過去の展覧会
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ルネサンス期、美しい衣紋を描く事は画家の力量を示すものでした。レオナルドが描く衣紋は、そこに人体が立ち現れるかのようです。日本初公開となる2点を紹介します。 |
ルーヴル美術館、ロンドン・ナショナル・ギャラリーにも所蔵される《岩窟の聖母》。 レオナルドとその弟子によるとされるもう一つの《岩窟の聖母》をプライベート・コレクションより公開します。19世紀に活躍したフランスの巨匠アングルがレオナルド作とした作品。個人蔵のため、専門家でも展観の機会が少ない貴重な1点です。 |
レオナルド・ダ・ヴィンチと弟子 (名誉監修カルロ・ペドレッティ氏説) 《岩窟の聖母》 1495-97年頃 個人蔵 © Private property in trust of The Pedretti Foundation, Los Angeles |
レオナルド・ダ・ヴィンチ構想/サライ(帰属)《裸のモナ・リザ》 16世紀 レオナルド・ダ・ヴィンチ理想博物館寄託 |
「裸のモナ・リザ」と呼ばれる作品は、素描を含め、世界に十数点現存しています。本展では、レオナルドの愛弟子サライが、師の構図に基づいて制作したとされる作品をはじめ、油彩画3点を含む計5点(すべて日本初公開)を紹介します。 |
美術史上、最高傑作と讃えられる《モナ・リザ》(ルーヴル美術館蔵)は、制作年代や絵のモデル、注文主など、未だ解決されいていない、いくつもの謎が存在します。 本展では「もうひとつの未完の《モナ・リザ》ではないか」という説もある作品を日本初公開します。 |
《アイルワースのモナ・リザ》 16世紀 (レオナルドによる1503年の未完成作説あり) 個人蔵 |
サライ(帰属) 《聖母子と聖アンナ》 1510-20年 フィレンツェ、ウフィツィ美術館蔵 © Gabinetto Fotografico della S.S.P.S.A.E e per il Polo Museale della cittá di Firenze |
レオナルド派 《レダと白鳥》 16世紀 ローマ、ボルゲーゼ美術館蔵 © Alinari, Licensed by AMF, Tokyo / DNPartcom |
レオナルドの弟子サライや、レオナルド派のジャンピエトリーノ、同時代に活躍したラファエロ工房など、数々の日本初公開作品でルネサンス期の美の世界を堪能! |