過去の展覧会
ルドンは1879年、39歳の時に石版画集『夢のなかで』を発表し、実質的なデビューを果たします。空想的な怪物たちがうごめく世界は、同時代の印象派の画家たちが、明るい現実の光を留めようと求めた画面と一線を画すものでした。科学と空想、そして哲学が混在する「黒」の芸術を辿ります。
《『夢想(わが友アルマン・クラヴォーの思い出のために)』
6.日の光》1891年 リトグラフ、紙 岐阜県美術館 |
《蜘蛛》1887年 リトグラフ、紙 岐阜県美術館
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《『ゴヤ頌』 2.沼の花、悲しげな人間の顔》
1885年 リトグラフ、紙 岐阜県美術館 |
《『起源』 3.不恰好なポリープは薄笑いを浮かべた
醜い一つ目巨人のように岸辺を漂っていた》 1883年 リトグラフ、紙 岐阜県美術館 |
《『夢のなかで』 2.発芽》
1879年 リトグラフ、紙 岐阜県美術館 |
《『エドガー・ポーに』
1.眼は奇妙な気球のように無限に向かう》 1882年 リトグラフ、紙 岐阜県美術館 |
《光の横顔》
1886年 リトグラフ、紙 岐阜県美術館 |
《神秘的な騎士あるいはオイディプスとスフィンクス》
1892年頃 木炭、パステルで加筆、画布で裏打ちした紙 ボルドー美術館 |
※作家名の記載がないものはすべてオディロン・ルドン作