。スーティンの絵画は強い色彩と荒々しい絵肌が特徴であり、この作品でもそれは感じられるが、やや穏やかに抑えられている。しかし、顔をしかめた表情と、白い肌の紅潮を伝えてくる肌の表現がすばらしく、これを引き立てるために、色づかいの抑制は大きな効果をあげている。モデルの少女が誰なのかは不明である。 |
ジュール・パスキン(1885-1930) ジュール・パスキン≪ルネとマルセル・ソヴァージュ≫ 1925年 油彩/カンヴァス 97.0 x 74.8 cm |