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春信一番!写楽二番!



展覧会構成
第1章 錦絵以前 浮世絵版画の始まり

浮世絵版画は、墨一色で摺られた「墨摺絵(すみずりえ)」にはじまります。墨摺絵に筆で彩色する「丹絵(たんえ)」、「漆絵(うるしえ)」、「紅絵(べにえ)」、続いて墨摺に草・黄・紅色を木板で摺り重ねる「紅摺絵(べにずりえ)」が考案され、さらに色数の多い木版多色摺、いわゆる「錦絵」が誕生することとなります。



大森善清《『よろひ桜』より「紅葉狩」》
元禄15-16年(1702-03)頃 墨摺画帖のうち1図
Philadelphia Museum of Art: Gift of Mrs. Anne Archbold, 1946


初代鳥居清信《二代目市川団十郎の鳴神上人と中村竹三郎の雲の絶間姫》
正徳5年(1715) 大判丹絵
Philadelphia Museum of Art: Gift of an anonymous donor for the Henry LaBarre Jayne Collection, 1927

二代鳥居清倍《はいかい五色ずみ初代市村亀蔵の金五郎と初代佐野川市松の小さん》
延享4年(1747) 細判紅摺絵
Philadelphia Museum of Art:
Gift of Mrs. Emile Geyelin in memory of Anne Hampton Barnes, 1960

第2章