過去の展覧会

開催概要第1章 家康第2章 慶喜関連イベント刊行物

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第2章 慶喜
第1節 最後の将軍・慶喜

将軍時代の慶喜を写真・錦絵・所用品で紹介します。貴重な慶喜の将軍時代から晩年までの様々なポートレイト写真をオリジナルプリントで紹介。また、大政奉還を決意した場に立っていた、二条城黒書院の「帳台構(ちょうだいがまえ)」の他、幕末の二条城を写した古写真なども展示します。


徳川慶喜「誠」 個人蔵〈全期間〉

重要文化財 狩野尚信「二条城二之丸御殿黒書院一之間障壁画帳台構小襖松桜柴垣禽鳥図」 京都市所蔵〈1/12~30〉
慶喜が大政奉還を決意した場にあった障壁画!

 

第2節 文人・慶喜-書画・写真・油彩画

慶応四年七月、静岡宝台院に謹慎場所を移す。謹慎解除後、慶喜は鷹狩、投網、狩猟、油彩画、写真などに没頭し、静岡で約三十年もの間、徳川宗家の隠居として暮らしました。特に油彩画と写真は、幕臣で油彩画や写真の技術のあった中島仰山(鍬次郎)や、静岡の写真師・徳田孝吉などに手ほどきをうけている。こうした慶喜の生活が記された『徳川慶喜邸日誌』(通称家扶日記)や、慶喜が描いた油彩画9点が一堂に会す、またとない機会です。さらに、特に静岡時代に撮影された貴重な古写真を多数紹介します。


徳川慶喜「風景」 個人蔵〈全期間〉

徳川慶喜撮影「静岡猫ハン」
茨城県立歴史館所蔵〈1/2~16〉
慶喜が愛猫を撮る!

 

第3節 家達と静岡誕生

徳川宗家十六代当主・家達の肖像写真や、幕臣画家・川村清雄の大作も展示します。徳川家ゆかりの寺院に残された慶喜、家達の書や、慶喜・家達が家康を崇拝した証ともいうべき作品により、徳川家と静岡が育んできた美術を紹介します。


川村清雄「徳川家達幼年期肖像」
徳川記念財団所蔵〈1/2~30〉

小山栄達・徳川家達賛「徳川家康御影」
個人蔵〈全期間〉
歯朶具足を着て金扇馬標を掲げた、関ヶ原合戦時の徳川家康像に、
家達が賛を寄せた。