過去の展覧会

近江巡礼 祈りの至宝展

展覧会概要主な出品作品関連イベント刊行物







国宝《人道生老病死四苦相図 六道絵のうち》鎌倉時代、聖衆来迎寺蔵(1/29〜2/11まで展示)

昔の人のイメージした地獄の世界は何とも不思議です。見る人を地獄界へ導きます。
聖衆来迎寺(しょうじゅうらいこうじ)所蔵の《六道絵 国宝模本》江戸時代(15幅)を前期、後期に分けて展示します。


重要文化財「如意輪観音像」
絹本著色 一幅 鎌倉時代 法蔵寺蔵【後期】

重要文化財「千手観音二十八部衆像」
絹本著色 一幅 鎌倉時代 大清寺蔵【後期】

琵琶湖から現れた薬師さん!

重要文化財「薬師如来立像」【前期】
銅鋳造 鍍金 奈良時代 聖衆来迎寺蔵
滋賀県外初公開!山越し観音!

重要文化財「聖観音像」
木造 平安時代 荘厳寺蔵


滋賀県指定「僧形八幡神坐像」
木造 鎌倉時代 金勝寺蔵



国宝《透彫華籠》
銅鍛造・金銀鍍 平安~鎌倉時代 神照寺蔵

華籠は散華供養(けこさんげくよう)の花びらを盛る器。散華(さんげ)とは諸仏を供養するために蓮弁をかたどった紙の花びらを散らすこと。
本作では宝相華唐草文(ほうそうげからくさもん)を透彫りし、とくに外面は鋤彫(すきぼり)りを加えて立体的に表している。全体を鍍金(ときん)し、さらに宝相華と唐草の要所に鍍銀を施すなど、デザイン性にも技術的にも優れた名品。





海北友松(かいほうゆうしょう)や、横井金谷(よこいきんこく)紀楳亭(きばいてい)など近江の絵師のほか、狩野安信(かのうやすのぶ)狩野益信(かのうますのぶ)狩野栄信(かのうながのぶ)ら狩野派、近年人気の奇想の画家伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)曾我蕭白(そがしょうはく)、風俗画の月岡雪鼎(つきおかせってい)、花鳥画の宋紫石(そうしせき)、尾張の文人画家・山本梅逸(やまもとばいいつ)中林竹洞(なかばやしちくとう)、その他、岸岱(がんたい)張月樵(ちょうげっしょう)松村呉春(まつむらごしゅん)円山応震(まるやまおうしん)塩川文麟(しおかわぶんりん)と近世から近代まで17人の絵師が登場。また《日吉山王祭礼図(ひえさんのうさいれいず)》など、琵琶湖周辺の景観や近江ゆかりの近世絵画を紹介。

「日吉山王祭礼図」六曲一双、江戸時代、個人蔵 日吉山王社の祭礼!船で神輿渡御(みこしとぎょ)!【前期】
県指定文化財を滋賀県外初出品!
近江の武人画家 海北友松「東王父西王母図(とうおうふせいおうぼず)」六曲一双、桃山時代、浄信寺蔵【後期】
重文 曾我蕭白(そがしょうはく)筆「楼閣山水図」六曲一双、江戸時代、近江神宮蔵 憧れの景観を描いた水墨の傑作!【後期】